とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

トヨタ、国内全工場を停止へ 部品会社にサイバー攻撃

2022-02-28 22:16:20 | IT・ビッグデータ・新技術

トヨタ、国内全工場を停止へ 部品会社にサイバー攻撃
2022年2月28日 19:11
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD289MK0Y2A220C2000000/

トヨタ自動車は28日、3月1日に国内全工場(14工場28ライン)の稼働を停止すると発表した。トヨタ車の部品をつくるサプライヤーがサイバー攻撃を受け、部品供給を管理するトヨタのシステムが影響を受けたため。2日以降に通常稼働に戻せるかどうかは精査中とみられる。トヨタは日本経済新聞社の取材に対してコメントを控えた。

国内全工場を1日に止める影響は、トヨタの国内の月間生産台数...

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岸田首相、核の共有「認められぬ」 非核三原則を堅持―参院予算委

2022-02-28 22:16:20 | 国内社会批判
OK。


岸田首相、核の共有「認められぬ」 非核三原則を堅持―参院予算委
2022年02月28日12時28分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022022800552

 岸田文雄首相は28日の参院予算委員会で、米国の核兵器受け入れ国が使用に際して意思決定に加わるニュークリア・シェアリング(核兵器の共有)の検討を求める声が出ていることについて、「非核三原則を堅持するわが国の立場から認められない」と語った。立憲民主党の田島麻衣子氏への答弁。
 自民党内には、核兵器の共有に関して、「世界はどのように安全が守られているかという現実について、議論していくことをタブー視してはならない」(安倍晋三元首相)などの意見が出ている。

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ロシア関連

2022-02-28 21:58:23 | 海外・国内政治情報等
とにかく情報はこちらへひとまとめに。
と言うか情報戦は欧米側が一枚上手だな。
アルジェリア戦争とベトナム戦争は国際世論の傾きで撤兵したやんと。
ここも計算に組み込まれているのか? 

1.ウクライナ住民に叱られて泣きだすロシア兵。



2.
米国、ロシアへの制裁の参加パートナー32カ国発表…韓国は外された
2/28(月) 6:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a1eda2358c5afffcb8e92428642fcfb3f3ad10a

米外交問題評議会(CFR)のスコット・スナイダー上級研究員も現状を韓国の認識をテストする「リトマス試験紙」に比喩して「世界10位圏の経済と広範にわたる分野で強い国力を持つ韓国がその地位にふさわしい期待とはかけ離れた姿を見せている」と指摘した。


3.
https://www.berliner-zeitung.de/welt-nationen/russische-bomber-mit-kurs-ukraine-eu-liefert-kampfjets-an-die-ukraine-li.214325
EUの外交政策責任者であるジョセップ・ボレルは、EUがウクライナに戦闘機を即時に供給することも発表しました。

4.
モスクワ証券取引所は予定通り開かれず、少なくとも午後3時までは取引不可

BREAKING: Moscow Stock Exchange won’t open as scheduled, no trading until at least 3 p.m. – RIA
http://twitter.com/BNONews/status/1498160630209126400

5.

まあ言うて、この頃は誰も予想しとらんかったからな・・・(中村逸郎さん以外)

6.

プーチン大統領が目論む「ウクライナ侵攻」の勝算
2021.12.24
https://friday.gold/article/100385

クリミア半島併合から7年、いま本当の危機が迫っている
「Xデー」はソ連崩壊からちょうど30年の’21年12月26日か

「ロシアは近いうちにウクライナに侵攻すると私は見ています。米露首脳会談が年末にも行われるという情報がある。それだけ情勢は逼迫(ひっぱく)しているのですが、双方の溝(みぞ)が深く、実現できずに終わるかもしれません。’21年12月26日は、ソ連崩壊からちょうど30年の節目。プーチン大統領(69)にはこのタイミングでウクライナを取り戻したいという思惑がある。会談が流れれば、侵攻は決定的になります」(ロシア政治を専門とする筑波大学の中村逸郎教授)


7.

CNNの取材班は、ロシア支配地域からウクライナ南部のケルソンに架かる橋を訪れました。橋の周辺では戦闘があり、4つの大きな砲弾のクレーター、10台のウクライナ軍装甲車、数人の死者を目撃したが、ウクライナ軍はそれらを押し返すことができたようである。

金曜日の朝には、ジェット機の低空飛行も目撃された。ロシア軍は橋の反対側の隠れた場所にいると言われている。

一方、市民はまだ橋の上を車で行ったり来たりしている。

CNNの取材班は、金曜日の朝、ケルソンで空襲警報のサイレンも聞いている。

https://edition.cnn.com/europe/live-news/ukraine-russia-news-02-25-22/h_7a08b9e35b03877fb972a2b9e27e0c82

これ情報戦の一端やな。実態の数字が出てない。

8.
鳩山由紀夫「G7側はこれ以上緊張を高めることはしないとロシアには言うべき」
基本的に譲歩の文章になるのだが、もう現実を見るべきよな・・・
この時節に至ってまでブレてないと言う部分だけ尊敬しますけど。


9.

https://news.yahoo.co.jp/articles/e9715e0c07bbef7100758c04df1ab392af5be36f

ロシアのプーチン大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領ら23人の要人を暗殺するためにアフリカから傭兵部隊を雇い入れ、首都キエフに送り込んだ。27日の英紙タイムズが報じた。

 記事によれば“暗殺リスト”には同大統領をはじめとするウクライナ政府の閣僚全員に加え、ボクシング元WBC、WBO世界ヘビー級王者のビタリ・クリチコ・キエフ市長らも含まれている。

 プーチン大統領は、親交が深いロシア人が運営する大手傭兵エージェントから2000人をピックアップし、そのうちの最精鋭400人をベラルーシ経由でキエフに送り込んだという。部隊は携帯電話などを用いて「ゼレンスキー大統領の居場所を常に把握しており、クライアントからのゴーサインを待っている」という。

 ロシアとウクライナは28日午前(日本時間同日午後)から停戦交渉を行うことで合意と伝えられるが、同紙によれば、傭兵部隊も「プーチン大統領は停戦交渉に合意する意思はない」と伝えられており、「ベラルーシ国境で行われる交渉は“巧妙なうそ”だ」と断じた。ゼレンスキー大統領も「交渉に大きな期待はしていない」と語っている。

 ゼレンスキー大統領は、ロシアの特殊部隊などから自身の命を狙われていると認め、米国からは避難するよう勧められたが「私に必要なのは弾薬で、(避難用の)飛行機ではない」と語り、首都キエフにとどまると宣言している。

https://www.thetimes.co.uk/article/volodymyr-zelensky-russian-mercenaries-ordered-to-kill-ukraine-president-cvcksh79d


10.

Війна Україна Росія – у Білгороді 5 тис. контрактників влаштували бунт та відмовилися їхати воювати з Україною

ベルゴロドでは、5,000人の請負業者が暴動を起こし、ウクライナとの戦争に行くことを拒否しました。エクスクルーシブ

ロシアのベルゴロドでは、何かが疑われ始めているようです。

OBOZREVATELに知られるようになると、ハリコフ、ルハンシク、スミー地域と国境を接するベルゴロド地域で、ロシア軍の間で実際の暴動が発生しました。ウクライナに送られるために急いで集まった約5,000人の請負業者は、私たちの州の領土でプーチンのために戦うために行くことを拒否しました。

正式には、反政府勢力の請負業者は、ウクライナでの敵対行為に参加することを拒否したことを正当化し、契約には規定されていないと述べています。
https://news.obozrevatel.com/ukr/russia/u-bilgorodi-5-tis-kontraktnikiv-vlashtuvali-bunt-ta-vidmovilisya-ihati-voyuvati-z-ukrainoyu-eksklyuziv.htm



11.

SWIFT排除の制裁で
なお、この制裁でクレカが使えなくなるとの観測が出ているため全員慌てて早朝から並んでる模様
https://video.twimg.com/ext_tw_video/1497936442844188672/pu/vid/464x848/egQmQylo6Uonv8vL.mp4

30年前も似たような光景が・・・
紙幣が使えなくなるってんで硬貨に両替してたというね。コペイク。

12.

公開されたある映像で、ロシア軍捕虜はテープで目隠しされていて軍服を着た姿だった。

この捕虜は出生年度や居住地などを聞かれると、イルクーツクから来た2002年生まれの運転兵だと紹介した。
あわせて「我々はここがウクライナだとは知らなかった。軍事訓練だと思っていた」とし「ウクライナ侵攻について知らなかった。プーチンにだまされた」と話した。

ウクライナ国防省が公開した別の映像では、降参した別のロシア軍人は「お母さん、私をここから救出してください」とし「私たちはここで民間人を殺している」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/eb1672497255276fdd5486b41e17931ea4052cf3


13.

焦点:SWIFTでの制裁、ロシア経済に壊滅的打撃も
2022年2月28日11:49 午前
https://jp.reuters.com/article/seift-russia-analysis-idJPKBN2KX06Z

西側諸国が26日、ロシアの「一部」銀行をSWIFT(国際銀行間通信協会)から排除すると決めたことは、同国経済に深刻な打撃をもたらす一方で、西側の企業と銀行にも大きな痛みを及ぼす。西側が制裁をさらに拡大する余地を残している点も重要だ。

SWIFTは国境を越えた迅速な決済を可能にするメッセージシステム(ネットワーク)で、国際貿易の主要な決済手段となっている。

SWIFTから排除されたロシアの銀行は、友好国の中国などを含めて国外銀行とのやりとりが困難になり、円滑な貿易取引が難しくなり決済手続きコストが上昇するとみられている。

西側諸国は、ロシア中央銀行によるルーブルの買い支え能力を制限する措置も約束している。ただ、SWIFTの排除対象となる銀行名はまだ明らかにされていない。専門家は、どの銀行を対象にするかによって、この措置の効果は大きく左右されると言う。

「悪魔は細部に宿る。どの銀行が選ばれるか見守ろう」と言うのは、アトランティック・カウンシルのユーラシア・センターに所属する経済制裁専門家、エドワード・フィッシュマン氏だ。

同氏は、ズベルバンクやVTB、ガスプロムバンクといったロシア最大級の銀行が対象に入れば「決定的な大打撃となる」とツイッターに記した。

ズベルバンクとVTBは先に、どんな展開にも備えていると表明した。

金融情報についての訓練プログラムを提供する企業を営むキム・マンチェスター氏は、SWIFTからのロシア排除について「まさにロシアの銀行の急所に切り込む」対応だと指摘する。

マンチェスター氏によると、バイデン米大統領はこれまで制裁対象を選別してきたため、今後さらに多くの銀行を排除し、最終的には一律排除して制裁を強める余地がある。「移動弾幕射撃」のようなものだという。

<ロシア経済に壊滅的打撃>

SWIFTからのロシア排除は、同国の経済と市場に壊滅的な打撃をもたらす可能性がある。

ロシア中銀の元副会長で今は米国在住のセルゲイ・アレクサシェンコ氏は、28日に市場が開くと通貨ルーブルは暴落し、ロシアへの多くの輸入が途絶えることになると予想。「(ロシア)経済の大きな部分が終わりを迎える。最終消費に関連した市場の半分が消滅するだろう。支払いができないとなれば、消費財は姿を消すことになる」と語った。

もっとも、あるロシアの元銀行幹部は、排除の対象が既に制裁を受けている銀行に限られたり、ロシア中銀が資産を別の場所に移す時間的余裕を与えられたりすれば、制裁の効果は鈍りかねないと言う。

「既に制裁を受けている銀行であれば、これまでと大して変わらない。しかし、ロシアの上位30行が対象となれば、話は全く違ってくる」と説明。西側諸国の発表は「非常に大々的なものに聞こえ、だれもが大喜びしているが、現実には政治的な発表だ」と述べた。

先に米国が発表したズベルバンクやVTBなど数行への制裁は、ロシアの金融機関による外為取引(1日460億ドル程度)の大半に直接照準を定めた対応だ。ロシアにある銀行資産の約8割が標的となる。

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ロシアの内政 ロシア人は今のロシアをどう思っているか

2022-02-28 21:51:15 | 海外・国内政治情報等
と言うことで、こちらの不毛な議論(言いがかり)からスタート。








私が本で読んだ話だと、ロシアには選挙があります。
しかし投票所の中には監視カメラがあると言う(民主主義で守られるべき秘密選挙の発想がない)。

さて、今回のロシアの件はロシア国内ではどう思われているのか。
優れている記事があったので引用します。


「プーチンはウクライナのファシストからロシアを守っている」なぜロシアではプーチン支持が“圧倒的”なのか? 背景にある「3つの分断」と“反プーチンの動き”:時事ドットコム
2022年02月27日
https://www.jiji.com/jc/bunshun?id=52352



時事ドットコムニュース
>

文春オンライン
>

「プーチンはウクライナのファシストからロシアを守っている」なぜロ…
「プーチンはウクライナのファシストからロシアを守っている」なぜロシアではプーチン支持が“圧倒的”なのか? 背景にある「3つの分断」と“反プーチンの動き”

佐々木 正明 2022年02月27日

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 2月24日にロシア軍によるウクライナ侵攻が開始されてから、メディアやSNSではウクライナの悲惨な状況が飛び交っている。しかし、一般的なロシア人が今回の侵攻をどう見ているかは一向に見えてこない。

 およそ20年にわたってプーチンを支持し続けてきたロシア国民は、今回のウクライナ侵攻をどう捉えているのか。元産経新聞モスクワ支局長で、大和大学社会学部教授の佐々木正明氏が解説する。

◆ ◆ ◆
プーチンに反対しているのは「多くても10%程度」

 ロシア軍によるウクライナへの侵攻が始まった日から、ロシア国内では首都モスクワとサンクトペテルブルクを中心に大規模なデモが発生し、約1400人が逮捕されるなど「ロシア国内の反戦ムード」を象徴する出来事がいくつか報道されています。

 平昌五輪女子フィギュアスケートの銀メダリスト、エフゲニア・メドベージェワや歌手のヴァレリー・メラジェらもSNSで抗議の意を発表するなど、反戦を表明するロシアの著名人も徐々に増えてきました。

 しかし、これらを見て「ロシアの一般市民の多くは今回の戦争に反対している」と考えるのは早計です。今でもロシア人の大部分はプーチン大統領を支持していて、ウクライナへの侵攻にハッキリ反対している人は、選挙分析や人口動態から見て人口の10%程度はいるのではないか、という目算です。プーチンに対して懐疑的な人はさらに多いはずです。

 それでも2月初めに非政府系の組織が発表した調査では、プーチン大統領の支持率は70%に迫っていました。刻一刻と状況が変化しているとはいえ、現在もそれが大きく低下しているとは考えられません。

 では誰がプーチンを支持し、誰が反対デモを起こしているのでしょう。それを理解するためには、ロシアに存在する3つの大きな「分断」が重要になります。

 1つめの分断は「ソ連時代を体験したかどうか」です。現在30代後半以上のロシア人は、ソ連が崩壊した1991年以前の記憶を持っています。そしてソ連末期や90年代のエリツィン大統領時代は、多くの人にとって“苦しかった原風景”になっています。

 失業率がすさまじく高く、自殺者も多くいました。一家離散など悲惨な事態がロシア中で繰り広げられていた時代を知る世代にとって、プーチンは「国を立て直した救世主」。ロシアが豊かになったのはプーチンのおかげ、プーチンこそが超大国だったロシアを復活させてくれる指導者なのだと考えています。

 しかし30歳以下の若い人たちはそもそも超大国だったソ連という時代を知らないため、プーチンに対する熱狂的な支持者は「ソ連人」に比べて少ないのです。
都市部以外では国営のテレビや新聞だけを見て暮らしている人が大多数

 2つ目の分断は、「国営のメディア以外から情報を得ているか」です。ロシアはメディアへの締付けが厳しく、国営放送のテレビ・ラジオや国営新聞で発信されている情報にはかなり規制が入っています。

 モスクワやサンクトペテルブルクのような大都市部には英語などを使える人も多く、インターネットやSNSを通じて世界のメディアや情報に接しています。しかし少し田舎の方へ行くとIT化はまだ進んでおらず、国営のテレビや新聞だけを見て暮らしている高齢者がまだ多くいます。

 つまり、自由な言論に触れている人々と、政権のコントロール下にあるメディアの情報だけを見聞きしている人々で世界の見方が全く違うのです。その境目は、インターネットやスマホを自由に扱えるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。
プーチンに盾突くのは大げさではなく「死」を意味する

 3つめの分断は「ウクライナの今を理解しているかどうか」です。ウクライナは1991年の独立以降、民主主義体制を確立して表現の自由を謳歌してきました。ウクライナの親露派と反露派の国会議員どうしが殴り合いの喧嘩をする場面を見た人もいると思いますが、あれはまさに自由があるからこそできることでしょう。

 一方のロシアでは、プーチンの支配が完成しているので、対立すら起きません。クレムリンの主に盾突くことは、大げさではなく「死」を意味します。ドーピングの闇の真実を訴えた医師でさえ「裏切者」呼ばわりされ、今は亡命先のアメリカで暗殺者の襲来に怯えているような状態です。

 ソ連が1991年に崩壊した後、ロシアとウクライナはまったく異なる道を生きてきました。しかしロシアの一部の人たちは、ウクライナが今も昔のままだと錯覚しています。30年間会っていない昔の彼氏・彼女に、過去のイメージをそのまま抱き続けているような状態なのです。

 以上が「3つの分断」です。これはつまり「プーチンがロシアをソ連時代のように再び大国にしてくれると信じ、国営メディアを見て生活し、ウクライナの変化に気づいていない人」がプーチンの固い支持基盤だということを示しています。プーチンはこの層を今回のウクライナ侵攻を支持する層だと認識しており、演説でウクライナ政府をナチスに喩えたのも、その証拠の1つです。

 ロシアでは第2次世界大戦のことを「大祖国戦争」といいます。毎年5月9日には大祖国戦争戦勝を祝う式典が開かれ、パルチザンとしてナチスドイツから祖国を守った老兵士たちが赤の広場に招待され英雄として称えられます。

 第2次世界大戦当時、ウクライナでは民族主義が沸き起こり、ステパン・バンデラという人がウクライナ東部を拠点にソ連にレジスタンス戦を仕掛けました。「敵の敵は味方」という論理からナチスとも協力し、ソ連軍と戦ったのです。

 このバンデラという人物は、ソ連の歴史教育では「ナチスの協力者」「テロリスト」として扱われてきました。しかし近年のウクライナでは、独立のためにソ連と戦ったバンデラの名誉回復がなされ、両国の間で評価が正反対になっています。

 プーチンが2月24日のテレビ演説でゼレンスキー政権をナチスになぞらえたのはこの流れを意識しているためで、ナチスに勝利したことを誇りに思うロシアの保守派たちには“刺さる”表現なのです
「すべてが崖から落ちてしまった」

 それでも今回のウクライナ侵攻で、ロシア国内でのプーチンに対する信頼感が揺れているのも事実です。ロシアでは許可なく大規模集会を開いたりデモを行うこと自体が禁止されていて、反体制指導者のアレクセイ・ナワリヌイ氏などは神経剤での襲撃を受けたり逮捕されたりしています。若者はもともと政治への関心が薄いうえに、デモに参加することは就職など将来に直結します。その恐怖があるにもかかわらず1000人規模のデモが頻発していること自体がすでに異常事態なのです。

 反プーチン派の動きは他にもあります。昨年ノーベル平和賞を受賞したドミトリー・ムラトフ氏(59)が編集長を務めるロシアの非国営新聞「ノーバヤ・ガゼータ」は、ウクライナへの連帯とプーチン政権への批判的な態度を強め、紙面でも「(ウクライナへの侵攻は)ウクライナの損失よりもロシアの損失のほうがはるかに大きい。ルーブルも未来も、すべてが崖から落ちてしまった」と強い口調で主張しています。

 メディアを管理する官庁がロシアの公式発表以外の報道を禁止する通達を出しているのですが、「ノーバヤ・ガゼータ」はそれに堂々と反旗を翻したのです。

 ロシア国内でプーチンへの支持が揺れている最大の理由は、侵攻先がほかでもないウクライナであったことでしょう。

 ロシアが2014年にクリミアを併合した時は、ほとんどのロシア人は“奪還”に喝采を送りました。それは、かつてロシアの一部だったクリミアの同胞がウクライナ独立後の失政によって苦しんでいて、その人々をプーチンが救出したという意識があったためです。おそらく今でも、クリミア併合については「ロシアに帰ってこられてよかったね」という意識はあまり変わっていないと思います。

 しかし、今回のウクライナへの侵攻は状況があまりにも違います。ロシアとウクライナは同族意識も強く、お互いに血縁者も多くいます。

 乱暴な言い方をすれば、モスクワにとってのキエフは、東京から見た京都のような位置づけです。その場所を爆撃したり民間人が巻き添えになることに対して、プーチン支持者の中からも「なんでこんなことをするんだ」という嘆きと悲しみの反応が出てきているのです。

 現時点で、ロシア国内でプーチンに対するハッキリとした「ニェット」(NO)を掲げる反対派はまだ少数です。「プーチンはウクライナのファシストからロシアを守っている」と軍派遣に賛成する人もまだまだ多くいます。しかしプーチンに対する批判のマグマは溜まりつつあり、目に見えない地殻変動が起きていると私は感じます。

 一般のロシア人に話を聞いても「プーチンは誇大妄想に取りつかれている」「大統領でいること自体が恥ずかしい」「身震いするような恐れを感じる」のような強い言葉でプーチンを批判する人が出はじめています。

 BBCのロシア版サイトには、たった1人で「戦争反対」と書いたボードやウクライナの国旗を掲げて、武装したロシアの特殊部隊「アモン」に拘束されている高齢女性の写真が掲載されていました。それを見て私は胸が苦しくなりましたが、多くのロシア人にとっても目を背けたい光景のはずです。しかもロシア国内では物価が上がっており、今後の生活についても不安がよぎっていることでしょう。

 プーチンの計算違いは、このロシア国民の悲しみと怒りと不安のマグマです。政権は必死に抑え込みにかかるでしょうが、反プーチンの感情を持つロシア人がこれほど現れることは想像できていなかったのではないでしょうか。

 親プーチンと見られていたカザフスタンがウクライナへの軍派遣を断っていたことがわかったり、アメリカや西欧諸国が制裁を強めるなど包囲網を強化していますが、ロシアは国際社会から非難されることに“慣れて”おり、こうした圧力がプーチンに軌道修正を強いる決定打になるかどうかは不透明です。

 むしろロシア国内でたまる反プーチンという感情のマグマこそが、戦争の行方を左右する大きなポイントだと思います。


と言うことで、冒頭のひろゆきの指摘と言うのは、「プーチンに反して死の恐れがあってもきちんとプーチン以外に投票しろよ」と言う主張になるんですが、しかしそれを言っている本人はいの一番に逃げそうな人物じゃないかなと。
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処理リソースを分散させるという攻撃

2022-02-27 22:36:30 | 海外・国内政治情報等
 
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