花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

被災地に緑を取り戻すために

2014年08月01日 | 研究
このマイクロバブル発生装置をチームに届けてくれたのは樹木医さん。
嬉しいことにチームが2011年に発表した除塩技術を実用化し
実際に岩手県で除塩活動されている方です。
お話を伺うと、津波被害を受けた地域では
現在、塩害による樹木の枯死が問題になっているとのこと。
震災時にたくさんの団体が樹木を植えたりする活動が報道されましたが
その多くが塩害で枯れてしまっているのだそうです。
しかしこの事実は報道されないため、私たちも知りませんでした。
チームはかつて論文を発表した際、気泡の中に空気ではなく
酸素を充填すれば土壌微生物の再生がさらに進み
土壌再生効果がより大きくなるのではないかと提案していました。
それを知っている樹木医さんは、
除塩活動が休止する夏から秋にかけてマシンを貸すので
ぜひその効果を実験してほしいと依頼してきたのです!
チームに届いたマシンはなんと酸素ボンベが取り付けられています。
マイクロバブルだけでも効果がありますが
さらに効果を高められると考えられる酸素バブルでの除塩。
被災地に緑を取り戻すためにチームはこの秋、
もう一度、懐かしの実験に挑みます。
コメント

懐かしのマシン

2014年08月01日 | 研究
環境システム科の新しい実験室に置かれたこのマシン。
見覚えのある方はいらっしゃいますか?
そうです。マイクロバブル発生装置です。
2011年、東日本大震災で津波被害を受けた
塩害土壌を再生する技術を考案しようと
当時のチームの2~3年生が合同で緊急に研究を進め
数週間という短期間で開発した際に
キーテクノロジーとして利用した懐かしのマシンです。
その後、メーカーに返却したのですが
チームをストックホルムの国際大会まで導いたこのマシンが
なぜまた手元にあるのでしょうか?
これには嬉しい理由があるのです!
コメント