ワタナベ酒店

さぬき高松にある地酒地焼酎専門店、渡辺酒店のブログです。
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頂戴しました!

2009-12-14 10:25:02 | その他

先週土曜日、配達途中に地元で大変お世話になっている、お寿司屋さんの店主から〆鯖を頂きました~!!

以前も〆秋刀魚を頂いて、お酒とのマリアージュをご紹介させて頂きました。

いつも本当にありがとうございま~す!!感謝しております!!m(_ _)m

 

と言うことで、今回も〆鯖とお酒とのマリアージュをいろいろやってみましたので、自分なりの意見でご紹介いたしまぁ~す♪

まずは〆鯖・・・・・こんな感じです☆

 

「生姜醤油で醤油は薄口醤油で食べてね!」とのことでしたので、その通りに用意。(飾り付けがシンプルすぎますね。スイマセン。)

早速ひとくち♪

「パクリッ・・・(効果音)」

うっ!!うまぁ~~ぃ

とても脂がのっています!!凝縮したモチモチ感と旨みがすごいなぁ~(*^。^*)//

 

良いお酒は、飲んだときに、その蔵の味がするって言いますが、まさしくこの旨みののった〆鯖は、頂いたお寿司屋さんの味がします!!

自宅で食べられるって贅沢・・・へへッ

さぁ~、なにで合わせようかなぁ~??

お酒はせっかくなんで新酒で合わせてみようかと思いましたが、さすがにこの旨みたっぷり〆鯖を目の前にしては、果たしてあう酒があるのだろうか。。。ちょっと不安・・・

そこで、チョイスしたお酒は、◎武勇 辛口純米生原酒 山田錦/五百万石21BY、◎綾菊 山廃純米生原酒さぬきよいまい20BY、◎芳水 山廃純米生原酒責め 玉栄20BY、◎酉与右衛門 山廃純米美山錦20BY、◎酉与右衛門 純米雄町斗瓶生原酒20BY、◎旭若松 雄町100%生原酒20BY、の6種類!!

ご覧の通り、お酒は山廃か、濃い系を用意しました。旨口〆鯖に挑戦する意気込みが感じられるでしょう!?(笑)

 

まずは、武勇です。(ちなみにすべて燗にして食べ合わせました)

用意した中の唯一の新酒。燗にして気がつきましたが、常温で飲むとメロンの様な果実味がしてたのに、果実味が消え、濃厚な米の旨味だけが残ります!おいしいのだけれど、鯖の旨味とまったく違う・・・カマスの一夜干しが合いそうです。

続いて綾菊 山廃純米です。

山廃の力強さは良いのですが、さぬきよいまいは山田錦のキレをもっているので、味が広がらないなぁ~。。・・・・鯖に負けている。。

続いて芳水 山廃純米

米は「玉栄」・・・う~ん??いい線いってんだけどなぁ~!舌で感じる旨みの部分が鯖と微妙に違う。。むずかしいなぁ~

 

続いて酉与右衛門 山廃純米美山錦

おおぉ~!!これはいける!!普通、美山錦だと押しの強さに欠けると思うのですが、さすが山廃美山錦!!美山錦の甘み(旨味)に芯の太い山廃のコクが後押ししてくれて、これは面白い食べ合わせだ~♪

続いて酉与右衛門 雄町斗瓶

〆鯖に想像していたお酒は、雄町!やっぱり合うなぁ~!鯖の独特の香りが、雄町と合わせると旨みに変わり、とろけるんです!酉与右衛門は燗にすると化けるお酒ですね!これはマリアージュ◎と言えるでしょう!!

最後に、旭若松 雄町100%!!

うわっ!!濃いなぁ~(笑)

全然酒の方が味が濃い!!

同じ雄町米を使用しているのに、なんだぁ~これは(笑)!!

恐るべし、旭若松!!・・・・これに合わせる食材は牛ステーキですね

 

 

こんな感じで、6種類の様々なお米違い(タイプ違い)のお酒であわせて見ましたが、こうやって細かく書いていると、これはもう、変体の域に入っているなぁと、つくづく思う次第です・・ハイ。

しかし、安易に「日本酒は刺身と相性が良い」などと、ひとくくりにしてしまうのは、お料理をよりおいしく召し上がって頂く幅を狭めてしまうような気がしてなりません。

お酒は、温度・熟成・米・酵母・濃淡などなど・・・によって全く別の味わいを出されています。

それだけ、奥深さ(難しさ)があるかもしれませんが、言い換えれば、無限に組み合わせることが出来る楽しさがあるとおもいます。

一般消費者のお客様はご自宅の晩酌の楽しみに、料飲店の方は、お客様にご提供する時のサービスに、少しでもお役に立てれば幸せです(*^^*)

と言う訳で、今回も、某お寿司屋さんの大将に頂いた、〆鯖を十二分に堪能させてもらうことが出来ました!

本当にありがとうございました!

ご馳走様でした! 

 

 

 

 

 

 

 

 



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