花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

伏見稲荷大社奉祝記念大祭 萩大名

2011年10月09日 21時52分57秒 | 秋冬の風景
お稲荷さんの1300年記念のお祭り、昨晩の舞楽が大変良かったので、今晩のお能も拝見に。
無料で写真もご勝手の舞台はどんなんかと思っていたが、神歌の謡に始まって狂言と能を一番ずつ、という豪華プログラム、さすがのお稲荷さんである。
たくさん写真を撮れたので、今日はお狂言の方から。

秋らしく、曲目は萩大名。シテの大名は茂山千五郎さん。
若手がシテだと馬鹿なボンボン大名、ベテランだと大田舎の大名のイメージで、個人的には前者の方が毒が薄くて好きだが。



どこかへ遊びに行きたいバカ大名、太郎冠者と相談して萩の花が見事なお庭に行くことにするが、案の定のボンクラ三昧を晒す、という噺。



勝手に写真を撮ってものに載せたりするのは、基本、いや発展でも応用でもNGに決まっているが、お祭りの演し物の場合は法的にはOKのはず。
写真撮りにこんなに面白いものはなかなか他には無い。



どつき漫才のノリもあり。

狂言、特に茂山一家のはわかりやすく表情豊かなので、ものすごく絵になる。
東京の家のはもうちょっと古典芸術っぽい。例えば「佐渡狐」のオチの(知らない)狐の鳴き声を原本通り「東天紅。」とやるか「コケコッコー」と今風にやるかの違い。





メインイベントの小鍛治の能は明日の更新で。