花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

藤 8

2012年05月10日 01時27分00秒 | 春夏の花
藤棚に咲き始めのフジ。
山の木にかかるヤマフジも邪悪だとか言いつつ綺麗なものだが、こうやって人の手をかけられているものは、素直に綺麗だ。



ゴールデンウィークの4日では今年はまだ少し早かったが、そろそろ良い具合から終わり目くらいであろう。
この週末まで持つか。

木通 2

2012年05月09日 01時58分02秒 | 春夏の花
猛々しく他所の木を締めつけながら、可愛らしい花を咲かすアケビ。

 

だいたい、綺麗な花を咲かし、美味な実をつけるということは、生存競争において後発組のなりふり構わぬえげつない手なのであるが、
ツル植物はそれより更に一手進んだやりくちで、非常に背徳的だ。
それもまた、魅力的だ。

大葦切 2

2012年05月08日 01時26分03秒 | 
葦の茂みのそばに立つ、より見通しの良いハゼの木の枝でギョウギョウと鳴くオオヨシキリ。
大きく開いた口はとても一生懸命に鳴いているふうで良い姿だが、ウグイスが同じように鳴くのに比べると、カエルのような声の地味さが損をしている。
鳥にとっては地味だの損だのという性質の話ではないものだが。

2012年05月07日 00時19分24秒 | 
田植え前の田圃の畦道に現れた、キジ。
体は保護色めいているが、黒っぽいのでそれなりに目立つ。
なによりも顔の赤色が、冗談のような姿である。



鳴き声も絶叫系の大きさで、鳴かずば撃たれまいと格言になるほど堂々としたもの。
何とも不思議な生き物である。

躑躅 10

2012年05月03日 00時31分12秒 | 春夏の花
続きで、洛北の門跡のお寺、曼珠院のお庭のキリシマツツジ。

 

この季節、日毎に咲いては萎れていくツツジには、急かされる感じがして何ともせわしいものだが、花は綺麗なので見ている間はそのことを忘れる。

個人的には花が小さく密度が高いキリシマより、花が大振りだが少なくて葉が多い普通のツツジや皐月のほうが好みだ。
そちらの方が時期が遅めなので蝶が来る、というのが主な理由なのだが。

石楠花 3

2012年05月02日 00時14分55秒 | 春夏の花
三千院でちょうど見頃だったシャクナゲ。
華やかだが派手ではなく、渋めなのがこういうところに似合っている。


 




眺め方によっても色々な表情があって、押し付けがましいところもなく、飽きない。
その分、押しの強い花より印象に残りにくくもあるが、それもまた良し。