MASTER PIECE

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月はどっちに出ている

2015年01月12日 21時16分48秒 | 映画



東京旅行で購入したDVDですね。
今回DVDで再見したのですが、まぁ~いい作品でした。

在日コリアンとタクシー会社と多国籍恋愛事情って・・・うん、ビデオで観た時よりも新鮮で面白いです。

梁石日の原作「タクシー狂操曲」も読んだけど、原作と映画ではまったくの別物。。。
監督が崔洋一なのでもっと在日っていうアイデンティティを前面に押し出した内容になったのでしょう。
結果、素晴らしいテーマと内容を持った作品だと思います。

主人公の忠男とコニーの恋愛事情が中心になっていますが、重くなく軽くも無く、いい距離感で描いてあります(笑)
主人公は在日というアイデンティティについては悩むことも無く大きな問題とは考えてないので
この作品のテーマ自体には重い感じはありません・・・あくまでもタクシー業界の悲喜こもごもなエピソードですね。

最後に優歌団の「Woo Child」がいい感じに作品のエンディングを締めていて泣けてくる感じも大好きです。
「人生にはいろいろあるんだけどこれからも生きていくんだよねぇ~」って印象です(笑)

間違いなく日本映画のマスターピースな作品だと思います。