花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

金蛇 6

2012年05月25日 23時01分43秒 | 
とぐろを巻いているカナヘビ。
後ろのこちらを見る目が妙に可愛らしげな一葉。
写真的には、もっとピントを深くしたほうが良かったようだ。
しかしそれほどピッチリクッキリ見せたいほどのものでもない。



上から。
丸い杭の上に丸くなっているのは面白い絵。
なにか色のあるものがあれば最高だったが。

縞蛇 2

2012年05月12日 01時00分48秒 | 
まだ寒さの残る山中の小川の上、木の枝に絡まって日なたぼっこ中のシマヘビ。
小さい蛇だが、小さいなりに長い体を持て余すような複雑なポーズ。



顔周りの鱗の造形が格好良い。
あと、体の縞模様が鱗ごとの色の変化ではなくて、それを無視した線になっているのが、意外といえば意外。

扁虻 4

2011年11月04日 22時48分49秒 | 
秋明菊はちゃんと撮りたかったが、機会を外して既に萎れてしまっていた。
が、虫はまだそんな花にも用事があるもので、やって来ているのはお馴染みのヒラタアブ。

こういう真正面の図は初めてで、妙なものだがちょっと面白い。
絵的には活発そうに見えるが、ゆるゆるとのんびりした動きである。

腹広蟷螂 3

2011年10月17日 23時41分59秒 | 
地面を歩くカマキリ。
ふとしたら誰かが踏んづけてしまいそうで、つい周りに注意をはらってしまう。



大型でないハラビロカマキリなので、カマキリらしい凶悪さは薄く、ユーモラスな雰囲気もある姿。
が、人の通り道で危なっかしいから他所へ追い払おうとすると戦う姿勢を見せるあたり、立派なカマキリだ。

大花虻

2011年09月14日 21時58分32秒 | 
丸い千日紅の花に、丸いオオハナアブ。
虻といえば蝿の親戚のようなもので、良いイメージで語られることがまず無いが、絵的にはコロっとしてフワっとしたフォルムで、悪くないものも多い。
花虻は花のまわりに居るので風景的は問題なくキレイ。
どのみち大層なものにはならないが、被写体としてはまあまあ有りな方だ。

銀蜻蜒 9

2011年09月13日 21時01分28秒 | 
連日の晴天に残暑は戻ってきたが、さすがに日の傾くのがずいぶん早くなっている。
あと10日ほどでもうお彼岸なので、さすがにそれはもう構わない。

写真は睡蓮の池のギンヤンマ。
光線の具合が真夏のものとは雰囲気が変わっている。
相変わらず強い光だが、少し柔らかいような感じ。



真横から。
ホワイトバランスを青に600Kほど振るとギンヤンマっぽい色になるが、今回はこういうシチュエーションということで。

負飛蝗

2011年09月09日 21時21分42秒 | 
草むらにバッタ。
これはオンブバッタ。漢字名は酷いが、バッタに勝利のイメージもないので問題ない。
大きいのがメス、小さいのがオス。
オンブではなく抱っこ状態になっているが、見ると下にもう一つオスが交尾したままぶら下がっている。
こいつが上のに蹴り落とされかけているところかと思うが、この体制のまま動きがなかったので、前後のいきさつはわからない。
割とどうでもいいことではある。

尾長早苗 2

2011年09月07日 21時35分00秒 | 
台風一過の後、残暑を飛ばしたように涼しい朝晩が続く。
気持ち的に前進できない陰々滅々とした日々には非常に鬱に来るもので、せめて普通に暑い日々が恋しいものだ。

さて、写真はオナガサナエ。
長い尻尾を何のためにかくるりと巻いている姿。



こちらは小虫か何かを咥えている横姿。
「胸部黒条内の黄斑」が目立たない西日本型の個体であるもよう。
スラリとしたフォルムが美しい。

透羽羽衣 2

2011年09月05日 22時39分34秒 | 
スケバハゴロモ。
単品で見ると、一風変わった雰囲気が面白い虫だが、集まると気味悪いっぽさが増幅される不思議。
ちょっと珍しいものかと思っていたが、居るところでは一匹に気づけば他にもたくさんいるものであるようで。
しかしやはり、もの珍しさより、綺麗に見えるように撮るべきだっただろう。



光の加減で光沢質なソリッド質感にも見えるが、この場合ざらっとしたマット質感に見えてるのがイマイチな理由か。

馬追

2011年09月03日 21時37分25秒 | 
キリギリスの仲間、ウマオイ。
正確には「ハヤシノウマオイ」と「ハタケノウマオイ」という種類があるが外見には違いがないとのこと。
住む場所と鳴き声で区別できるらしいが、場所は曖昧で声は聞けなかったので、わからない。

どちらにせよ、綺麗な色で好ましい雰囲気の虫である。

法師蝉 3

2011年08月31日 22時06分39秒 | 
青紅葉が涼感ありげだが、もちろんそんなことはなく蒸し暑い中のツクツクホウシ。

そうはいっても、夏の終わり頃に鳴くセミ、という知識があれば、一抹の寂寥感とともにふとした涼の風情を重ねてみたくなる図である。
油蝉や熊蝉ほど見た目に暑苦しいものでないためもあるか。