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旅をする映画が大好きです。
なぜ? そう思うのかは自分でもよく分からない・・・
この作品が大好きです。
まっすぐな道と何処までも抜けるような青い空。
乾いた空気がこれほどまでに美しいと感じる作品はそうそう無い・・・
主人公トラヴィスと息子の邂逅、親子の絆、夫婦のあり方など
テーマとしては凄くありきたりな内容なのだが、感情移入出来る主人公の人物像が素晴らしいです。
ヴィム・ヴェンダースはドイツ人監督。
この作品を「アメリカ映画のオマージュ」としている。
たしかにアメリカを舞台にした映画でありながらどこかアメリカらしくない雰囲気があって不思議な印象を受ける。
この不思議な印象って何だろうか・・・
登場人物たちの孤独と、アメリカ映画が描くことを止めてしまった愛の形がこの作品にはあるって事か・・・
「無くしてしまった愛を取り戻す旅」
たしかに凄く恥ずかしくもあり、能天気なアメリカ作品ではこんなに度ストライクな展開は無いだろうね(笑)
主人公が本編でも語っているが、題名の【パリ、テキサス】ってテキサス州パリスってことですね。
やっぱり映画って素晴らしい・・・そう思える作品でした。