田中先生は、「ボーカルに合わせてリードを作る」とおっしゃっていたが、具体的にどうする、という話はついに聞くことができなかった。どういうことなのか、とずっと考えている。
そのヒントとなるかどうか、
「同じ種類のボーカルの2番に合わせて作ったリードは、1番につけて吹くと重く感じる。
1番に合わせて作ったリードは、2番につけて吹くと軽く感じる」
リード調整の講習会のときに教わった。その詳細は、ホームページの著作物の中の「ボーカルの全知識」に書かれている。
これから推測するに、それぞれの長さのピッチ(例えば1番=442㎐、2番=440㎐)に合わせるが、抵抗感(吹奏感)は同じになるようにリードを調整する、ということなのだろうか。
そうだとすると、いつも1番のボーカルを使っているとして、2番のボーカルを使う場合、1番のリードでは軽く感じるのだから、いつもより少し重くなるようにリードを作るということになる。
これができるようになるには、自分がベストで吹ける抵抗感を知っていなければならないし、奏法が安定していないとだめだろう。うーん、すると当然ながら、奏法が確立していつも安定して吹けないと、安定したリード作りはできないということになる。リードを作ってばかりじゃあ、だめだということだ。もっと練習しなければ。
ところで、写真は昨日糸を巻いたノーランテールのリード。Fox1でシェイプし直したもの。我慢できずに今日1本削ってみた。削ったといっても、先を切り落として先端の方をヤスリとナイフで少し削った程度。作業時間は10分もかかっていない。いい感じでクロウしているので、夜にでも試奏してみよう。
試奏した結果。何となくはいいのだが、ちょっと重い感じがしたので、0.5㎜切って26㎜にして調整し直す。ちょっとビービーいう感じなのでサイドを削って響きを調整。うーんおとなしくなりすぎたか。とりあえずここでやめておく。
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