バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

今日の1本とブルハ

2010年07月17日 | リード
今日はダンツィケーンのリードを1本削る。



削り方は先日のブログの通り。このケーンはナイフを入れた感じは柔らかめの材質だが、音色的にはハリがあり、上手く出来るととても響きのある良いリードができる。

ただ、私の今の技術ではなかなか成功率をあげることができずにいる。mf~ffはよく鳴るのだが、pp~pになるとリードのハリが強くてコントロールが難しくなる。かといって、ppが楽なように削っていくと、逆にf~ffが物足りなくなり、音の響きも少なくなってしまう。いつも自分のリードはpp~mfが楽に柔らかく出るように調整しているのだが、このケーンではその調整が難しく感じる。

そこを何とかしようと、最近はサイズを変えてみたりいろいろと試していて、今回もその試行錯誤の一環。今のクロウの感じだと良さそうだか、楽器につけてみてどうか。楽器がメンテから戻ったら試してみよう。

ところで、今日のリード製作のお供はこれ。



『THE BLUE HEARTS on TV DVD-BOX』。ザ・ブルーハーツがテレビ出演した映像を集めたDVDだ。これはいい。彼らを観ていると元気が出てくる。

大学時代、コンビニで夜勤のバイトをしていたとき、有線で「リンダリンダ」がよくかかっていて、それがきっかけで彼らのファンになった。その当時からテレビ出演も少なく、ライブに行くこともなかったので、最初のころはCDのジャケットを観て誰がヒロトで誰がマーシーだろうかと思っていた。ヒロトのボーカルもよいが、マーシーの「アンダルシアに憧れて」も最高。

ザ・ハイロウズになってからは聴かなくなり、数年前にザ・クロマニヨンズのCDを購入してみたがしっくりこず、やはりブルハが一番。それでも、自分よりも少し年上のヒロトとマーシーの歌声を聴くと、自分もがんばろうという気持ちになってくるのは、彼らの音楽が持つパワーのためなのか。

ちなみに恥ずかしながら結婚式の入場曲は「終わらない歌」(これは、「リンダリンダ」の予定が式場のミスでかかってしまった)、お色直しの後の入場は「キスしてほしい」。その他はクラシックだった。その折、大学オケの指揮者の恩師に、「入場の曲、いったいあれは何だ。他の選曲は良かったが」と、お言葉をいただいた…。

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3 コメント

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難しい (老哲)
2010-07-20 02:24:25
いつもながら先端の仕上げが綺麗である事に感嘆します。

さて、ダンツィは昔いろいろ試して見ましたがご指摘のようにppdで苦労しました。はりのある音はでるのですが、音を潜らせようとするのが困難でした。プッペは残っているのですが、仕舞ってあります。

良い調整法を見つけたらご紹介下さい。当方、最近は柔らかめの材料主体です。
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老哲さま (バスーンふぁんたじあ)
2010-07-20 14:02:55
コメントありがとうございます。

ダンツィケーンで作るリーードは自分用ではなく知人用に作っています。先日、「本番でppを上手く吹けなかった」とのことで、ご本人は自分の奏法を問題にされていたのですが、私はリードの問題もあるのだろうと思い、試行錯誤しています。

自分用のリードのように削ってしまうと、ダンツィのはりのある音色がなくなってしまうので、このはりを残したままppが楽に吹けるようにはできないだろうか、とサイズを変えたり、削り方を変えたり試していますが、なかなか思うようにはいきません。

また試した結果を書き込みます。

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報告 (バスーンふぁんたじあ)
2010-07-20 16:11:43
楽器が戻ってきたので、上記のリードを試してみました。

とりあえずのところ、良い感じです。いつもより音色は柔らかめで、音もまとまってます。

ただ、この1本のみなので、たまたまこのケーンがそうだったのか、削り方によるのかは分かりません。残っているプッペも同じように削って試してみます。

何となくポイントとなる箇所が見えそうな気がするので、ある程度結果が出たらまたご報告します。
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