バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

ポイント

2009年04月18日 | リード調整

写真は、前日書いた中川先生による「ポイント」の箇所。ブレード根元に近い三角の場所。イラストが下手で左右非対称になってしまったが、左右対称である。

試してみると分かるが、確かにこの場所を薄くしていくとクロウしやすくなる。ただし、注意しなければならないのは、この場所だけ薄くしてブレード前部より薄くして窪みのようにしてしまってはいけない。バランスが大事。

いつもリードを削るときに考えてしまうのは、ブレードのこのポイントを含む後部から仕上げていくか、ブレードの先端から仕上げていくか、ということ。最終的に調整するポイントをどこに置いておくか(残しておくか)が、最終的な仕上げの鍵となる。

以前は、削るのが怖くてブレードの根元に近い方を割と残していたのだが、調整するときに先端の方ばかりでやっていて、結局根元の方が厚かったと分かったときには、先端を薄くしすぎていて修正が難しくなってしまっていた。

逆にブレードの根元の方を思い切って削っておいてから、先端の方を薄くしていくと、こちらの方がクロウするまでの時間が早いのだが、材料によっては、あぁ、もう少し根元の方が残っていれば、と後悔することも。

ということで、最近は根元の方処理からするのだが、ある程度で我慢しておいて、その後先端の方を8割り方仕上げてしまい、クロウの状態をみながら根元の方を落としていくようにしている。そうすると、最終的な調整のポイントは、いわゆる「ハート」と呼ばれるブレードの真ん中からやや先端よりの中央の箇所となる。この「ハート」の部分は、多くの解説書では「絶対にさわってはいけないところ」とあるが、それは、おそらく薄めのケーンの場合と、市販のリードの場合(すでにクロウするようにバランス調整してあるから)なのだろう。厚めのケーンで作っていく私の場合、この「ハート」の箇所を最後の調整箇所に残しておいた方が、今のところの経験では良さそうだ。最後にどこで調整するかは、リードのタイプによって異なるのだと思う。


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