白夜の炎

原発の問題・世界の出来事・本・映画

3月24日のブログから再録-問題は東電や官僚/ニューズウィークから

2011-11-20 21:04:59 | 原発
「 ニューズウィークのネット版から一部を引用。

 赤い部分注目してほしい。

 民主党政権が問題にしてきた日本の官僚社会・官僚的体質がどれほどひどいものかよく出ている。

 こんな社会や体制を作ったのは自民党と、戦前の国家意識を引きずってきた官僚たちだ。

 この連中を徹底排除することが日本の未来を築くことだ。


「ウォールストリート・ジャーナル紙は元東電社員で現在は内閣府原子力委員会の委員を務める尾本彰の話として、東電は地震の翌日に海水注入で原子炉を冷やすことを考えたが、海水を使うと原子炉が永久に使えなくなり資産価値が損なわれるため躊躇したと報じている。結局、原子炉建屋が最初の爆発を起こし菅直人首相から命じられるまで、海水注入は行われなかった。

 ある政府関係者は言う。「この事故は60%は人災だ。東電は初動対応に失敗した。10円玉を拾おうとして100円玉を落としたようなものだ」

 福島第一原発からわずか80キロの場所にいた自衛隊も、地震後5日目まで事故対策に本格的に参加しなかった。東電側から要請がなかったからだという。実際ある時点では、いったいどういうつもりかと菅が東電に詰め寄る場面もあったという。」」

3月14日のブログから-TPP反対資料

2011-11-20 20:50:59 | 国際
「これから定期的にTPPに関係する言説とデータを紹介していく。

 今回はこちら。

 http://www.nochuri.co.jp/report/pdf/f1103sea.pdf

 『金融市場』2011年3月」  潮 流
 「TPP 推進論の不思議」
  専務取締役 岡山 信夫

 * TPP推進の大義としてあげられている「アジアの成長を取り込む」について以下のように指摘。

  「シンガポール、マレーシア、 ベトナム、 ブルネイの 4 か国であり、 この 4 か国とはすでにわが国は FTA を締結
   している。 そもそも 「アジアの成長」 という場合に想定されている最大の市場は中国であるが、 中国が TPP
   へ参加する可能性はない。 韓国の参加も同様に見込めないことから、 TPP が進展して APEC 全体の
   自由貿易圏構想である FTAAP につながっていくとも考えられない。 これで、どうして「アジアの成長を」
   という議論になるのだろうか。」

 ごもっともである。」

 (写真はTPP推進を支持する自工会関係者 自国の国民がみな貧乏人になってどうやって車産業の発展を図れるのか? 大馬鹿どもである)

3月17日のブログより-原発銀座の問題点

2011-11-20 16:34:02 | 原発
「 今の日本には53基の原発がある。計画中と建設予定の原発は16基に及ぶ。


 これはアメリカの104基(9基/計画・建設予定)、フランスの59基(1基)に次いで第三位であるが、今後の建設予定ではこのビッグ3のうち断トツの一位である。


 アメリカのカリフォルニアほどの面積にアメリカの半分の原発が密集する。

 その結果福島第一原発に見られるように、同じ敷地に6つも炉のある原発が建設される。

 このような例は諸外国ではまずないことである。

 通常は一つか二つである。

 それは何か起きた時への対応に限界があるからだと考えられる。


 日本ではそもそも地震国日本に数多くの原発を建設することに多くの疑問があった。

 また海岸地域については津波の心配も常々指摘されてきたことである。

 今露呈しているような非常時に起こりうるトラブルも、原発反対派だけでなく幅広く指摘されて来たのではないか。


 そして原発に依存せざるを得ない体制を作り上げ、原発建設のため町の住民や議員達を抱き込む懐柔策を取って地域社会にひびを入れてきた。

 今回の悲劇は9電力体制で、政府と一体化しながら高収益を維持してきた電力会社-そしてその背後にいる原子力産業・それと一体化した官僚-が、膨大な資金を使ってマスコミをコントロールし、住民を分断し、言うことを聞く政治家を養ってきた、その結果である。

 人災だと言わざるを得ない。

3月17日のブログ記事から-アメリカ政府の退避勧告

2011-11-20 16:30:14 | 原発
「 アメリカ政府は16日、原発から80キロ圏からの脱出を勧告した。

 米軍兵士に対しても、国防総省が同様の命令を発した。



 日本人だって同じだろう。

 半径100キロは、もうない。人間が活動できる場所ではない。

 日本の壊滅を覚悟しなければならなくなりつつある。



 [ワシントン 16日 ロイター] 

 米政府は16日、日本の地震に伴う原発事故が深刻化していることを受け、米国民に対して福島原発から半径80キロ圏内から退避するよう勧告した。

 ホワイトハウスのカーニー報道官は「津波の後、状況は悪化している。被害が拡大する可能性があり、原子炉から放射能が放出される恐れがある」と述べた。

 一方、米国の原子力規制当局者は、過熱している原子炉を冷却する能力に疑問を呈し、「現場では放射線のレベルが高く、作業員が近づくことは困難だ。放射能を浴びれば短時間で致死量に達する可能性がある」と語った。

 米国防総省によると、米軍の兵士に対しても、原発から半径80キロ圏内から退避する命令が出された。」

 アメリカ政府は今でも福島周辺への訪問を制限しており、関東地方も長期滞在には不向きだとしている。

3月17日のブログより-もっと生きるための自己主張を!!・・・韓国の記事から

2011-11-20 16:27:16 | 原発
「 以下は朝鮮日報日本語版からの記事。

 著者の鮮氏は日本特派員の経験も長い。ポイントは以下の通り。

 ①醜い姿をさらけ出しても、もっと要求すべき。東北へは道路はガラガラ、モノのある地域では買い占め。
  そして被災地は窮状・惨状を呈している。

 ②26時間の運転中物資輸送のトラックを見なかった。

 ③今の日本は秩序ある民族の自己催眠状態だ。



 「・・・ここに来るまでに感じたことがある。28時間かけて運転する道中、救援物資を積んだトラックの列を見かけなかった。

 裕福な日本はなぜ自国内で十分な物資を送るのにこんなに時間がかかるのか。


 被災地の人々はおにぎり1個で1日を耐え忍んでいるというのに、首都圏の人々の買い占めによって、被災地に送る物資が足りなくなる(15日付朝日新聞)という矛盾した現実がなぜ報じられるのか。「

 恥ずべき姿だ」と互いを非難し、自衛隊でも動員して、システムを整える方がましではないか。

 日本人は自分よりも他人に配慮する民族だと言われる。5年半の特派員生活で接した普段の日本人はそうだった。地下鉄でも、争って座ろうとする行動を恥じる国民だ。

 そんな日本人をわたしは今も尊敬している。被災地の住民も涙が出るほど互いに配慮し合う姿をみせている。彼らは政府を恨んだりしない。

 しかし、首都圏の人々の行動は、そういう評判とはかけ離れている。静かに列をつくり、もっとくれと騒いだりはしないが、買い占めには違いない。むしろ売り場に殺到して騒いだ方が、深刻な状況が際立ち、状況を改善する上では有効だ。むしろ醜い本質はそのままさらけ出すべきだ。

 被災者の人々には「早く食べ物をくれ、早くトイレをつくれと、もっと声を上げてはどうか」と言いたい。「耐えることだけが良いわけではない」と叫びたい。声を荒げて、こぶしを振り上げなくても救援物資が迅速に届く状況であれば構わない。しかし、現実はそうではない。今の日本は「耐える民族」「礼儀正しい民族」という自己催眠に陥り、自ら苦痛を生み出している。

鮮于鉦(ソンウ・ジョン)産業部次長待遇」」

3月16日のブログから-アルジャジーラの記事

2011-11-20 16:26:00 | 原発
「アルジャジーラの日本の災害特集に寄せられたコメント。

 ポイントは以下の通り。 


 ①日本政府はウソをついている。「アレックス・ジョーンズは政府がウソをつく傾向がある。と指摘」

 ②公式発表は事態の深刻さを過小に示すようように展開している。



"dded: 15 Mar 2011 13:09
We don't know the truth about Japan's nuclear disaster

Uploaded by TheAlexJonesChannel on Mar 15, 2011

http://www.infowars.com/we-dont-know-the-truth-about-japans-nuclear-disaster/

"In a special video, Alex Jones addresses the tendency of governments to lie, with focus on Japan's nuclear meltdown crisis. From the onset of Japan's post-earthquake disaster, it's officials have been downplaying the risks and keeping its population, and the peoples of the world, in the dark about the true scale of dangers. Now, with the explosion of a third reactor, other reactors in jeopardy, and a total chain reaction threatening to unfold, it is obvious that reassurances were issued only to keep create a more positive public image."

http://www.youtube.com/watch?v=RKl6P40WXSE
Leonard, Raymond, New Hampshire, United States

3月16日の記事・福島第一原発3号炉のMOX燃料について

2011-11-20 16:23:32 | 原発
「 福島第一原発の三号炉はプルサーマル炉なので、それについて書かれたものを調べたところ、以下のブログ記事を発見しました。アドレスは以下の通りです。
(http://blogs.yahoo.co.jp/icarus777z/64133318.html)

 プルサーマルに伴う問題点は以下の通り。

 ①核廃棄物は可増える。

 ②事故が発生した場合超ウラン元素の発生が大きくなる。
 
 ③燃料棒の破損が生じやすい・・・対策はあるが三号炉には適用されていない可能性が大きい

 ④そして何よりもこの指摘。
 「水蒸気管破断のようなPWRの冷却水温度が低下する事故や、給水制御弁の故障のようなBWRの炉内  圧力が上昇する事故が発生した場合において、出力上昇速度がより速く、出力がより高くなる。(燃料体の設  計および原子炉内での配置を工夫することによって対処が可能[4])」

 ⑤そして何よりも燃料の一部にプルトニウムを用いていること―これは私見。プルトニウム自体の毒性が非常に高い。

 放射性物質は風に乗って飛散するが、炉から発生する放射線は風向きとは関係なく同心円状に広がっているはず。

 あまりにも深刻だ。


「プルサーマルと福島第一原発 3号機

 ・・・爆発を起こした福島第一 3号機はプルトニュウムを用いたMOX燃料(再処理)を使ったプリサーマルが行われており、これは北陸電力の隣石川県の志賀原発と同じですのでちょっと調べてみました。

 福島第一原発プルサーマルが臨界 10月末から営業運転 2010年9月18日16時33分

 福島第一原発3号機(福島県大熊町)のプルサーマル発電で、東京電力は18日午前、原子炉を起動させた。当初、17日夜に原子炉起動を予定していたが、非常時に炉内に水を送る装置の作動準備が整わないことを示すランプが点灯したままだったため、調整して動かした。



 東電によると、起動から3時間後の午後1時20分、核分裂が連続する臨界に達した。試運転を経て10月26日に営業運転に移る予定。プルサーマル発電は国内3基目で、東電では初めて。

 数年前からプルサーマルの計画があったようですが、昨年2月に福島県から認可、9月から実施された様で、今回の事故に至るまで半年弱の状態でした。

 プルサーマル wiki
 もんじゅのような高速増殖炉では、高速中性子によってプルトニウムを核分裂させるが、プルサーマルでは、通常の軽水炉と同様に、熱中性子によってプルトニウムを核分裂させることから、このような名称が作られた(和製英語)。



 通常、軽水炉ではウラン235とウラン238を混合したウラン燃料(二酸化ウラン)を核分裂させることで熱エネルギーを生み出すが、ウラン238が中性子を吸収し2度のβ-崩壊を経てプルトニウム239が生成され、そのプルトニウム239自体も核分裂する。

 その結果、発電量全体に占めるプルトニウムによる発電量は平均約30%となる(プルサーマル発電を行なわない場合でも、運転中の軽水炉の中にはプルトニウムが存在し、ウラン同様に発電に利用されていることに注意)。それに対し、プルサーマルではMOX燃料と呼ばれるウラン238とプルトニウムの混合酸化物(Mixed Oxide)を燃料として使用する。

 プルサーマルで使われるMOX燃料はプルトニウムの富化度(含有量)が4~9%であり、MOX燃料を1/3程度使用する場合、発電量全体に占めるプルトニウムによる発電量は平均50%強となる。



欠点

 しかし、プルサーマル方式は、元々ウラン燃料を前提とした軽水炉でプルトニウムを(一部)燃やすこともあり、経済的な課題のほか、技術的に見て課題点が多い。



再処理に関わる部分

 軽水炉からの高レベル核廃棄物をそのままガラス固化させる場合と比べ、事故が発生する可能性が飛躍的に高まる

再処理によって核廃棄物は却って増える
(一般的な資源のリサイクルと異なる点)


 冷戦終結後、ウラン資源の需給は安定しており、再処理で製造したMOX燃料では経済的に引き合わない状態になっている(つまり、プルサーマル計画自体が不経済)。

 再処理を行なうと核燃料の高次化が進むため、最大でも2サイクルまでしか行なえない(高速増殖炉の場合はこの問題は発生しにくい)[3]。

 これに対し原子力関係者は使用済み燃料の発生量や再処理工場の能力などから1サイクル目が終わるのは来世紀などと考え向き合うことを避けている。

 ・・・・


MOX燃料の軽水炉での燃焼に関わる部分

 高速増殖炉と比べて燃焼中に核燃料の高次化が進みやすく、特にアメリシウム241が生成されやすくなる。核燃料の高次化が進むと、反応が阻害され、臨界に達しなくなってしまい、核燃料として使用できなくなる。

 上記と関連し、事故が発生した場合には従来の軽水炉よりプルトニウム・アメリシウム・キュリウムなどの超ウラン元素の放出量が多くなり、被ばく線量が大きくなると予測される。


原子炉の運転や停止を行う制御棒やホウ酸の効きが低下する。[4]

 燃え方にムラが生じ、よく燃えるところの燃料棒が加熱・破損しやすくなる。もっとも、

 これは現行の方式ではコストを下げるために一部の燃料棒のみにMOX燃料を入れるから起きる現象で、コスト面を犠牲にして全燃料棒にMOX燃料を入れるように変更すれば回避できる。

 水蒸気管破断のようなPWRの冷却水温度が低下する事故や、給水制御弁の故障のようなBWRの炉内圧力が上昇する事故が発生した場合において、出力上昇速度がより速く、出力がより高くなる。(燃料体の設計および原子炉内での配置を工夫することによって対処が可能[4])

 ・・・・・

MOX燃料


 MOX燃料(モックスねんりょう)とは混合酸化物燃料の略称であり、使用済み燃料中に含まれるプルトニウムを再処理により取り出し、二酸化プルトニウム(PuO2)と二酸化ウラン(UO2)とを混ぜたものである。

  主として高速増殖炉の燃料に用いられるが、既存の軽水炉用燃料ペレットと同一の形状に加工し、核設計を行ったうえで適正な位置に配置することにより、軽水炉のウラン燃料の代替として用いることができる。これをプルサーマル利用と呼ぶ。



MOXとは(Mixed OXide)の頭文字を採ったものである。



問題点

 ウラン新燃料に比べ放射能が高い(特に中性子が著しく高い)ため、燃料の製造については遠隔操作化を行い、作業員の不要な被曝に十分配慮して行う必要がある。

 ウラン中にプルトニウムを混ぜることにより、燃料の融点が下がる。これにより燃料が溶けやすくなる。また熱伝導度等が、通常のウラン燃料よりも低下する。これにより燃料温度が高くなりやすくなる。

 核分裂生成物が貴金属側により、またプルトニウム自体もウランよりも硝酸に溶解しにくいため、再処理が難しい。

 FPガスとアルファ線(ヘリウム、ガス状)の放出が多いため、燃料棒内の圧力が高くなる。

 性質の違うウランとプルトニウムをできる限り均一に混ぜるべきであるが、どうしてもプルトニウムの塊(プルトニウムスポット)が生じてしまう(国は基準を設けて制限しているが、使用するペレット自体を検査して確認することはできない)。


追加 東芝原発設計者会見

外国特派員協会 3/14(第4回)福島原発に関するCNIC記者会見 中継

追加 東京電力 原子力発電所



地震前稼動状況
 福島第一 1、2、3号機稼動中→緊急停止 4、5、6号機停止中
  1号機:12日水素爆発
  2号機:14日燃料棒露出
  3号機:14日水素爆発
 福島第二 1、2、3、4号機稼動→緊急停止
  1号機:14日圧力抑制室100℃以下、午後5時から原子炉冷温停止中。
  2号機:14日圧力抑制室100℃以下、午後6時から原子炉冷温停止中。
  3号機:12日午後0時から原子炉冷温停止中。
  4号機:14日午後3時から原子炉冷却中。」」

3月16日の記事を再録-当時を忘れないために

2011-11-20 16:21:34 | 原発
「 日本の耐震基準についてIAEAが不安視していたことが判明した。

 ポイントは35年回に3回しか見直しを行っていないこと。

 近年の地震が耐震基準を上回っていること、である。

 日本では日本の原発は耐震性を十分に考慮されていると、マスコミも学者の口をそろえていたが、具体的な事実はこうだったということだ。

 今の放射能被害についても同様である可能性は強い。


「【ロンドン=橋本聡】

 英紙デーリー・テレグラフ(電子版)は15日、2008年に国際原子力機関(IAEA)のスタッフが、日本の原発の地震対策に不安を表明していたと、内部告発サイト「ウィキリークス」から入手した米公電をもとに報じた。

 公電は、08年12月に東京で開かれた主要8カ国(G8)による原子力安全保安グループ会合の内容を東京の米国大使館が記したもの。

 ・・・それによると、IAEAの発表者は日本の原発について「耐震の安全基準が過去35年間で3回しか改定されていない」と発言。IAEAとして安全基準を再調査していると語った。

 IAEAの発表者は「近年のいくつかの地震は一部の原発の設計基準を上回っている」とも指摘し、深刻な問題だと述べたという。」」

3月15日のブログ記事-当時のことを忘れないための再録

2011-11-20 16:19:01 | 原発
「 マスコミは社説でも、テレビ報道でも、何かというと「冷静に」「専門家の方に伺うと安心できる」と繰り返している。

 そのココロは、要するに「安全です」「何とかなります」ということだ。

 しかし今やどうにもならなくなったのは明白だ。

 

 特に福島原発の事故は4号機の使用済み燃料プールが発熱、曝露されたことでほぼ最悪の事態となった。


 これは、どう考えても使用済み燃料の冷却不足による水の蒸発と、その後の崩壊熱による溶解を伴っているとしか考えられない。

 燃料プールには強固な格納容器があるわけではないから、容易にメルトダウンに陥る可能性がある。

 限りなくチェルノブイリに近い状況になってきたのではないか。


 旧ソ連の場合はチェルノブイリを放棄しても国家的に、例えば産業が破たんするとか、生活圏が大規模に失われる、といったことはなかった。その後の旧ソ連の解体は別の要因によっている。何よりも国土の広大さが違う。


 日本の場合政府は何も言っていないが、このまま曝露が続き、さらに各汚染物質が大量にまき散らされる事態になれば、おそらく半径100キロ程度は人が住めなくなる可能性があるのではないか。

 川や地下水など様々なことを考慮すれば数キロ、数十キロで済むことでないのは明らかだ。


 東北には半導体メーカー、自動車産業、製鉄、化学など日本経済を支え、人々の生活を支える経済と生活の基盤がある。その中の相当の部分が子のテリトリーに入るだろう。

 この様子を見て国内外で株が売り浴びせられている。



 全てはウソの報告で原発の危険性を糊塗し、9電力体制の独占によってあげる安定収益でマスコミを買収してきた東電に第一の非があることは明らかだ。


 そしてそれをそのままにしてきた自民党政権・官僚も同罪。


 今のテレビ新聞は、まず自らの膿を吐き出しながら、東電-官僚-学会―自民党、という腐敗しきった体制を徹底的に追求する時である。

 それでできないならまず民放は全部休止しろ。

 節電になる。」

チェルノブイリのその後を映画化-今関あきよし

2011-11-20 16:12:02 | 放射能
「チェルノブイリ原発事故の恐ろしさを訴えるのはアイドル映画で知られたあの監督

Movie Walker 11月20日(日)16時0分配信


 東日本大震災に起因する福島第一原発の事故以降、放射能の脅威に対する不安は未だ拭えずにいる。この事故を語るうえで必ず比較対象とされるのが、1986年4月、当時のソビエト連邦(現ウクライナ)、チェルノブイリ原子力発電所で起きた爆発事故だろう。

 現在も近隣住民に深刻な被害を与えつつ、現存するチェルノブイリ原子力発電所。そこに住む人々の姿をとらえたドラマが、11月19日から公開されている『カリーナの林檎 チェルノブイリの森』だ。

 取材途中に亡くなったカリーナ(仮名)に捧げられた本作は、ドキュメンタリーではなく、しっかりと作られたフィクション。登場人物はあくまで架空のものだが、綿密な取材によって、今もなお続くチェルノブイリ原子力発電所事故の後遺症に苦しむ人々の姿がリアリティたっぷりに描かれている。

 本作が興味深いのは、日本人監督がメガホンを握っていることだ。それも監督は、富田靖子の初主演作『アイコ十六歳』(83)や、浜崎あゆみも出演している『すももももも』(95)など、数々のアイドル映画で知られる今関あきよしなのだ。

 2003年にチェルノブイリ原子力発電所まで自ら足を運び、その目で見たものを脚本に反映させ、再び同地を訪れ、ベラルーシやロシア人スタッフと共に撮影を敢行し、2004年に完成させた。7年の時を経ての公開となるが、劇場公開が決まるや、最新の映像も織り交ぜ、また新たな作品として作り上げる力の入れようだ。

 かつてアイドル映画でその手腕を発揮した今関監督の新たな挑戦。福島原発の事故があったからこそ、注目したい一作だ。【トライワークス】

最終更新:11月20日(日)16時0分 」