バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

リード百人百様

2009年04月19日 | リード
今日は、大学時代の先輩のお宅へ楽器を持ってお邪魔させてもらった。5年振りの再会であった。私が一番最初にバスーンを教わった方である。

先輩は以前ヴォルフを使っていたが、数年前にヤマハ812に替えたという。どんなリードを使っているのですか、と見せてもらったところ、びっくりしたのはその形。以前楽器店をちらっと見たときにも驚いたが、近くで見せてもらってまた驚いた。超スリムなのだ。

カメラを持っていかなかったので、イラストで。
ほぼこんな形。長さは27㎜ぐらいで、先端の幅はおそらく10~11㎜くらい。

このリードだとものすごく楽に吹けて口が疲れないとのこと。。低音の音程が上ずらないように極力意識して吹けば、それほど音程が取りにくくもなく、大きな音量も出るという。実際、一緒に二重奏を吹いたが、ppからffまで出るし、タンギングの音も切れる。もともと上手な方ではあるのだが、そのリードを吹きこなしているのがすごい。先輩曰く、ヴォルフはこのリードでは上手く吹けない、レスポンスのよいヤマハだからいいんだよね、とのこと。

私もそのリードを借りて吹かせてもらった。うぅ、まったく音が出ない。息が入っていかない。先輩にこつを聞いてみると、唇にはほとんど力を入れず、息を吹きかけるように息を入れるのだという。

そのリードは使っている人も多いのだという。先輩の所属する市民オケの同伴奏者もそのリードだという。その市民オケの録音を聴かせてもらった。バルートクのオケコン。大編成のオケの中でもはっきりとバスーンの音が聴こえる。一見すると大きな音が出そうにないリードなのだが、少ない息でしっかりと響きを作ることができるリードなのだろう。

うーん。自分が目指しているリードとまったく違うタイプのリード。鳴らし方もバランスの取り方も全然違う。いやぁ、リードって奥が深い、と改めて感じた今日であった。

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