Digital photo's diary

自称「暇人」によるデジタル写真日記。

一の倉沢

2006年10月30日 | デジタル写真

Am4時起床。車に乗るまで小田代ヶ原に行くか、谷川岳一ノ倉沢にするか迷っ
ていた。今の時期の小田代も捨てがたいが、小田代ヶ原は空振りする確率が高
いため今日の所は一ノ倉沢に行く事とした。
早い時間に家を出発したので、一ノ倉沢の駐車場まで乗り入れる事が出来たの
だが、既に大勢のカメラマンが三脚を並べている。
山頂は、未だ雲に覆われていたので取り敢えず数カット撮ってから更に奥に
ある幽ノ沢まで行ってみる事にした。
車が入れるのは一ノ倉沢までで、ここから先は徒歩で行くことになる。
早い時間とあってさすがに誰も居ない。幽ノ沢を独り占めした感じである。
紅葉は最盛期を過ぎてはいたものの、険しい山肌と僅かに残った雪渓や紅葉が
織りなす色彩のコントラストはまさに圧巻である。
それぞれの沢の岩場には、この山で息子や仲間を亡くした家族や仲間達が慰霊
の思いを込めて作ったと見られるレリーフが彼方此方に見られる。
レリーフに刻まれた歳を見ると、殆どが自分の息子と同じ20代の若者である。
一の倉沢は、小田代ヶ原の優しい雰囲気とは正反対に異様なまでに人を寄せ付
けない様な威圧感がある。「魔の山」と言われる所以であろう。
その後、写真よりもドライブが目的で照葉峡の方まで行ってみたが、既に紅葉
も終わっていた為、途中でUターンして奈良俣ダムや藤原湖を見て帰ってきた。
1~2日中にはWEBの方にUPしておきますのでお暇な方は御笑覧下さい。