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花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

小山蜻蛉

2011年05月26日 21時17分19秒 | 
結構な勢いでグルグルと飛び続ける大型のトンボ。
飛び方とサイズからヤンマの種類だと思ったが、どうもエゾトンボの種類、オオヤマトンボかコヤマトンボのどちらかだ。
写真の角度が悪く不鮮明なため、どちらか確実にはわからないが、どちらかというとコヤマトンボっぽい、気がする。

胸部が黒と黄ではなく、光沢がある青緑との縞である特徴はこの写真でも見えるが、このボケ写真ではそれ以外なんとも言いようがない。

青紋糸蜻蛉

2011年05月21日 22時50分29秒 | 
赤いイトトンボといえば、ベニイトトンボという絶滅危惧種がいて、この辺りでは時々見られるということで期待するのだが、この赤いのはアオモンイトトンボ。
ごくありふれた青いトンボだが、メスの一部の羽化したての個体はこのように赤いということである。
また、同じように普通なアジアイトトンボというのも、これととても良く似ている、らしい。

ハズレ籤のようなものだが、まぁこれはこれでキレイな虫であることは違いない。

八重金鳳花と七星瓢虫

2011年05月13日 21時14分09秒 | 
キンポウゲの花から飛び立つ瞬間のナナホシテントウムシ。
どちらかというと普通にしているところの写真が欲しかったので、ナイスな瞬間といえばそうなのであるが、気分的には微妙。

花は、小さいながら堂々とした佇まいで、なかなか立派。
ツヤのある黄色い花は写真にするとすぐに色飽和してしまうのだが、RAWからのDROで後から調整できるのが素敵。




おまけで、テントウムシの幼虫。特徴あるグロい姿。
成虫になると腹部が小さくなり、外皮が光沢質になる。頭・胸部の形はあまり変わらない。
昆虫としては変化が少ない方の部類であるが、やはりこれでは天道虫とは呼べない。

扁虻 3

2011年03月16日 21時56分46秒 | 
虫カテゴリで去年最後に更新したのがヒラタアブであったが、今年の虫カテゴリの最初に、椿の花にヒラタアブ。
花の日陰であるのでシャッタースピードが1/40秒になって、前足と口吻がブレている。
頭自体もブレ気味でシャープさに欠けているが、まあ、どうでもいい。
そういうことよりも花のしべの、黄金色の花粉のわっさりした感じが非常に良い。

秋明菊と扁虻

2010年10月28日 21時12分38秒 | 
もうタイトル以上にも以外にも添えるべき文章はないのだが、シュウメイギクにやって来たヒラタアブである。
たぶん、このヒラタアブはホソヒラタアブ。
頭でっかちで貧弱なボディの小虫であるが、幼虫時代にはアブラムシを食し、成虫になると花の蜜を食するという、上手い具合の生体をしている小虫なのである。

金蛇 5

2010年09月19日 20時58分20秒 | 
ツユムシに喰らいついたカナヘビ。



カナヘビは、こう見えていちいちにアクションが大きいので、草むらが大仰にガサゴソいうのでよくわかる。
その辺で、スマートな印象はないが、なかなか堂に入ったハンターの風貌である。

金蛇 4

2010年09月06日 22時44分00秒 | 
草木も空気もじっとりと熱をもった底でひいやりとしている石に貼りついたカナヘビ。



カナヘビは基本、表皮の質感が乾いているので、乾いたところに出てきているとイグアナ的で良い絵になるが、こうして湿っていてもトカゲ的で、また良い。

飛蝗 4

2010年09月05日 22時01分42秒 | 
続く暑さに根負けして、今年分の在庫も切らしたので去年からの在庫写真。

例年ならそろそろ秋の蝶のシーズンに入るが、今年は来週末までも晴天続きの予報で、まだ夏が続く感じだ。
写真は、どこから草でどこまでがバッタかわからないような、バッタ。
マクロで近眼的な一葉。

鬼蜘蛛と熊蝉

2010年08月25日 21時17分57秒 | 
オニグモの巣にがっつりと引っかかったクマゼミ。
普通のセミの飛行力であればクモの巣くらい破って行けそうに思うが、どうやってかかったかは知らず、こうも絡まってしまってはどうしようもなさそうであった。



クモの方でも大物を持て余し気味で、巣の上でいつまでも機械的に暴れ続けるセミに迷惑げな風情。
死にかけのセミのしつこさには定評がある。まして、それほど死にかけでもないセミだ。
これは、ちょっとつつきに行ってみたクモがセミに蹴られて退散していくところ。

クモの凶悪げなシーンを期待してしばらく待ってみたが、クモはこの後、奥に引っ込んで出てこなくなったので、私は諦めた。
セミとクモはこの後どうなっただろうか。

十星瓢虫

2010年08月23日 21時30分43秒 | 
テントウムシ。代表的なナナホシテントウによく似た、トホシテントウ。
ただし、七星をはじめとする多くのてんとう虫は肉食で、アブラムシを食べる農家の友である益虫だが、
この十星や、二十八星といったてんとう虫は草食で、紛らわしいが農家の敵である害虫なのである。

姿を見て愛でるぶんには、二十八星はちょっと気味悪くもあるが、十星なら普通にてんとう虫として接するのも可だ。
そこは、見る側次第ということで。

瑠璃星蜻蜒 2

2010年08月14日 21時51分14秒 | 
瑠璃色の顔が美しいルリボシヤンマ。
この辺ではずいぶん珍しい。
尻尾が曲がっているのは、こういう形も出来るものか、事故で折れたのか。



この時は日が厚い雲に覆われている上に日陰で、飛ぶ姿を撮るのは理論的にも無理だった。
トンボだからしばらくは同じ場所にいるだろう、と、1時間ほど過ぎて日がさしてから、
同じ場所で飛んでいることを期待して見に行ってみたが、もういなくなっていた。

なかなか、上手い具合の縁がない。

腹広蟷螂 2

2010年08月08日 21時49分58秒 | 
上等そうなお宅の白壁に、妙に存在感のあるゴミのようなものが、と思ったらカマキリの幼虫であった。
腹部分が平べったく、それを持ち上げる威嚇ポーズはハラビロカマキリの特徴、であるそうだ。
と、いってもこれではわからない。まるでごみのようだ。



拡大。
これくらいだと、ごみではなく虫であることはわかる。

大きくなるまでにはまだしばらく時が必要でありそうだが、
とりあえずもっと目立たないところに移動するべきだろう。