Digital photo's diary

自称「暇人」によるデジタル写真日記。

価値のある財産

2006年06月17日 | デジタル写真

最近、山に凝っている息子も尾瀬には未だ行った事が無いという。それならばと、
一緒に尾瀬に行く予定だった。しかし、仕事の都合で昨晩は帰って来られず予定
は未定に変わってしまった。行き場のないザックが部屋の片隅で次の出番を待っ
ている。何処の道を通っていくと近道なのか。車は何処の駐車場に停めると便利
なのか。今の時期ならどのルートを選んだらいいのか・・・・etc。
足腰が丈夫なうちに、自分の足で実際に歩いて身につけた尾瀬のノウハウを息子
に伝授しておきたいと思った。
近い将来、自力で尾瀬に行くのは無理な時が必ずやってくるに違いない。
その時、息子には私の尾瀬への想いを背負って水芭蕉の咲く湿原を歩き、至仏山
に登り、山頂から湿原を見下ろして貰いたい。
その様子を聞きながら、かつて通った尾瀬を懐かしく思い描きたい。

私には子供達に残してやれる程の財産は何もない。
しかし、今までの経験で身につけた知識や技術、ノウハウや生き方を伝えてやる
事は出来る。これもまた価値のある財産だと思っている。

パソコン研修に参加した娘の実話である。
初日、「ウィンドウを開いて」と言う講師の言葉に、窓際に座っていた娘は立ち
上がって近くの窓を開けたと言う。信じられない程のパソコン初心者だった娘も、
今ではスクリプトがどうの、ソースコードがどうのと、難しい事を聞いてくる。
私が娘にあげた価値ある財産の一つとも言える。

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