俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

獺(かわうそ)魚を祭る

2024-02-22 | 俳句・新年・時候

 

 

獺祭(だつさい)やたあれもをらぬ川堤

 

 

 

 

 

 

七十二候の一つで、二十四節気の雨水の初候。

陽暦二月十九日から二十三日頃までの約五日間に当たる。

 

 

 

 

 

 

獺が捕らえた魚をすぐには食べず、岸辺に並べておくという意味である。

 

 

 

 

 

 

なお、正岡子規の別号「獺祭書屋主人」はこれにちなむものである。

 

 

 

 

 

 

獺魚を祭るの候となった。

本来なら少しずつ暖かくなる時期であるが、今年は初春が暖かすぎた反動で厳しい寒の戻りとなっている。

そのせいで、川堤には歩く人は誰もいなかった。

 

 

 

 

 

魚祭る獺(をそ)や暗雲垂れ込めて

 

 

 

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