俳句の風景

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千屈菜(みそはぎ)

2024-08-13 | 俳句・秋・植物

 

 

千屈菜や去年(こぞ)に逝きたる人想ひ

 

 

 

 

 

 

ミソハギ科の多年草。

山野の水辺や湿地に自生する。

高さ一メートル前後。

 

 

 

 

 

 

七~八月頃、葉腋ごとに紅紫色の六弁花を三~五個ずつつけ、長い花穂となる。

 

 

 

 

 

 

精霊棚にこの花で水をかけ、禊としたので「禊萩」といわれ、転じてミソハギになったといわれる。

 

 

 

 

 

 

散歩途中に千屈菜が群生しているところがあった。

盆花とされるこの花を見て、去年亡くなった人を思い出していた。

 

 

 

 

 

千屈菜の夕日浄土となりにけり

 

 

 


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