MASTER PIECE

映画 音楽 書籍 etc

ショート・ピース

2014年04月12日 21時02分02秒 | 映画



本日観ました。
巷の評判は上々でしたのでかなりの期待感・・・

「九十九」

オープニングの作品が終わり本編最初の作品。
結果から言ったら、この作品が一番良かったです。

旅の修理業者が森の中で道に迷い、祠の中で一晩過ごす事になるが。
夢とも現実ともつかない不思議な出来事と遭遇する・・・

この作品集は「日本」をテーマにした作品なのですが
日本人がもつ八百万の神への畏怖や物への大切な心とかがテーマですね。
正直、この修理業者が忘れていた物を大切にする心を持っていて
不思議な話ではあるが、なんとも清々しい気持ちになる作品でした。
全体を通してメッセージを一番強く感じた話ですね。

「火要鎮」

江戸時代の火消しの話。
観た感想は・・・中途半端な印象です。
昔の人はどうやって火事を消したっていうと延焼を防いだっていう事か?
それで壊される民家はたまったものではないが・・・(笑)
それはそれで幕府から保障などあるのかも知れませんが。

「GAMBO」

うーん、話自体が謎ですねぇ~
鬼の生贄に怯える村人と雇われた猟師。
でも主人公はGAMBOという白い熊・・・
このGAMBOが鬼退治に向かう、なぜかGAMBOは人間と心が通じ合うみたいで
元々GAMBOって鬼の仕業で人間から熊に変えられた(イメージ)みたいで
その鬼も本当は宇宙人ですか?って思えるシーンもあり、ある程度の説明も何もないので
観る側が想像するしか無いですね(笑)
一番実験的な作品でした。

「武器よさらば」

戦闘シーン満載のアクション作品。
戦闘エリアの武器を破壊するために任務に就く自衛隊?みたいな部隊。
廃墟の町には無人ロボット装甲車が部外者を警戒していた・・・

これってアクションが主体なので判りにくいですが、武器破壊の為に部隊は武器を使って対抗するし。
武器が無くなったラストは、なんとも原始的な石で対応するって・・・
題名からして「武器よさらば」が皮肉ですね(笑)
平和維持のためには武器ってなくならないって事か・・・

大友作品と実験的な映像が好きって人には良く出来た作品ではあるかと・・・
私は正直に言うと「メモリーズ」みたいなメッセージ性は感じ取れなかったです。