花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

瑠璃鶲 2

2006年03月16日 22時07分32秒 | 
ルリビタキの前回のと同じ時の一葉。
青い鳥といっても、カワセミは血まみれのキングフィッシャーであるが、青さで負けてもこちらならば、それなりに幸せなのではあるまいか。

どちらかというと脇の黄色の方に目が行くのは仕方ないことであるといっても、青い生き物を美しいと思う哺乳動物の心は何であろうか。

節分草

2006年03月13日 23時59分44秒 | 春夏の花
特に名前にひねりは無い、セツブンソウ。
旧暦の節分の頃に咲く花である。
意外に、旧暦の季節感は盲点になるもので、いまの節分は鬼は外も何も、寒いよ。ということになるのだが本来、暖かくなりはじめの時期の行事なのですな。
そろそろ活動を始めるから先ず鬼払いを、と。昔の労働は気楽だ。

そんな、白と黄と紺の組み合わせの綺麗な草花。

青鳩

2006年03月12日 19時39分16秒 | 
少々遠いが、アオバト。
青っぽくはあるが、黄緑色の鳩である。

買い物のついでに、曇天で暗いから500レフは諦めて100マクロだけ持って梅撮りでもしようか、と思ったところ、居た。
それなりの望遠のレンズではあるが、遠くはさすがに近くほど解像できない。
これだけ逆光の写真で言うのは酷か。

枝に偽色が出てるのは、F7まで絞れば収まっている。しかし鳥の形は絞り開放のこちらのが良かったのでこちらを採用。

福寿草

2006年03月10日 23時55分48秒 | 春夏の花
なんともめでたい名前の草、フクジュソウ。
黄色い花は色飽和を起こしてナンボだ、と乱暴なことも言ってみたいが、私の趣味としてはアンダー気味よりもオーバー気味の露出が好みなだけ。

後ろの花を等倍で見るとボケ具合が非常に美しい。ここでは縮小することになるのが実に惜しい。

鵤 2

2006年03月08日 22時24分59秒 | 
暖かい日に明るい所で群れてよく見るイカル。
こいつは顔に似合わず、ウグイスくらい澄んだ声でヘーヒーホーと鳴く。
ゲ・ケ、ギョギョという地鳴きを聞くと妙に安心するほど。

この写真では、手前側の足指が器用な形になっている。というか、よくこんな細い枝で安定できるものだ。
顔は無骨で毛の質感は陶器みたようだが、中身は相当に軽いらしいのが鳥の不思議なところ。

白腹 2

2006年03月07日 22時52分20秒 | 
前回は背中からだったシロハラ、今回は前から。
しかして顔の向きは前回と同じ。

わりと明るく見えるが、iso800でシャッタースピード1/15秒。とても暗い所での写真である。相変わらず手持ち。クリアでないのは手ぶれのせいか、MFでやっているのでピントが少し外れているのか、光量が十分でないためかは分からない。

こういう所だと、まさに名前の通り白い腹以外に目立つところは無い。
チャームポイントの黄色いアイリングも不発。

土鳩

2006年03月06日 22時41分02秒 | 
ドバトは河原鳩という飼育種が野生化したものなので、これのこともカワラバトといっても良いようだが、ドバトはドバトだ。
ああ、この実もフタも無い響き。ドバト。

そんな、名前から生き様まで実もフタも無い生き物であるドバトの背中に哀愁を漂わす一葉。

これでめでたく40種類目に届きました。以前曖昧なことを書いたような気もするが、その時はその時。
そんなことを語る背中でもあります。

蝋梅 2

2006年03月05日 20時47分49秒 | 秋冬の花
蝋っぽい、安っぽいといっては何だが不思議な質感のロウバイの花のストレートな花マクロ。
もう一つ、だいたい同じところから絞り込んだものを。
メインのがF2.8、もう一つのはF20まで絞りを入れたもので、シャッタースピードはISO100で前者が1/1600秒、後者だと1/20秒。

背景がこれだけ変わってしまうという実験のもの。
ファインダー上での絞りプレビューボタンは押しにくいし分かりにくくもあるので、やはりその辺は感覚的に覚える他なかろう。
F20とかまで絞ることはまずほとんど無いことであろうが。

瑠璃鶲

2006年03月04日 21時02分47秒 | 
ルリビタキ。見たいと思っていたが、やっと会えました。

青二才という言葉があるが、このルリビタキのオスは2,3歳にならない若いのはあまり青くないらしい。
この固体はマダラに灰色なので、まだ青二才未満ということであろう。

ただ、度胸は満点の一級品で、府立植物園のバズーカ砲部隊の至近距離の厳重な包囲にまるで物怖じせず、お爺が梅の枝に餌を配置したり、子供が騒いだり、手持ちカメラマンがプラプラする怪しい動きをこうして見守っていた。

仏の座

2006年03月03日 22時21分31秒 | 春夏の花
雑草に花が咲く春、ホトケノザにも小さな花が咲きます。
前から見ると、紫の花びらの下側が蓮座に、上側が光背のようにも見えるので、この名。
こう、反対側から見ると、得体が知れないながら何かに見えるようでもあるが何に見えるかとなるとロールシャッハテストの範疇であろう。

コンパクトデジカメの被写界の深いマクロも綺麗だが、一眼マクロレンズの描写の目で見てるものと違う感は更に良い。良い買い物をした。