俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

万緑

2024-07-14 | 俳句・夏・植物

 

 

万緑の端の子供や小さしと

 

 

 

 

 

 

見渡す限りの木々の緑が深まり、生命力に溢れるさまをいう。

 

 

 

 

 

 

王安石の漢詩に「万緑叢中紅一点」の詩句があり、ここから「万緑」の語は出た。

 

 

 

 

 

 

中村草田男が〈万緑の中や吾子の歯生え初むる〉と詠んでから、季語として定着した。

 

 

 

 

 

 

大きく広がる万緑が見られた。

その端に立っている子供は、万緑のせいで小さく見えた。

 

 

 

 

 

万緑や息を切らして上る坂

 

 

 


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