花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

戦略はトータルフットボール

2024年08月13日 | 環境システム科
ボランティアアワードでのFLORAのブースです。
あるのは6つの数字と干からびた地球。そしてミスト装置だけ。
昨日、会場の様子を紹介しましたが、
あらためてFLORAの飾り付けがあっさりしているかがわかります。
今年は8名というたくさんのメンバーで参加できたため
お客様のキャッチができましたが、2年生はたった3名しかいません。
もし来年も参加できたなら、よりお客様をひきつけるブース装飾が必要かもしれません。
さてよく見ると地球にたくさんの水色の付箋紙が貼られているのがわかります。
これは説明を聞いてくださった皆さんからのメッセージ。
付箋紙に書かれたメッセージで、地球を水いっぱいにする企画です。
100枚以上ありますが、後日分析してみると内容が3つに分かれることがわかりました。
1番多いのはミスト栽培というアイデアへの驚きと称賛。全体の50%を占めます。
そして2番目は説明のうまさ、わかりやすさで30%となりました。
3年生はもちろんですが、2年生もキャッチしたお客様に上手に説明しています。
質疑応答もできたようで、さすが日本代表と皆さんからお褒めの言葉をいただきますが
ここ渡航するメンバーがいないことを知ると、さらに驚いていました。
1974年FIFAのW杯でオランダがとった戦略が「トータルフットボール」。
ポジションの枠を取り払い、全員攻撃全員守備という考えを実は採用しているのです。
まさに高い意識と個人技、コミュニケーション能力を活かしチーム全体を連動させています。
そして最後の20%がなんとブースの作り。この数字と地球しかないあっさりした作りが
とてもわかりやすいと評価されたのです。中には1番わかりやすいブースだという
嬉しい言葉もいただいています。おそらく今年のメンバーの巧みな話術と
クイズ形式で数字を説明するアイデアが理解度を高めた結果。
いつもこうはいきませんが、自信をつけたFLORAです。
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10年に1度

2024年08月13日 | 学校
台風5号の雨が南部町にも降っています。
とはいっても豪雨ではなく切れ目のないシトシト雨で
グラウンドもこの通りです。心配なのが馬淵川の水位。
昨日夜には1mぐらい上がっただけで、警戒水位にはほど遠い感じ。
ひとまず安心ですが、油断は禁物。なぜなら岩手県が豪雨に襲われているからです。
馬淵川は岩手県から青森県をとおって太平洋に流れ込む大きな川。
したがって岩手の奥中山方面に大雨が降ると、
その数時間後には名久井農業高校のある南部町の水位が上がるのです。
もし氾濫したらたいへん。深さ3mの水が流れ込み、第1農場が水没してしまうのです。
さて馬淵川の氾濫にはいろいろなジンクスがあります。
ひとつは「10年に1度やってくる」という言葉。
調べてみると前回氾濫したのは平成25年の台風18号によるもの。
西暦2013年ですから、10年後といえばちょうど今頃になります。
もうひとつは「校長が変わると水害になる」。
なぜか新校長が赴任した年によく氾濫するというのです。
今年は4月に新しい校長がやってきました。
「10年に1度」「校長が変わったら」なぜか2つとも該当します。
馬淵川の水位はインターネットで確認可能。チェックしています。
なお津軽地方は台風が停滞するのでもっと危険。農産物は大丈夫なのでしょうか。

今朝の水位は1mあがったまま。どうやら免れました。
ただ気になるのは週末にまたやってくる台風。近くを通ります。
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