水の門

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歌集『カインの祈り』

澤本佳歩歌集『カインの祈り』
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聞茶(9)…音楽のような風

2007年02月24日 10時03分24秒 | 聞茶・聞豆
一ヶ月程前、下北沢の美容院で髪を切った帰りにCDを買うために渋谷でも降り、ついでに【MARINA DE BOURBON】(マリナ・ド・ブルボン)にも立ち寄って紅茶を買ってきました。
【マリナ・ド・ブルボン】は、フランス貴族の末裔である女性オーナーが約20年前に創立した紅茶の専門店。私がこのお店を知ったのは、もう8年ほど前に田園都市線の二子新地に住んでいた頃、隣り駅を降りてすぐの玉川高島屋にオープンしたのがきっかけ。
当時は、連日終電近くまで働いて迎えた土曜、午後も夕方近くなって目を覚まし一風呂浴びてから“タマタカ”にふらりと出掛けて、軽く食事をした後カフェに3時間ほど居座って21時頃帰宅するのがお決まりのコースになっていたものです。
と言っても、いつも行っていたのはコーヒーのカフェの方。こちらは今でも“タマタカ”に根を張って健在ですが、【マリナ・ド・ブルボン】は残念ながら消えてしまったようです。もっと贔屓にしていれば今もあったのかしら…(苦笑)。それでもこのお店で3回ほど独りでお茶をしたんですけどね。紅茶のふくいくとした香りに包まれてホッと和む時間は、本当に贅沢なひとときでした。
改めて訪れて紅茶を購入したいと思ったのは、同社のWebサイトで音楽にちなんだネーミングの茶葉が沢山あることを知ったから。「ソナチネ」「メヌエット」「ベルスーズ(子守唄)」「アコール(和音)」「レゾナンス(響き)」等など…。
紅茶は最近飲んでいましたから、オリエンタルなフレーヴァード・ティーを試してみたいと考えて、燻製茶と台湾ジャスミン茶のブレンド「アコール(和音)」と緑茶系の「レゾナンス(響き)」を、と事前に決めていました。けれど残念ながら、渋谷店には「アコール(和音)」は在庫無し。で、「レゾナンス(響き)」と、代わりに「メヌエット」を買って帰りました。
「レゾナンス(響き)」はバラの香りが効いていて、緑茶ベースと言えど上品に洋風な味わい。「メヌエット」は、ピーチの風味がとてもクリーミー。“可愛いダンス曲のイメージ”という歌い文句に違わず、口に含むとウキウキと弾むような気分になってきます。
今回はこの「メヌエット」に、ミシェル・ルグラン&ステファン・グラッペリの『Douce France』を選んでみました。グラッペリの奏でる茶目っ気たっぷりのヴァイオリンの旋律と、ルグランらしいアレンジの小粋なアンサンブルは、ヨーロピアン・テイストの風味とよく合います。

【余談… I さん&Jさんへ】
このエントリーを書くために同社のサイト内を探索していたら、「焚き火」なる茶葉を発見しましたよ!
…って、「買ってください!」っていうゴリ押しではありませんので、念のため(笑)。
コメント
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