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俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

小松菜

2024-02-14 | 俳句・春・植物

 

 

小松菜の畝の幾列夕迫り

 

 

 

 

 

 

アブラナ科の一年生または越年生の草本。

葉の大きい濃緑色の野菜。

 

 

 

 

 

 

耐寒性が強く、葉質が軟らかで繊維が少ないため、汁の実、浸し物などにする。

 

 

 

 

 

 

東京の江戸川区小松川が原産地といわれ、この名のもととなった。

若い菜は鶯菜とも呼ぶ。

 

 

 

 

 

 

畑に小松菜が幾畝もあった。

畑には夕暮れが迫っていた。

 

 

 

 

 

小松菜のパスタに開けぬ白ワイン

 

 

 

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早春

2024-02-13 | 俳句・春・時候

 

 

早春の山並見ゆる畑かな

 

 

 

 

 

 

立春以後、二月いっぱいくらいをいう。

 

 

 

 

 

 

まだ寒さが厳しいなかにも春の息吹が感じられる。

 

 

 

 

 

 

気候や生物の営みに明るさや活力が感じられるようになる。

「春浅し」と時期的にほぼ同じである。

 

 

 

 

 

 

散策していると、人の営みが感じられる畑があった。

そこからは、早春の青い山並が望まれる、そんな畑であった。

 

 

 

 

 

早春や散歩の犬の見目よくて

 

 

 

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野梅

2024-02-12 | 俳句・春・植物

 

 

カメラマン野梅と夕日浴びゐたり

 

 

 

 

 

 

山野に自生する梅、または野に咲く梅をいう。

 

 

 

 

 

 

一月から二月にかけて美しい白色一重の花を気品よく咲かせ、開花すると芳香を漂わせる。

 

 

 

 

 

 

野梅は最も多く分布しており、庭園にも植えられる。

 

 

 

 

 

 

川岸に野梅が咲いていた。

若いカメラマンが望遠付きのカメラを持ち、野梅とともに夕日を浴びていた。

 

 

 

 

 

川沿ひの道逸れ来れば野梅かな

 

 

 

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斑雪(はだれ)

2024-02-11 | 俳句・春・天文

 

 

をちこちに米軍基地の斑雪かな

 

 

 

 

 

 

まばらに降り積もった春の雪、または解けかけてまだらに残っている雪をいう。

 

 

 

 

 

 

春の雪は解けやすいが、日差しや地形によりすぐ解けるところ、降り積もるところができ、まだらに解け残るのである。

 

 

 

 

 

 

また、はらはらとまばらに降る雪のこともいう。

 

 

 

 

 

 

散歩していると米軍基地があった。

広々とした基地の中のあちこちに斑雪が見られた。

 

 

 

 

 

片側や畑の隅のはだれ雪

 

 

 

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春泥

2024-02-10 | 俳句・春・地理

 

 

春泥や自転車通る森の道

 

 

 

 

 

 

春のぬかるみのことをいう。

 

 

 

 

 

 

春先は雨量が増え、気温もまだ低いので、土の乾きが遅い。

 

 

 

 

 

 

特に凍解け、雪解けなどによって生じる泥濘は人々を悩ませる。

 

 

 

 

 

 

森の中の道が春泥となっていた。

そこに自転車が通った轍が残っていた。

 

 

 

 

 

春泥を恐る恐るに学生ら

 

 

 

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