白夜の炎

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見込みなき五輪招致活動

2013-06-05 16:35:42 | スポーツ
 以下の通り日本の五輪招致活動には展望がない。

 結局電通やメディアがお粗末な仕事でぼろもうけする、ということに終わりそうだ。

「ロシアのサンクトペテルブルクで5月30日、2020年夏季五輪の招致に向けた3都市のプレゼンテーションが行われた。2日に帰国した猪瀬直樹東京都知事が「ものすごく盛り上がった。手応え十分」(産経ニュース)と満足感を示しているように、各メディアとも東京代表のプレゼンテーションに一定の評価を与えている。

 30日の日本経済新聞ウェブ版によれば、プレゼンテーションはイスタンブール、東京、マドリードの順で、各都市20分の持ち時間で実施された。猪瀬知事らは「治安のよさ」や「選手村から8キロ圏内に大半の競技会場を配置するコンパクトな計画」などについて情熱的にアピール。海外メディアからは、東京側の懸案とされてきた知事の「イスラム諸国はけんかばかりしている」との問題発言についても質問が飛んだが、「ともにフェアプレーで頑張りたい」と前向きに切り返し、傷口を広げることもなかったようだ。

 また、2日に各メディアが報じたように、ライバルであるトルコ・イスタンブールでは連日、エルドアン首相に対する抗議デモが続いており、1日は900人以上が拘束、一部の交通機関が麻痺するなど、五輪招致にも影を落としかねない事態に発展している。

 一方、スペイン・マドリードについては、国の不安定な経済情勢が不利に働くと見られてきた経緯もあり、また「安全・確実」との主張が東京ほどの説得力を持つか、ということにも疑問符がつく。こうした状況を見ると、念願の五輪招致に向け東京が一歩リードか……と思われるが、実はそうでもないようだ。

「アジア票、期待できず」の見出しで、東京の苦戦を伝えているのは、31日付の朝日新聞。同記事によると、IOC委員は現在100人。日本はアジア(23人)を土台に、立候補都市のないアフリカ(11人)、北中南米(18人)、オセアニア(5人)の浮動票を狙うことになるが、アジア票のうち、中国(3人)と韓国(2人)は「領土・外交問題で見込めない」(都幹部)。

 中国の影響が強い香港と台湾の各1票も厳しく、アフリカ諸国に対しても、援助などの関係を通じて影響がある中国にパイプ役を期待していたが、アフリカのIOC委員は「中国から『日本は既に東京、長野、札幌でも五輪をやっているからいいんじゃないか』と言われた」と伝えてきたという。

 招致側からは、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長の従軍慰安婦をめぐる発言を問題視する声も出始めており、招致に携わる電通幹部は「女性蔑視に国際社会は敏感。政党の代表の発言としてまずい」と周辺に漏らしている(同紙)。英国人トレーナーの指導のもとで練習を重ねたとされる、東京都の“会心”のプレゼンテーションも、集票につながるかは疑わしい、と見る向きもあるようだ。

 他方で、東京都が海外に向けて発信する五輪招致広報サイトにも批判が高まっている。米国のデジタルマーケティングの第一人者=デイビッド・ミーマン・スコット氏が「世界最悪の英語ウェブサイトだ」と酷評したことがネット上で話題になったが、ウェブマーケティングを展開するイノーバの宗像淳代表が5月29日、これを翻訳したものを自身のブログに掲載し、さらに話題を広げているようだ。

「イノベーション」「グローバル・インスピレーション」「ユニークなバリュー」などの言葉が並んだ「東京2020年のビジョン」に関して、スコット氏は「これほど意味不明な文章は、正直いまだかつて読んだことがない」「これらは、英語のマーケティングの文章などで、あまりにも使われすぎて、安っぽくなりもはや何の意味も持たなくなっている」と指摘。スペシャルアンバサダーとして「ドラえもん」を起用していることについても、「11才の子供ならともかく、英語圏の大人全員がアニメ好きではない」として、バイヤーペルソナ(顧客像)をまったく理解していないと断じた。

 経営者向けにニュースを配信する「税金と保険の情報サイト」は6月1日、この件について「ネット上ではこのサイトのできばえについて、批判する声が高い。東京都の五輪招致活動では、大手広告代理店の電通が広報を請け負っている。高額の委託料を受け取っておいて、まともな英語文すら書けないとなれば、批判が集まるのも当然だ」としている。

 中国を中心とするアジア票の問題、また不評を買っている広報サイトが、今後の招致活動にどう影響していくか。東京都としては、決して楽観視できる状況ではないことは確かなようだ。
(文=blueprint)」

http://news.livedoor.com/article/detail/7732514/

松井秀喜への評価は本来まず野球界で

2013-05-06 11:39:39 | スポーツ
 松井秀喜の国民栄誉賞受賞ということで、民放はもちろん、NHKも大特集を組んで大変な入れ込みようである。

 安部晋三も「96」の背番号で登板し、今回の賞授与が政府の宣伝に利用されていることは明々白々。

 そのことはさておき、ちょっとおかしいと思うのは以下のことである。


 野球選手の評価は、まず野球界がすべきことではないだろうか。

 まずプレーヤーとしての評価を野球界が下し、それ以上の貢献が社会に対してあれば、それを国なり自治体なりが行う、これが順序ではないだろうか。

 アメリカのMLBは好きでよく見るが、選手に対する評価を行っているのはまず野球界の人たちだ。
 
 現役や引退したプレーヤー。スポーツジャーナリスト。ファン。

 こうした人たちがまず評価を下している。当然だろう。

 そしてそれ以上の貢献が社会にある場合も、まず評価を明確にするのは野球界だ-たとえばジャッキー・ロビンソン。


 松井の場合も評価はまず野球界が下すべきだ。

 そうなるとどういう観点で評価するのか、ポイントを明確にしなければなくなるだろう。

 選手としての成績。

 アメリカでの活躍。

 この二つが中心だろうが、後者に関しては、まずMLBで本格的な成功をおさめ、日本人のアメリカ行きの基礎を作った野茂英雄が第一に挙げられるべきだ。彼は投手としてもアメリカで歴代日本選手中最高の評価を得ている。

 また選手としてならば、MLBの最多安打記録を作った鈴木一郎の方が上だろう。

 松井選手が素晴らしい選手であることは確かだが、彼が残した成績はそれほど傑出したものとは言えないし-MLBの選手の中では-なにより記録に残るものがない。

 2009年のワールドシリーズでは確かにMVPに輝いたが、あの年のレギュラーシーズンの活躍はそれほどではなかった(だからこそ放出されたし、その後のエンゼルス、アスレティックスでの結果がヤンキースの判断が正しかったことを証明した)。

 NYYのバッティングコーチが「松井ほどスランプからの脱出に時間のかかる選手は稀だ」といった発言をしたのは、この年かその少し前だったと思う。

 巨人やヤンキースで活躍したスター選手だから取り上げるというマスコミの姿勢は、スポーツジャーナリズムとして自分自身の判断の観点を持っていない-人気だより・外部の名声だより-事を露呈しているが、その背景に野球界自身が自らの判断を持っていないことがあるのかもしれない。

 何れにせよスポーツ選手の評価はまずそれぞれのプロの世界で、ということであってほしい。

 野球界の人たちはこれでよいと思っているのだろうか。

「猪瀬発言:「イスラーム初」か「アジア初」か」/酒井啓子氏のブログより

2013-05-03 16:47:06 | スポーツ
 あの猪瀬都知事の発言を受けて、酒井氏が東京オリンピック当時にあった、開催に深刻な影響を及ぼしたインドネシア・イスラム諸国がかかわった問題を紹介しています。




「猪瀬発言:「イスラーム初」か「アジア初」か

ニューズウィーク日本版 5月3日(金)13時58分配信

 猪瀬都知事の発言が原因で、オリンピックの東京招致に影が差している。

 「イスラム国はけんかばかり」という侮蔑的表現が取り上げられることが多いようだが、その発言を弁解するときに「雑談のつもりだった」と言った、「イスラム圏初ってそんな意味あるのかなあ」という発言のほうが、筆者は気になる。なぜなら半世紀前に東京でオリンピックが行われたときの、最大のウリが「アジア初のオリンピック」だったからだ。

 そこで思い出したのが、1964年の東京オリンピックの際のゴタゴタである。

 問題が起きたのは、オリンピック開催まであと2年強となった1962年8月、インドネシアで開催されていたアジア競技大会でのこと。この大会に、イスラエルと台湾の参加がインドネシアによって拒否されたのである。インドネシアは、インドのネルー首相やエジプトのナセル大統領と並んで、1955年以降アジア、アフリカ諸国を席巻していた非同盟諸国運動の中核だった。当然、1956年の第二次アラブ・イスラエル戦争では、アラブ陣営を支持していた。宗教的にも、アラブ諸国とインドネシアの間には、「イスラーム教徒の国」という共通点がある。主催国インドネシアは、反イスラエル姿勢でアラブ諸国に連帯を示した。

 これが国際オリンピック委員会(IOC)の逆鱗に触れた。IOCは「政治とスポーツを分離すべしとの原則に反している」として、アジア競技大会を正式競技大会としては認めないとし、インドネシアをIOC会員停止処分とした。

 困ったのは、開催国日本である。アジア初の東京オリンピックに、アジアの大国インドネシアが参加しないのは困る。なにより第二次大戦期にインドネシアを占領していた日本が、インドネシアと平和条約を結んだのは、つい4年前のことだ。問題の舞台となったアジア競技大会は、その四年前に日本が開催国となっていて、オリンピックの東京招致のために大いに利用した大会でもある。

 大臣やIOC委員でもあった都知事が駆け回り、スカルノ大統領とIOC会長の仲介に奔走するなど、日本政府はぎりぎりまでインドネシア参加の道を模索した。今から振り返れば、驚くべき粘り腰外交である。だが、「イスラエルを拒否したせいでインドネシアがオリンピックから拒否されているなら、我々こそオリンピックを拒否すべき」とばかりに、アラブ諸国がこぞって不参加の姿勢を表明、参加国がどんどん減っていく。

 その後紆余曲折、二転三転し、インドネシア、IOC両者の歩み寄りが見られなかったのが、開催半年前、IOCが突然、折れた。インドネシアの資格停止を解いたのである。そのときにインドネシア代表が出した声明が、こうだ。「日本、メキシコ、アジア・アフリカ諸国の好意に報い、アジアで最初のオリンピックを成功させるためにインドネシアは参加する」(朝日新聞、1964年8月3日)。

 結果的には、インドネシアは開会式に参加したものの、実は翌日には選手団を引き上げざるを得なかった。IOCとの関係悪化に怒ったインドネシアが、63年に独自に「新興国競技大会」を立ち上げていたため、国際水連や陸連などが、そこに参加した選手はオリンピックに参加させない、としたためだ。

 当時の報道や資料を読むと、オリンピック成功のために日本政府がアジアと欧米中心の国際組織との間をなんとか取り持とうと、必死だった様子がよくわかる。「アジアの一員として」が、日本の国際社会進出の鍵だった。もし今回の騒動を超えて、東京がオリンピック開催地に選ばれたとしたら、50年前のスピリットをもって運営できるだろうか。

酒井啓子(千葉大学法経学部教授)」

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130503-00010000-newsweek-bus_all

お疲れ様-WBC日本チーム

2013-03-18 14:51:39 | スポーツ
 お疲れ様でした。

 ほかの国もずいぶんレベルが上がって、やはりこの4年の成長と、そして本気になってWBCに臨んでいることの表れでしょう。

「日本、WBC準決勝で敗退 3連覇ならず

2013年3月18日 14時20分

 プエルトリコ戦の8回1死三塁、井端が右前に適時打を放つ=AT&Tパーク(共同)

 【サンフランシスコ共同】野球の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は17日、サンフランシスコで準決勝1試合を行い、日本(2次ラウンド1組1位)はプエルトリコ(同2組2位)に1―3で敗れ、3連覇はならなかった。プエルトリコは初の決勝進出となった。

 日本は一回に先発の前田健(広島)が1点を失うと、七回には2番手の能見(阪神)が2ランを許し、リードを広げられた。打線は八回、井端の右前適時打で1点を返しただけだった。

 18日(日本時間19日)にはドミニカ共和国とオランダが決勝進出を懸けて準決勝に臨む。」

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013031801001027.html

女子柔道選手の告発文・全文

2013-02-07 15:26:24 | スポーツ
 以下の文を読んでみると、全柔連、オリンピック代表の強化人や監督が、おそらく柔道界の中でも異様に暴力的ハラスメント体質であったのだなと感じる。

 レイプ事件を起こした内柴などもそのような環境で自己形成した結果、ああなったのではないか。

 根の深さと深刻さを感じざるを得ない。
 

「選手からのメッセージ全文 (原文のまま掲載しています。)

皆様へ

 この度、私たち15名の行動により、皆様をお騒がせする結果となっておりますこと、また2020年東京オリンピック招致活動に少なからず影響を生じさせておりますこと、先ず以て、お詫び申し上げます。
 私たちが、JOCに対して園田前監督の暴力行為やハラスメントの被害実態を告発した経過について、述べさせていただきます。

 私たちは、これまで全日本柔道連盟(全柔連)の一員として、所属先の学校や企業における指導のもと、全柔連をはじめ柔道関係者の皆様の支援を頂きながら、柔道を続けてきました。
このような立場にありながら、私たちが全柔連やJOCに対して訴え出ざるを得なくなったのは、憧れであったナショナルチームの状況への失望と怒りが原因でした。
 指導の名の下に、又は指導とは程遠い形で、園田前監督によって行われた暴力行為やハラスメントにより、私たちは心身ともに深く傷つきました。
人としての誇りを汚されたことに対し、ある者は涙し、ある者は疲れ果て、又チームメイトが苦しむ姿を見せつけられることで、監督の存在に怯えながら試合や練習をする自分の存在に気づきました。
代表選手・強化選手としての責任を果たさなければという思いと、各所属先などで培ってきた柔道精神からは大きくかけ離れた現実との間で、自問自答を繰り返し、悩み続けてきました。
 ロンドン五輪の代表選手発表に象徴されるように、互いにライバルとして切磋琢磨し励まし合ってきた選手相互間の敬意と尊厳をあえて踏みにじるような連盟役員や強化体制陣の方針にも、失望し強く憤りを感じました。
 今回の行動をとるにあたっても、大きな苦悩と恐怖がありました。
私たちが訴え出ることで、お世話になった所属先や恩師、その他関係の皆様方、家族にも多大な影響が出るのではないか、今後、自分たちは柔道選手としての道を奪われてしまうのではないか、私たちが愛し人生を賭けてきた柔道そのものが大きなダメージを受け、壊れてしまうのではないかと、何度も深く悩み続けてきました。
 決死の思いで、未来の代表選手・強化選手や、未来の女子柔道のために立ち上がった後、その苦しみは更に深まりました。
私たちの声は全柔連の内部では聞き入れられることなく封殺されました。
その後、JOCに駆け込む形で告発するに至りましたが、学校内での体罰問題が社会問題となる中、依然、私たちの声は十分には拾い上げられることはありませんでした。
一連の報道で、ようやく皆様にご理解を頂き事態が動くに至ったのです。

 このような経過を経て、前監督は責任を取って辞任されました。
 前監督による暴力行為やハラスメントは、決して許されるものではありません。
私たちは、柔道をはじめとする全てのスポーツにおいて、暴力やハラスメントが入り込むことに、断固として反対します。
 しかし、一連の前監督の行為を含め、なぜ指導を受ける私たち選手が傷付き、苦悩する状況が続いたのか、なぜ指導者側に選手の声が届かなかったのか、選手、監督・コーチ、役員間でのコミュニケーションや信頼関係が決定的に崩壊していた原因と責任が問われなければならないと考えています。
前強化委員会委員長をはじめとする強化体制やその他連盟の組織体制の問題点が明らかにされないまま、ひとり前監督の責任という形を以て、今回の問題解決が図られることは、決して私たちの真意ではありません。

 今後行われる調査では、私たち選手のみならず、コーチ陣の先生方の苦悩の声も丁寧に聞き取って頂きたいと思います。
暴力や体罰の防止は勿論のこと、世界の頂点を目指す競技者にとって、またスポーツを楽しみ、愛する者にとって、苦しみや悩みの声を安心して届けられる体制や仕組み作りに活かして頂けることを心から強く望んでいます。
 競技者が、安心して競技に打ち込める環境が整備されてこそ、真の意味でスポーツ精神が社会に理解され、2020年のオリンピックを開くに相応しいスポーツ文化が根付いた日本になるものと信じています。

2013年(平成25年)2月4日

公益財団法人全日本柔道連盟女子ナショナルチーム国際強化選手15名」

http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/0205.html

「失望と怒りで告発した…柔道女子選手の声明発表」

2013-02-04 18:21:38 | スポーツ
 日本のスポーツ界の暴力体質と女性蔑視は徹底している。

 その暴力は以前このブログでも書いたが、おそらくは旧日本軍隊の暴力体質に由来している。

 つまりスポーツとは関係がないということだ。

 こんなことでは到底オリンピック招致の資格などない。

 なお写真は柔道女子園田監督。

 人の容貌をあれこれ言うのはほめられたことではないと知っているが一言だけ。

 子供のような顔だ。つまり大人としての訓練を経た人の顔ではないということだ。

 日本ではスポーツバカということが言われるが、言っては悪いがその典型のような顔だと思う。


「失望と怒りで告発した…柔道女子選手の声明発表

読売新聞 2月4日(月)18時3分配信

 柔道の女子選手15人が、園田隆二・全日本女子前監督から暴力などを受けたとして日本オリンピック委員会(JOC)に告発した問題で、選手側の代理人を務める弁護士2人が4日、大阪市内で記者会見し、選手の声明を発表した。

 今回の行動については、「憧れであったナショナルチームの状況への失望と怒りが原因だった」と説明。一連の問題を全日本柔道連盟に訴えたが、「内部で封殺され、JOCに駆け込む形で告発したが、私たちの声は十分に拾い上げられなかった」などと不満を述べている。

 さらに、「前強化委員長をはじめとする強化体制やその他連盟の組織体制の問題点が明らかにされないまま、前監督の責任という形を持って、今回の問題解決が図られることは真意ではない」などとつづっている。

最終更新:2月4日(月)18時3分」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130204-00001088-yom-spo

桑田真澄さんの発言

2013-01-14 11:41:07 | スポーツ
 既にたくさん報道で紹介されてるが、桑田さんが体罰を批判している。

「桑田真澄さん「体罰で技術向上しない」

 プロ野球・元巨人の桑田真澄さんは、現役引退後に早稲田大大学院で、プロ野球選手らへのアンケートなどを通し、日本野球界を取り巻く環境について研究。


 論文では、<非効率的、非合理的な練習や体罰の多さなどを改善すべき>としている。

 担当教授との共著「野球を学問する」では、<小学生のときから、グラウンドに行って殴られない日はありませんでした>と体罰の経験を告白。各地で講演活動を行い、「体罰で技術が向上することはない。絶対に反対だ」と訴えている。

(2013年1月13日12時23分 読売新聞)」

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130113-OYT1T00361.htm?from=ylist

 またNHKのインタビューにもこたえている。→http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130111/k10014748731000.html

 私が学生の頃、ベースボールマガジンか、慶応大学の内部発行物かで、慶応野球部OBの座談会を読んだことがある。

 その中でだいたい以下のようなやり取りがあった。

 ・・・

 「昔は後輩を殴るなどということはなかった。あれは水原なんかが、軍隊から帰ってきて、下士官がやっていたやり方を持ち込んでからだ・・・。」

 水原とは元巨人軍監督です。


 記憶だけで書いているのであやふやなところもありますが、確かこのような会話がありました。

 これが事実だとすれば、体罰はあの評判の悪い旧日本陸軍内務班の制裁を受け継いだもの、ということになります。

 全くスポーツとは無関係です。

 スポーツは暴力体質の人間をまともにしたり、やる気をなくした人間に希望を与えたりするから素晴らしいのです。


 日本のスポーツ界自分たちの歴史を徹底的に検証して、一から出直すべきではないでしょうか。

大阪市立桜宮高校の体罰教師

2013-01-11 19:34:48 | スポーツ
 大阪市立桜宮高校→http://www.ocec.ne.jp/hs/sakuranomiya-hs/

 HPを見て驚いたが、体育関係の施設が体育大学並みに充実している。(写真は桜宮高校の屋内温水流水プール)


 専門の体育科があり、阪神にいた矢野選手などがOBに名を連ねている。

 彼らはプロとしてスポーツにかかわった人間として今回のことをどう見ているのだろうか。

 この学校では、おそらく体育関係の先生が肩で風を切り、先輩後輩の関係で祭り上げられて、し放題になっていたのだと思われる。

 市の教育委員会なんてものは、あたらず障らずの組織であり、なおかつ中身はみんな教員が順番で出向しているにすぎないから、到底本気の調査などできなかったに違いない。

 教育委員会の職員に占める教員の割合は25%以下とか、何か制限を設けたほうがいいかもしれない。

 それにしてもこの教師は20-30発も殴ったというが、自分自身が教員や親たちの前で同様に殴られ、罵られて指導方針を糾弾されたら、素直に反省する気持ちになるのだろうか。

 暴言だとわかっているが、一度やってみたい。

 

「バスケ顧問、「体罰必要」「たたくことでよい方向に向かう生徒も」市教委が聞き取り詳細公表
2013.1.11 19:05
 大阪市立桜宮高2年でバスケットボール部主将の男子生徒=当時(17)=が顧問の男性教諭(47)から体罰を受けた後に自殺した問題で、市教育委員会は11日、昨年12月に実施した顧問への聞き取り調査の詳細を公表した。顧問は「右手と左手で、交互に平手でやった」と具体的な体罰状況を説明していた。

 顧問は体罰抜きの指導をできなかったのか問われ「できたかもしれないが、たたくことでよい方向に向く生徒もいた」と説明。体罰は部を強くするために「必要だと思う」とも回答した。部内での体罰が常態化していたとみられる。

 自殺した生徒には「(体罰が)厳しすぎた」とも強調していた。

 生徒は昨年12月23日に自殺し、市教委は同28日午後に約1時間、顧問から聞き取り。自殺を公表した今月8日以降、市教委の説明は二転三転することが多く、この日の会見で「混乱させて申し訳ない」と謝罪した。」

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130111/crm13011119060024-n1.htm

良いと思う-侍ジャパンは全員国内組

2012-11-28 18:26:27 | スポーツ
「「侍ジャパン」代表候補、33人はすべて国内

デイリースポーツ 11月28日(水)16時34分配信

 来年3月のWBCに出場する日本代表「侍ジャパン」が28日、都内でスタッフ会議を開催し、来年2月の宮崎代表キャンプに参加する、代表候補選手33人を決定した。メンバーは12月4日に発表される予定だ。

【写真】伝説の右腕、沢村栄治と同じ背番号「14」を背負いキューバ戦で力投する沢村(巨人)

 約4時間の会議を終えた山本浩二監督は「真剣に選考をした。選手は代表に選ばれたいと思っている。その意気込みを発揮してほしい」とし、出場辞退を表明していたメジャー組6選手は候補に残さず、「完全に国内の選手にしています」と話した。」

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121128-00000033-dal-base

 国内組がある意味国外で認められるチャンス。

 それぐらいに考えたらどうだろう。

 アマも参加は考えないのか?

 当初はあったような気がするけど。

"重し?"が取れたマリナーズ

2012-08-19 13:57:32 | スポーツ
 イチローが移籍した後のマリナーズは24戦して15勝。

 +9である。

 途中5連敗などということもあったが連勝がそれを帳消しにしている。

 実際今日も接戦に競り勝ちツインズに勝利-3対2。

 偉大ではあるが力が衰え、しかし扱いに注意を要するイチローという重荷が取れて、皆のびのびとプレーしているのかもしれない。

 ヤンキースに行ったイチローはイチローで、大スターに囲まれ、さしたる期待もなく、気楽にプレーしている様子。

 マリナーズ時代は常に腰の引けたバッティングだったが、それもやや修正されてきた。

 何といっても、8番か9番。

 ヒットで出てくれればもうけもの、といった打順なので気が楽だろう。

 楽しくプレーして、ポストシーズンに出て、もしワールドチャンピオンにでもなったら、ちょうどいい引け際だ。

 MLBやめても生活に困るわけでもなし。

 今後はコミュニケーション能力を高めて、野球後の人生への備えを考えたほうがいいと思う。

イチローの移籍とマリナーズ6連勝

2012-08-01 14:09:21 | スポーツ
 イチロー退団後のマリナーズが好調。

 今日-7月31日/現地-も勝ってチームは6連勝。何だがのびのびプレーしている様子。

 ヤンキースに移ったイチローもなんだか今までより楽しそう。

 今回の移籍はお互いにとって成功のように見える。

 そこでここ数年のことを少し振り返ってみたい。


 イチローは人とのコミュニケーションが下手だ。インタビューを聞いている限りそう思う。

 ところがアメリカ社会はコミュニケーションが極めて重要な社会だ。

 イチローはヒットを打つ才能・守備能力・そして走塁によって野球の世界にいることができた。

 しかしチームの一員でいる限りは人間関係の中で生きることを避けるわけにはいかない。

 入団当初は新人で、プレーも好調。なおかつ球団の顔となるベテランが健在で、彼がチームの顔として様々なものを背負う必要はなかった。

 しかし彼が最長老となり、マリナーズの顔となった時、彼のコミュニケーション能力の低さや、長年にわたるチームメイトとの関係のあり方、そして何よりチームの顔としての自覚の欠如―と私には思えた―が致命的な欠点になったように思う。

 ケン・グリフィー・ジュニアが戻ってきた2年間、イチローは子供のようにはしゃいでいたが、野球好き少年の延長では済まないところに自分がいることへの自覚はあったのだろうか。

 私にはケン・グリフィーはイチローを持て余していたように感じた。


 今のマリナーズは若手の有望株で構成されているが、おそらくお互いの垣根があまりなく、コミュニケーションが取りやすい、トラブルが起きにくい環境になっている気がする。

 もっともイチローがコメントで述べているように、若手中心の構成は―それも白人が多いように思う、イチローの居場所をなくすものだったのは確かだ。

 しかし40歳が近いイチローを球団の将来構想からはずすのはやむを得ないことだ。

 プレーも生彩をかき、チームを引っ張る人格的な魅力も欠いているのが明らかになった時、彼に居場所はなくなった。


 イチローが移ったのはヤンキースで、彼が望むポストシーズン進出は間違いない。

 そしてヤンキースにはスーパースターが目白押しで、イチローにさほど焦点が合うこともない。

 彼に打点を期待する声も元々ないだろう。

 その意味ではイチローにとっても、マリナーズにとっても今回の移籍はハッピーなものだったように思う。

 しかし同時にそろそろ野球人生の幕引きをどうするのか、イチローは考えなければならないところに来ているようだ。

イチローを出すなら2番か9番で

2012-05-29 16:46:39 | スポーツ
得点圏打率1割7分1厘のイチローに指揮官不満「もっといい仕事を」

スポニチアネックス 5月18日(金)8時40分配信

 ◇ア・リーグ マリナーズ5―6インディアンス(2012年5月17日 クリーブランド)

 サヨナラ負けで4連敗のマリナーズ。好機で凡退し、6打数無安打に終わったイチローに指揮官も不満をあらわにした。

 前日16日のインディアンス戦と合わせて7度も得点圏走者を置いて安打が打てなかったイチローにウェッジ監督は「もっといい仕事をしなければいけない」と厳しい口調で言い放った。

 今季1番から3番に移した効果は今のところ薄く、イチローの得点圏打率は1割7分1厘。この日も3回に2死三塁で一ゴロ、5回2死二、三塁で中飛、延長11回1死二塁で遊ゴロ。特に11回はもう1点追加していれば、その裏のサヨナラ負けを防げたかもしれない、試合のポイントだっただけに、精彩を欠いた打撃はベンチをいら立たせた。」


 少し前の記事ですが、今も同じようなもの。

 メジャーの3番バッターが打点16、本塁打1はあり得ない。

 もしレギュラーで出すなら2番-バントがうまいので―か、9番-上位につなげる役割、だと思う。

 イチローをBSで見ていると、ヒットを打つ機械-しかも打てていない。

 チームへの貢献とか、仲間―非日本人の-とのコミュニケーションもなさそう。

 チームでの孤立が話題になるようになって久しいが、彼の性格や態度―10年もいて英語がしゃべれない?-にも相当問題があるように思う。

 日本のメディアももう少し客観的に評価してほしい。

なぜオリンピック招致は支持されないのか?

2012-05-28 19:33:20 | スポーツ
「2020年の夏季五輪招致を巡り、東京都の石原慎太郎知事は、IOC調査で国内の支持率が47%だったことに不満をぶちまけた。

 12年5月25日の定例会見で、日本人について、「ちまちました自分の我欲の充実で、非常にやせた民族になった」などと批判したのだ。

 立候補地についてのIOC調査では、東京に比べ、マドリード(スペイン)が78%、イスタンブール (トルコ)が73%とはるかに高かった。」(http://news.livedoor.com/article/detail/6601470/)

 このように石原都知事は憤懣やるかたないようですが、逆に言うと前回も今回も、これだけ人気のないオリンピック招致に、都知事はなぜそんなにこだわるのか?

 正直に言って分からない。多くの都民も面と向かって都知事に「おれは反対だ」「私は嫌よ」というほど力んでいないけれど、かといって税金使って「ぜひともオリンピックを」とも思っていないのだろう。

 ここでこれほど醒めてしまった理由を、私なりに考えてみました。

 1 石原都知事が嫌いだ。これは少なくないと思います。
  まぁ選挙で勝っているのだから支持はあるはずだが、あのキャラは絶対に許せない、とお考えの向きも少なくないはず。このような人たちは石原がやりたがる限り、絶対に支持しない。

 2 今さら何でオリンピックをやらなければならないのか分からない。これも多いだろう。
   実際招致委員会をはじめ関係者は、「なぜ、東京で、オリンピックが必要なのか」ちゃんと説明できるのだろうか。

 3 オリンピックを必要としているのは、そして実行できるのは、そしてそして「何らかの意義」をそこに見出せるのは新興国である。中国しかり、ロシア(ソチ冬季五輪)、ブラジルしかりである。実際私は今回のロンドン五輪も何の為だかさっぱり分からない。

 最後に。日本国内で何かやって、仲間内で素晴らしい、とたたえあうのはもうやめよう。国家、国民、国旗、国歌斉唱。

 いらない、いらない。

 今必要なことは、普通の人が、自分たちの社会を築きなおすことだと思います。

 (説明不足をお許しください)

BRZと86をみてきました

2012-04-07 19:21:22 | スポーツ
すばるのBRZとトヨタの86をディーラーで見てきました。

ここにはまだ試乗車はなかったのですが、現車が鎮座してました。

外観は86の方がアグレッシブ。

ただあのフロントの造形は、最近の他のトヨタ車にも共通するもののよう。

BRZの方が外観はおとなしい。

あれこれ試乗記をみると、運転特性もBRZの方が安定志向のよう。


とりあえずドアを開いて乗ってみた感想は・・・。

やっぱり乗りずらい。

低重心、低車高という通り。

フロントのシートに乗ると、ミッションとシートの位置関係がスポーツカー。

これはやる気になりそう。

ペダルもバッチリ。

高級車というわけではないから、あれこれ言いはじめたら、あれこれ出てきそうだけど、私等でも手が出そうなところでこの作り、この車は、そそられます。

マーケティングの勝利、かも。

確かに欲しいなぁ…。