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感想:『ドージンワーク』が残したもの

2007年10月02日 21時24分38秒 | 2007夏アニメ
同人誌作りをテーマとしたアニメで、その切り口には興味深いものはあったのだが、終わってみればアニメの出来には見るべきものがなかった。作画が崩壊しかけた回などもあり、物語は単調で面白みに欠けた。
この作品の最大の特徴はAパートはアニメなのに、Bパートは実写による企画ものだった点だ。アニメを期待して見始めたが、結果的には実写企画のノリを楽しむこととなった。それはほとんどアニラジといった感じで、決してよく練られた企画という訳でもないのだが、女性声優二人が同人誌を作るという無謀とも思える内容が当たった感じだ。
アニメも実写企画も質は低い。低予算のゲリラ的な番組だったとも言える。だが、才能の発掘などやり方を考えれば試みとしては面白そうに思う。番組としてアニメと実写を融合させる手法はこれまでにもよくあったが、その連動性や方向性にはまだまだいろんな可能性が秘められているように感じる。それを感じられたことがこの作品の価値だったと言ってもいいだろう。


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