酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

柳高野球部のバス事故

2009-07-12 06:29:41 | Weblog
 高校野球の開会式に向かっていた柳ヶ浦高校野球部のバスが横転し、1人死亡42人が重軽傷を負った。

《11日午前8時半ごろ、大分県日出町の大分自動車道の日出ジャンクション(JCT)付近で、全国高校野球選手権の大分県大会開会式に向かっていた私立柳ケ浦高校(大分県宇佐市)の野球部員の控え選手など47人が乗った大型バスが横転し、2年生の吉川将聖(しょうせい)さん(16)が死亡、5人が骨折などの重傷、37人が軽傷を負った。県警は、自動車運転過失致傷の現行犯として、運転していた野球部副部長で同校教諭の不破大樹容疑者(26)=宇佐市江須賀=を逮捕した》=西日本新聞web=。

 この教諭は採用されたばかりで、大型免許も取り立てだという。何とも気の毒な事故だ。柳ヶ浦に限らず、名門と言われる学校のクラブは、遠征用に自前のバスをもっているケースが多い。運転するのはほとんどが監督やコーチである。

 何百㌔も走って、ゲームをして就かれも癒せないまま帰る。こんなことが繰り返されている。「事故を起こしたらどうするんだ」と某監督に指摘したことがある。「ほかに運転してくれる人がいますか。保護者に頼めば、別な問題が生じるし…。強くするには俺が頑張るしかない」。これが答えだった。

 2年ほど前には、埼玉で少年サッカーのバスの自動ドアが開き、子どもが転落死している。新潟県では強豪野球部のバスがエンジンから火を噴く事故もあった。

 部活バスは機材もぼろい場合が多い。知り合いの保護者などから中古(大古)車を安く譲ってもらったりするケースが多いせいだ。運転者の問題は深刻だ。大型免許を持つ保護者が当番で運転する例もあると言う。

 慣れない道、慣れない車で先を急げば事故の危険性は高まる。監督やコーチの場合は、遠征の結果を引きずってしまう恐れもある。

 日本中では何百、何千?という部活バスが走っているに違いない。多くは危険と隣りあわせだ。長距離の遠征を禁止するわけにもいかない。無理な日程を組まない~などと指導したところで気休めだろう。でも、このまま放置していて良いかとなれば、良くないと言うしかない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 麻生クン、お疲れ様  | トップ | 21日に解散だって、アーソーかい »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事