人間社会構築の自己矛盾

人間社会と言うのは、人間それ自身が望んで構築したものである。
しかしそれにも関わらず、そこにいる人間自身が傷ついたり疲弊したりする。
そのような自己矛盾をいつの時代も内包して来た。

例えば王政だ。
人間は社会学的に１５０人単位で集合する性質を持つ。
一方、それを神話や噂話と言う想像におけるニカワを用いれば、それ以上の国家と言う単位を持つことが可能になる。
集合をした場合事業の運用を行うが、そこでは構造を発生させることになる。
その事業運用の構造には、大きく分けて支持職制と現場職制の二種に分かれる。
この二種がそれぞれ社会構造の上層部と下層部に分かれることになり、それが地域や時代ごとに細かくなったり大雑把になったりする。
その階層が固着化し、社会地位となり、ヒエラルキーとなる（そのトップが王）。

人の集合と言うものは、大集合的には、望んで王政を選択し、構築したはずだ。
一方、それであるにも関わらず、そこには問題が積算し、自重に耐えきれなくなった人間社会のピラミッドは自壊を起こし、別の集合体制へと移行する。

これは王政から移行した資本主義体制下の社会でもこれが言える。
資本主義社会は無論のこと人間集合が作ったものだ。
しかし資本主義社会と言うものは、人間自身が自ら作ったにも関わらず、次第に発生するであろう問題を構造的必然として内包し、そこにいる人間は疲弊し、不満を鬱積させた。
人間の作った構造が人間自身を苦しめると言うのは、王政であっても資本主義社会であっても変わらない。
人は自己実現のためという名目に踊らされ、社会的地位の上昇を余儀なくされ、競争を強いられ（しかし不思議なことに社会的規範として確立しているがゆえに他人から押し付けられていると言う意識はない）、労働を強いられ、疲弊をし、人間らしい生活を送れなくなっている。

Netflixドラマ ウェンズデーにおけるハンドの不憫さ

ハンドが八面六臂の大活躍をするのに、無能とかと呼ばれて凄い不憫。
（尾行がまかれたのは仕方がなかった。）
ウェンズデーがそう言っていたが、自分だったらできたんかいと。

Paint it blackの演奏で、ゾーンに入っている感じが好き。
あと独奏のはずだが、いつの間にか伴奏やコーラスが入る。

ガラット X グレンラガン

・似ている。
・と言うかゴーグルモチーフの主人公は腐るほどあったと思うけれども。
・ちなみになんとガラットのテーマソングをしょこたんのお父さんが歌ってて、グレンラガンのテーマソングはしょこたんが歌った。

ガラット：



グレンラガン：

３０年前の古い邦楽を聞いていて思うこと

「タンゴむりすんな」（1995年）をちょっと聞いていて思ったこと：

・この時代は、レベルが高い曲も低い曲もほどほどに同居する。
・「タンゴむりすんな」は低い方。
　好きな人も多いでしょうけれども。
・何がどう低いのかというと、曲調の古さは関係なく（むしろ同じような曲調の「恋のフーガ」は完璧な出来）、途中のサビの部分で曲の継ぎ接ぎが見えてしまっているところである。これはメロディーもそうであるし、歌詞もそうだ。
・「なんちゃって」の部分はかなり無理があるな。かなりむりくりに入れた感じがする。なんちゃっておじさんも1977年だからなんでこれ入れたんだろう？　

ちなみに同じ年に発表されたのがB'zのLOVE PHANTOMだぞ。
色々と何かがバグってる。

ご婦人でご留意頂きたいのが、掃除の時にLOVE PHANTOMの歌詞「いらない何も捨ててしまおう」と歌ってしまう方は年がバレるということです。

韓国におけるシャインマスカットの種苗窃盗について

と言うことで、韓国ではこの件大絶賛である訳なのだが（勿論一部反対意見はある）、何がどう絶賛されているのか、韓国側の書き込み翻訳を読んだ上で、私なりに整理する。

・まず韓国国内では「日本＝絶対悪」であるので、何とかして自らに課された雪辱を晴らしたいと思っていた。手段は問わない。
・そうした時、にっくき日本から優れた種苗を持ち出したと言う話があった。
・また、韓国自身には、受験勉強・就職以外の地道な努力は軽視され、時には嘲笑の類を受けるような社会的風土である。よって地道で地味な努力をパスできる技術や情報の窃盗やコピーは称賛される。

と言うことで、周辺に窃盗を咎めるどころか称賛・賛美する国家があるのだから、日本もそれなりにガードを固めなければいけない、と思った次第。
で、盗まれたならば盗まれたなりに「盗まれた方がアホ」とか言うんでしょ？　

そうなったらね、人に会ったら人を斬り、仏に会ったら仏を斬る、そういうことは誰しもがしたくはないのだけれども、やはりそういう対応をせざるを得なくなると言う社会状況を考えなければいけないんですよね。

盗まれそうなものを泥棒から防ぐ、これだけは人に与えられた絶対不動の権利ですよ。