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「何様目線だよ」BUCK-TICK櫻井敦司さん追悼文に批判 くるり岸田繁お詫び「よく分かりませんが、なんかすみません」
2023年10月26日12時41分
https://www.j-cast.com/2023/10/26471703.html
ロックバンド「くるり」のボーカル・岸田繁さんが2023年10月25日、X(旧ツイッター)で、急逝した「BUCK-TICK」のボーカル・櫻井敦司さんを追悼した投稿に批判が集まったことを受け、「なんかすみません」とお詫びした。
櫻井さんは19日のライブ中、体調不良で病院に救急搬送されたが、同日に脳幹出血のため死去した。57歳だった。バンド公式サイトで24日、発表があった。
「私言葉がおかしいんかな?」
岸田さんは24日、櫻井さんの訃報を受けXを更新。「直接の面識はありませんでしたが、先輩ミュージシャン数名に連れて行かれたとある飲み会に一瞬来られ、さっと全員分の会計をして颯爽と帰られたことがありました。ご馳走様でした。そんなに掘り下げて聴いていたわけではありませんでしたが、好きな曲が数曲ありました。なんとなく応援していたバンドのシンガーでした。ご冥福をお祈りします」と追悼した。
この投稿に、「故人に対して特に強い思い入れがないなら無理に書く事ないと思う」「同業者が書く追悼文じゃないだろ」「『なんとなく応援』って何様目線だよ」などの批判が一部から集まっていた。
岸田さんは25日、「誤解を招くと嫌なので」として24日の投稿を引用し、「ご家族の方々やバンドのメンバースタッフご友人の皆さまのことは勿論、長く応援されてきたファンの方々のことを思うとただただ胸が痛みます。一度ちゃんとお会いしてお話ししてみたかった人なので。同業後輩として、哀悼の意を表します」と釈明。しかしこの投稿にも一部ユーザーから、「なんでそんな上からなの」「黙ってりゃいいのに」などの声が寄せられた。
岸田さんは更に25日19時頃にXを更新。「私言葉がおかしいんかな?よく分かりませんが、なんかすみません」とお詫びし、「お悔やみの報を見るとただただ悲しい気持ちになります。憧れ、というよりは畏怖の念に近いものを持っていた方だったので。近い人のそれは勿論のこと、遠い人でも私は私なりに心を痛めることもあります。ただそれだけです」と真意を説明している。
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くるりは大体こんな感じはするのでしょうがないとは思う。
軽めのメッセージでひたすら書いているから。
本来であれば人の死、特にメッセージ性を持ったアーティストやスポーツマンや政治家など、誰かのためになにかをした的なイメージがある人に対しては、軽くは扱うべきではない。
「なんとなく応援していたバンドのシンガー」はまあ分からんこともない。
ただ、言い換えるならば、「私とは方向性が異なっていて、櫻井さんご本人と接する機会がやはり比較的にかなり少なかった方です。ですが、しかしそれでも人への琴線へ届かせる能力があったことは間違いありません。私においても数曲ですが心と思い出の棚にずっと大切に仕舞っていて、時折引き出しては参考にさせて頂いている曲があります。この意味で櫻井さんは私の中にも、皆さんの中にもずっとずっと生き続けています。櫻井さんは死んではいません。その生きている形態が変わったのです。そしてその生きている櫻井さんを私はやはりジャンルが違いますから、どっぷり内蔵をすりあわすなんてことはできませんけれども、私の貴重品箱の棚から出したりしまったりを繰り返し、大切にした上で、私が思う櫻井さんの素晴らしい部分を、勝手ながら自分自身に組み込んでいきたいと思っています」と言った方が適切だった。