Digital photo's diary

自称「暇人」によるデジタル写真日記。

立葵とタイムマシン

2018年05月23日 | デジタル写真
散歩コースに、立葵(たちあおい)の花が咲いていました。
この花を見るたびに、未だ学生だった頃の事を思い出します。
片道2時間半かけて通学していたのですが、途中から同じ電車に乗ってきたNさんと言う服装学院に通っていた女性に片思いをしていました。
今と違って、当時は初心だったせいか声を掛けて名前を聞くのに半年以上も掛かりました。
彼女はホームにこの立葵の花が咲いていた途中の駅から乗ってきました。
他愛もない話をしながらの通学は実に楽しい時間でしたね。
大学を卒業して、それぞれ別々の仕事に付き、縁遠くなってしまい自然消滅と言う形で終わってしまいました。
勿論、今でもその人の名前や当時の顔ははっきりと覚えています。
もしその頃、今の時代の様に携帯電話でもあって、簡単に連絡が取り合える環境だとしたらNさんと結婚していたと言う可能性も0では無かったと思います。
そしたら私の人生も、また今とは全然違ったものになっていたと思います。
「タイムマシンが発明され、もう一度あの頃に戻れたらな・・・」と想像して思いに耽るだけなら別に何の問題も無いでしょう。