ホトケの顔も三度まで

ノンフィクション作家、探検家角幡唯介のブログ

マダニ

2010年02月20日 01時20分18秒 | 雑記
ツアンポー峡谷の探検から帰国して一カ月以上。山の中でやられたダニの傷跡がひどくなってきた。

ツアンポー峡谷は大変ワイルドなところであるので、直径1センチくらいのマダニ(通称ヤマダニ)がうようよしている。今回はヤマビルファイターという薬効成分ディートがたっぷり入った害虫忌避剤を持っていき、寝る前と行動前に全身に振りかけていたにもかかわらず、五カ所くらいやられた。七年前はそんなものは持っていかなかったので、十カ所くらい咬まれた。それに比べれば随分ましだったが。

このマダニ、咬まれたら強引に引っ剥がしていたせいかもしれないが、痕がずいぶん長い間残って、しかもかゆい。前回はかさぶたになり、一年以上痕が残ったので、今回もそうなんだろうと別に全然気にしてなかった。だがひょんなことからネットで調べてみると、マダニはライム病という恐ろしい病気を媒介することがあるらしい。

怖くなって今更ながら傷跡から汁をしごき出した。ちなみに写真は右足のすね。いやー、写真で見るとえぐいなあ。

  *  *

前回もお知らせしましたが、こんな話が満載のツアンポー探検報告会を地平線会議でおこないます。来週金曜の2月26日、高田馬場の新宿区スポーツセンターで午後6時半から。500円。
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1 コメント

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ダニ (ちば)
2010-02-24 00:19:11
そうだよー、ダニはライム病を持っているのだよ。日本のダニは北海道のやつだけライムを持っているらしい。(新潟のやつはツツガムシかも・・・)アメリカ東海岸のダニ(シカダニ)はどいつもこいつもライムを持っているらしく、しかも大人のダニだと大きいから見つけやすいのだが、ちょっとしたやぶに入るとまだ成虫になっていない小さいのがどこからともなく洋服の中に入り込んで刺すので非常にコワイのです。
 知り合いの水族館の人はニュージャージーで河川敷のやぶに入って100ヶ所以上ダニに刺され、ライムをしっかりもらってしまったらしい。下手すると脳にいくらしいけれども、「なるようにしかならないしとりあえず大丈夫」だそうだ。

私はダニはイヤなので主に川に浸かっていましたがヒルにはよく食われました。

今週末のN君のお祝いはピエールとサトシと一緒に行きます。ツアンポー報告はとても興味あるけど、年度末で仕事が忙しすぎる。角幡本にサインちょーだいね!
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