Digital photo's diary

自称「暇人」によるデジタル写真日記。

静かな水面

2006年04月18日 | デジタル写真

朝から風も無く、正に春らしい天気だ。
久しぶりに、釣りに出掛けてみた。釣りは20年前からの趣味である。
一口に釣りと言ってもいろいろな釣りがある。
私は、「へら鮒釣り」と、「Fly Fishing」をやっている。
この2種類の釣りは、魚を釣るという目的以外は全く正反対の釣りである。
へら鮒は、もともとは琵琶湖に生息している源五郎鮒を改良したものらしい。
餌は、主に植物性のもの(粉)を水で練り小さな団子にして針に付ける。
魚のアタリは浮子がほんの数ミリ動くだけである。
その数ミリの動きに全神経を集中してジッと待っている。
いわゆる”静”の釣りである。

Fly Fishingは小さな虫に似せたFly(疑似餌)を使う。
このFlyは自分で作るのだが、鱒族の鋭い目をごまかすのは容易ではない。
季節やその日の天候によって色や形、大きさの選択に苦労する。
全くFlyに反応してくれない時もある。
水に浮いているタダのゴミとしか見てくれないようだ。
フライロッド(竿)の弾力を利用して、ラインを遠くまで飛ばす。
着水したDryflyに鱒が飛びついてくる瞬間は、Fly Fishingの醍醐味である。
この釣りは、へら鮒釣りの様にじっと待っている事はほとんど無い。
こちらから積極的に仕掛けていく。正に”動”の釣りである。

釣りをしている時は、何もかも忘れる事が出来る。
「一生涯の趣味を見つけたければ、釣りを始めなさい」とは良く言ったものだ。