日本社会が目指すべき場所について考える。
国家と言う単位で考えてみれば、どう考えても「その国の国民が幸せであること」を念頭にして国政がなされるべきであるが、その具体的内訳は何か。これを整理する。
・軍事的に平和であって、他国からの侵略がないこと。
・政治的圧力がなく、自由な発言ができること。
・自由な商売ができ、職業選択の自由があること。
・食料物資が十全にあって不足がないこと。農業生産が十全であること。
・犯罪などに遭わず、治安が良いこと。
・都会と地方によらず、上下水道、電気、ガス、インターネット、道路のインフラが問題なく利用できること。
・医療がその世界内において相対的に充実していること。
・人が一生暮らしていくことに関し、その就業状態が健全であること。
就業は個人の人生の権利的確保と周囲社会の形成がために行われるものであって、上位層が利用して利益を出さんがための消耗品ではない。
・健全な内発的努力はあって良いが、外圧からの命令服従による奴隷労働に似た、人間の健全な活動営為を阻害するようなことはあってはならないこと。
・利得の増加と共に、負荷の低減と個人の人生営為の保証を行うこと。
・長期世代に渡る社会の構成を目指し、老人福祉重心の社会ではなく、出産、育児にもバランスを取る。そうでないと長期世代に渡る社会の構成はできない。