白夜の炎

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暴力団の資金源に-井上工業・東証2部上場

2011-11-23 17:16:12 | 産業
「<井上工業架空増資>新株の半分が暴力団側に

毎日新聞 11月23日(水)2時30分配信

 東証2部に上場していた建設会社「井上工業」(群馬県高崎市、破産手続き中)を巡る架空増資事件で、新たに発行された1億5000万株(時価18億円相当)の約半数は暴力団関係者や関連企業に渡った可能性があることが捜査関係者への取材で分かった。警視庁組織犯罪対策3課は、暴力団関係者らが資金繰りに苦しむ井上工業につけ込み、取得した株で利益を上げたとみている。

 井上工業は08年9月、金融ブローカーの奥村英(ひでし)容疑者(61)=金融商品取引法違反(偽計取引)などの容疑で逮捕=が代表を務める「アップル有限責任事業組合」(東京都中央区)を引受先とする18億円の第三者割当増資を実施したと発表した。しかし、このうち15億円は井上工業が資金を出し、株価を維持するために増資に見せかけたとみられている。

 捜査関係者らによると、残りの3億円は、ブローカーの前野森幸容疑者(50)が役員を務める指定暴力団山口組系関係会社がアップル側に拠出。アップル側は返済するまでの担保として、架空増資で発行した新株のうち1億2500万株を差し出した。しかし同社はアップル側から返済を受けても株を手放さなかったため、アップル側は別の山口組系元組員に返済交渉を依頼。元組員は1億株を取り戻したが、成功報酬などとして5000万株を取ったという。

 増資当日に1株15円だった井上工業株は、その後の9日間で3分の1の5円まで急落。暴力団関係者に渡った新株が市場で大量に売却されたために値崩れしたとみられる。

 組対3課によると、逮捕された5人のうち、井上工業元社長の中村剛容疑者(68)と前野容疑者は「架空増資とは知らなかった」などと容疑を否認。他の3人は容疑を認めているという。【前谷宏、浅野翔太郎】」

 このような例を見ても暴力団が企業に食い込んで食い物にしていることがよくわかる。

 暴力団を何かと都合よく使おうとする姿勢が日本の企業にあるという証拠だろう。

防疫列車 (満鉄)

2011-11-23 15:22:48 | 戦争犯罪
防疫列車 (満鉄)


 以前にもこのブログにのせたもの。

 まだ調べていないが、731部隊と無関係だったとは考え難い・・・と思っています。

 ちなみにフィルムのナレーションは以下の通り(初めの部分省略)。

「・・・・ 防疫機関のない奥地において、常に移動的に急性伝染病の予防・防疫に任じつつあるこの豪華列車は、病原体の検索、患者の収容、汚染物質の消毒、検診ならびに治療を目的として、機関車、発電車、消毒車、解剖車、試験手術車、診療車、患者収容車、隔離車、炊事車、従事員宿泊車の10両に、濃緑色に白線一本を引いて瀟洒な列車を編成し、夏も冬も大陸の隅々まで、満州防疫陣の尖兵となって活躍しているのであります。」


 この列車がどこの管轄下で、実際どこで活動したのか、まずそこから検討しなければいけないだろう。

中国、アメリカに市場開放を要求

2011-11-23 14:52:12 | 国際
「中国国営通信社、米国に市場の開放を要求

サーチナ 11月23日(水)14時32分配信

 中国国営通信社の新華社は22日付けの社説で、「米国は約束を履行し、差別や障壁をなくすべきだ。中国の資本が公平に米国の投資市場に参入することは、米国の経済回復、雇用創出、税収増加、創作活動のプラスになるだけでなく、世界経済にも有利である」と強調した。中国国際放送局が報じた。

 社説は、「閉会したばかりの米中商業貿易連合委員会会議で、米国は中国の投資を歓迎する姿勢を示した。今回こそ真剣に、実行することを期待している」としたうえで、「投資市場の障壁と差別をなくすかどうかは、米国が決めることである。米国は、ダブルスタンダードをやめ、経済行為を政治化しないことだ。また、いつまでも中国脅威論に惑わされないでもらいたい。日本、韓国、メキシコと同様に、中国に対しても、投資市場を開放する必要がある。これは、市場経済の規範に合致するとともに、互恵共栄にもつながる」と主張した。

 また、「両国間はまだ正式に投資協定を結んでいない。これは、互いに2番目の貿易パートナーなっていることに釣り合わない。さらに、米国は中国への戦略的な信頼を強化したうえで、中国とともに、相互尊重、互恵共栄といった協力パートナーシップを築いていくべきだ。これは、両国人民と世界に幸せをもたらすことができる」と強調した。(編集担当:村山健二)」

 このような中国の主張をみるとき、なぜ日本は経済発展のピークでもこのような主張ができなかったのかといぶかられる。

 そう思いませんか?

カーネーション・NHK朝ドラ

2011-11-23 14:36:20 | 芸能
「尾野真千子「働き盛り女子から支持」糸ちゃん見てるとがんばれる

2011/11/23 12:00

<カーネーション(NHK月~土曜あさ8時)>なかなか評判がいいようだ。

 「働き盛り」の女子たちから、「これを見ると、よーし、私もがんばろうという気持ちが湧いてくる」という声をよく聞く。

ヒロイン・小原糸子はデザイナーのコシノヒロコ、ジュンコ、ミチコ3姉妹のお母さんの小篠綾子がモデルだが、舞台はだんじりで有名な大阪・岸和田。昭和初期の子供時代から始まった物語はだんだん佳境に入り、今週はいよいよ結婚話が持ち上がった。


小林薫の可愛げあるクソ親父に魅力

糸子を演じる尾野真千子がとっても生き生きしていて、思わず「糸ちゃん!」と呼びかけたくなる。尾野は「Mother」(日本テレビ系2010年4~6月)で幼い娘をゴミ袋に入れて捨てる母を演じ、「名前をなくした女神」(フジテレビ系2011年4~6月)ではお受験競争の中で歪んでいく母を演じた。いずれも不幸な女で怖いほどの存在感を示したが、今度は明るく元気な糸ちゃん。これが役者というものなのだろう。

糸子を取り巻く人々もみんないい。とくに「いいね!」と言いたいのは糸子の父・善作(小林薫)。がんこで聞く耳持たず、家族に自分のやり方を押しつける。その憎たらしさはまさしくクソ親父。だけど、彼なりに、男として家長として一生懸命なのだ。可愛げもあり、つまりはそんなところにお嬢様育ちの母・千代(麻生祐未)も惹かれて駆け落ちしたのだろう。


大震災後はこんな人間関係いとおしい

その母の実家が驚きのお金持ち。母の父、すなわち糸子の祖父は神戸の実業家で、大きな屋敷に住んでいる。祖母・貞子(十朱幸代)も母・千代も西洋人の仕立て屋に作らせたイブニングドレスを何着も持っているというセレブ。

 着ていたのは明治時代末から大正時代だろう。その頃の神戸では、イブニングドレスを着て舞踏会に行くような世界があったのね。それにしても、昭和になっても洋服を着る人がほとんどいない岸和田とはなんという違い!

十朱幸代はとっても可愛らしく、母の千代もポヤンとしているようだが聡明ですごくいい感じ。それから、すばらしいのは父方の祖母・ハル(正司照枝)。まったく自然で、まるで本当に町内にこういうおばあちゃんがいるみたいだ。糸子の幼なじみで高級料亭の娘・奈津(栗山千明)と糸子の関係もほほえましい。

家族や隣近所が濃密な関係をもって暮らしていたこういう時代と土地は、ドラマのように良いことばかりではなかったろうが、東日本大震災後の今はなんだか輝いて見えるなあ。」
(J-CAST TVウォッチ、より  http://www.j-cast.com/tv/2011/11/23113935.html)

 ⇒NHK カーネーション http://www9.nhk.or.jp/carnation/


 このドラマは私も大ファン。働く意味。働くことはお金のためだけではないということ。

 働き・生きることは人間関係を紡いでいくことだとよくわかる。

 みんなでみて、たのしんで、大いに議論したい番組です。

こんなことでいいのか?-韓米FTA批准強行

2011-11-23 14:31:00 | アジア
「韓米FTA批准案、国会を通過…催涙弾で修羅場

中央日報日本語版 11月22日(火)17時17分配信

 韓米FTA批准案が22日、韓国の国会本会議を通過した。この日、ハンナラ党の議員たちは、国会本会議場を奇襲占拠し、在籍議員295人中170人が出席する中、賛成151人、反対7人、棄権12人で批准案を通過させた。

 これについて野党議員たちは「ごり押し処理」として強力に反発しており、批准案の効力の是非をめぐって衝突が避けられない見通しだ。

 一方、民主労働党の金先東(キム・ソンドン)議員は、この日、ハンナラ党の批准案の強行処理を阻止するため、催涙弾を投げつけた。催涙弾が投げられると、本会議場の議長席周辺は修羅場となり、表決処理が遅延した。」

泊原発のやらせ

2011-11-23 14:25:02 | 原発
「泊原発やらせ、道職員から働きかけ…第三者委

読売新聞 11月23日(水)14時7分配信

 北海道電力泊原子力発電所(泊村)3号機のプルサーマル計画を巡る「やらせ」問題で、道の関与を調べていた第三者検証委員会は23日、北電側の手書きのメモを元に、道職員から一定の働きかけがあったとする報告書を高橋はるみ知事に提出した。

 報告書では、「行政運営の基本理念ないし基本原則に違背するものであり、不適切」としたが、道の組織的関与は認められないとしている。
最終更新:11月23日(水)14時7分」

 どこまで続くぬかるみぞ…、という古い軍歌があったが、そのような状況である。

 原発を造るという前提に疑問を呈する人間が組織的に排除され得た、そして今でも排除されうる日本社会の構造自体に問題がある。