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アニメ感想「スカイガールズ」

2007年12月30日 18時51分23秒 | 2007夏アニメ
なんともベタな作品だ。
キャラクター、ストーリー、演出、そのどれをとっても取り立ててこれといったものはない。陳腐といっていいくらいベタな内容で、目新しさのかけらもなかった。それでも最終回まで見続けてしまったのはなぜか。

近未来、謎の敵との戦争で荒廃した世界が舞台。もうこれだけで「ありがち」感が漂ってくる。美少女たちが新型メカに乗って戦うのもお約束。ストーリー展開にせよ、エピソードにせよ、「うわあなんてベタなんだ」と叫びながら見ていた。
最初のうちはそれでも、丁寧な演出が光っていた。電力不足や紙が貴重品といった演出でこの世界の実状を表したりしていた。しかし、徐々にそういう丁寧さは影を潜め、話を消化するのみとなっていった。何度も見るのをやめようか迷ったのはこの時期である。

結局、最後まで「何か」を感じることなく終わってしまった。ただそれほどベタな内容を照れることなく押し通したという点においては評価できるだろう。ギリギリとはいえ見れるレベルを最後まで維持し続けたがゆえに、最後まで見てしまったのだ。

ただ、この作品の場合、先行でOVAが制作され、それを前もって見ていたが、残念ながら26話を通しても30分ほどのOVAの出来には及ばなかったと思う。OVAも特にここが優れているというものではなかったが、ライトな雰囲気が印象的だった。ああいうノリでTVシリーズを作れれば評価できるものになったかもしれないが、なかなか難しいだろう。


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