河童の歌声

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好きになれない沖縄ソング・島唄

2022-11-12 18:04:51 | 歌声喫茶
島唄 THE BOOM


この歌を始めて知ったのは、多分、歌声喫茶にはまった後かもしれません。
本来は1992年作曲という事なので、
私が歌声喫茶を知った2007年だと、それからかなり経ってからという事です。

最初に感じたのは、この歌を沖縄ソングと見るには、何か違和感を感じたのです。
私が喜納昌吉(ハイサイおじさんや、有名な「花」を作った)の純粋な沖縄の歌、
それとは違うなという違和感を感じたのです。

そして、この「島唄」を作った人(宮沢和史)という方が、
沖縄とはまるで無関係な土地の出身者だと知ったのは、そのずっと後でした。
宮沢和史さんという方が、沖縄とは違うよそ者だと知った時、
「やっぱりな」と思った事は覚えています。

離婚してもう若い頃の喜納昌吉のレコードは無くなってしまいましたが、
あのレコードを聴いた、1歳か2歳だったかの愛娘は、自然と体が反応して踊り出していました。
音楽の音の字も知らない子供が、自然に踊り出す。
そういった強烈な(音)がそこにはあったのです。
音楽を全く知らない娘が、レコードに合わせて踊る姿の可愛さは、
今でも私の胸に強く焼き付いています。

では「島唄」は・・
そのサウンドは音楽を知らない子供の身体を揺さぶる事は・・・無いでしょう。
あれは、大人が考えに考え出した、ある種、不自然な音だからです。
純粋に沖縄育ち、純粋に沖縄しか知らない喜納昌吉が作る音とは違うのです。
あの頃持っていた彼のレコードの歌が懐かしい。
もうタイトルも忘れてしまった、喜納昌吉の沖縄の歌。

宮沢和史さんも言ってたみたいですが、
縁もゆかりも無い自分が沖縄の歌で人気になるのは、いかがなものか。
といった後ろめたさを実は感じているのだとか・・・
そうでしょうね、そう感じる人は感じている訳ですから。

いい歌だとは思いますが、
私は歌声喫茶でこれを唄いたいと思った事は一度もありません。
音楽を、歌を、政治に利用して欲しくないという強い思いがあるのと同じで、
音楽はもっと(純粋)であってほしいというロマンから逃れられない私があるのです。
この歌が好きだという人には、ごめんなさい。




コメント
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