ワタナベ酒店

さぬき高松にある地酒地焼酎専門店、渡辺酒店のブログです。
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蔵見学~綾菊酒造

2010-01-22 13:18:21 | その他

先日、朝8時に綾川町の綾菊酒造さんの蔵見学に行って参りました~!

 

今期から、岩瀬君という若手の蔵人が造りに参加。

若返った綾菊酒造の酒造り!楽しみです~!

 

それでは、綾菊酒造蔵見学レポート始まりま~す☆

 

事務所で挨拶をして、日月庵(そば屋)を経営している、宮武さんに蔵を案内してもらうことに。

まず

蔵に入って、休憩室に入れてもらい、今朝洗米した酒米を小豆と一緒に炊いたご飯をご馳走になりました!

さぬきよいまい40%精米&小豆のご飯、沢庵も、宮武さんお手製。

「この「よいまい」は大吟醸用のお米で、もうちょい精米が黒い方がよかったかな。」と、宮武さんは言われましたが、私は、この蔵で食べる雰囲気で、めっちゃくちゃ美味しく頂きました~(*^^*)v

 

腹ごしらえが終わり、そろそろ仕込みの時間が・・・

まずは、洗米・浸漬したお米を、甑の中に入れる作業。

このお米は、オオセト、国重吟醸の麹米になるらしい・・・

 

↑これは、山田錦、大吟醸の仲(添え・仲・留め、という3段仕込みの仲のこと)の掛け米になるらしい・・・

↑オオセト米の上に麻の布をかぶせて仕切りにして・・

その上に山田錦を入れる。↓

 

 

続いて・・・さぬきよいまい40%を甑に入れる。大吟醸の仲の掛け米で使用とのこと。

(ちなみに、これをさっき小豆ご飯で頂きました。)

甑の中の米は3層(下からオオセト・山田錦・さぬきよいまい)に。

 

甑に蓋をして蒸しあげる。

 

蒸し米をつくっている間、次の仕事へ。二階の麹室へ。

出麹の作業・・・↓↓

小さい蓋を何段にも重ねて、米に付いた麹を繁殖させています。

(これは大吟醸の麹米とのこと。)

麻布に出して、麹室から出す。

米麹に手で線を入れる。国重杜氏の裸姿がかっこいい!!(このまま少し乾かす)

 

そんなこんなで、またまた次の作業・・・一階に下りて蒸し場へ。

蒸し米が出来上がりました↓↓

スコップで、蒸し米を取り出す。力仕事です!

山田錦とよいまいをそれぞれ分けて・・・

蒸し米を、吟醸醗酵室のもろみタンクの中へ入れる

       ↓↓

 

続いて、最後の蒸し米は、オオセトの麹米。

二階の麹室に持って行きます。

   ↓↓↓

(↑写真の右奥に見えるのが岩瀬くん・・・鉢巻姿が様になっています☆)

国重杜氏と岩瀬くん二人での作業、国重杜氏がやさしく教えている光景に感動しました。こうして技術は伝承されるのでしょうか。↓

 

布を巻いて保温し麹を米に食い込ませる。↑(このまま少し置く)

 

また、次の作業に・・・

先ほど出麹した大吟醸の麹米を別の場所に移し、乾かしていきます。

            ↓↓

 

ここで、一旦休憩・・・

国重さんの自宅でとれた蜜柑を食べながら、従業員さんとしばし懇談。 

見られてどうですか??と従業員の奥さま方から質問され・・・

「楽しいです!」と元気いっぱい答える私でした(笑)

 

次の工程への合図のベルが鳴る・・・リリリリリン!!

 

ここからは、お米を洗い、浸漬させる工程。 

 

↑岩瀬くんがお米の準備を行う。

まずは、米洗い(約10Kgずつ)↓ 

 

洗ったお米を国重杜氏の合図のもと、水をはった半桶に漬ける。(浸漬)

    ↓↓↓

ストップウォッチを片手に、国重杜氏が「はい」と言う合図で米を上げて、水切り場へ持っていく。↓(この吸水歩合で蒸し米の良し悪しが決まる!大事な工程) 

 

水分を切ったお米は、麻布の上に積まれます。

   ↓↓↓

この工程が終わると、また一番最初の蒸しの工程に進みます。

 

ふと、時計を見ると、11時45分!!

「あっ!!」

気が付いたら4時間近くも、お邪魔していました。

 

時間を忘れるほど、夢中で見て、夢中で写真を撮っていたんだなぁ~っと思い、お邪魔しすぎたんじゃないかと反省する私でした。。。

 

しかし、今回感じたことは、「ひとつずつ、仕込んでいくのではなく、複数の仕込みの段取りをしながら、すべて手作業の丁寧な仕込みによって、良い酒は生まれてくるのだなぁ」と酒造りの魅力と感謝の想いをもって感動して帰路に着くことができました。

 

忙しい中、案内をしてくれた宮武さん、国重杜氏、蔵人様、従業員の皆さま、本当にありがとうございました!

勉強になりました!

綾菊酒造の魅力!お客様にしっかり伝えて参りま~す!!

 

 



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