3.筋弛緩剤(マスキュラックス)とはどんな薬?
-点滴投与すると殺傷能力があるのだろうか?ー
筋弛緩剤とは、
筋肉を動かす末梢神経に作用して、筋肉を動かなくする薬です。
普通、手術の時、静脈に注射します。
筋肉には作用しますが、脳の機能には直接影響はありません。
脳に影響するのは、肺を動かす筋肉が緩むため呼吸が止まり、脳に酸素が回らなくなり心臓も停止します。そのため、手術では人工呼吸で酸素を送るため問題はありません。
“マスキュラックス”の説明書には、以下のように記述されています。
『排泄半減期は11分±1分で、短時間で代謝または排泄されて血中から消失する』と。
多くの専門家は
『筋弛緩剤を点滴で体内にゆっくりと入れた場合は、体内に入ると同時に代謝されるので効果は少なくなる』と指摘しています。
公判では検察側の証人も
『500mlの点滴ボトルに4mgのマスキュラックスを入れて5分後に患者が急変するなどありえない』と証言しています。
犯罪を立証するには
点滴ボトルにマスキュラックスをどの程度入れたのか、
その時の点滴速度は?点滴中の患者の症状の変化?など具体的なものが必要です。
しかし、そのような具体的な立証は、警察も検察も全くしていません。
-点滴投与すると殺傷能力があるのだろうか?ー
筋弛緩剤とは、
筋肉を動かす末梢神経に作用して、筋肉を動かなくする薬です。
普通、手術の時、静脈に注射します。
筋肉には作用しますが、脳の機能には直接影響はありません。
脳に影響するのは、肺を動かす筋肉が緩むため呼吸が止まり、脳に酸素が回らなくなり心臓も停止します。そのため、手術では人工呼吸で酸素を送るため問題はありません。
“マスキュラックス”の説明書には、以下のように記述されています。
『排泄半減期は11分±1分で、短時間で代謝または排泄されて血中から消失する』と。
多くの専門家は
『筋弛緩剤を点滴で体内にゆっくりと入れた場合は、体内に入ると同時に代謝されるので効果は少なくなる』と指摘しています。
公判では検察側の証人も
『500mlの点滴ボトルに4mgのマスキュラックスを入れて5分後に患者が急変するなどありえない』と証言しています。
犯罪を立証するには
点滴ボトルにマスキュラックスをどの程度入れたのか、
その時の点滴速度は?点滴中の患者の症状の変化?など具体的なものが必要です。
しかし、そのような具体的な立証は、警察も検察も全くしていません。