酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

国母クン、残念

2010-02-19 06:07:05 | Weblog
 腰パン、「っせーなー」「反省してま~す」騒ぎで国民的注目?を集めた五輪スノボ代表の国母和弘は、8位に終わった。2回のトライアルは、いずれも最後のエアで着地に失敗、大きく減点されて40点にも届かなかった。

 優勝したショーン・ホワイトは別格だ。第一、高さが違う。背後の照明塔の支柱と背比べをするように伸びていくジャンプは、見事の一言。これに多彩な回転やひねりが加わるのだから、ちょっと太刀打ちできない。

 あとの4、5人は横一線、国母や青野にもチャンスはあったが、力んでしまったようだ。

 とりわけ、国母である。騒動でのメディアの国母叩きは異様とも思える盛り上がりを見せた。国母が通う東海大では、パブリック・ビューでの応援を自粛する始末。

 「税金を使い、日の丸を付けて出ているのに、あの格好と態度は何だ」ということらしい。こんな文句がメディアも含めて束になって襲い掛かるのは恐ろしい。これでは集団ヒステリーの一歩手前ではないか。

 競技の後、国母は騒動とバッシングについて「そんなの気にしていたら、やってられない。自分らしさは出せた。悔いはない」とさばさばした様子だったという。

 騒ぎがなければ…、というのは「ればたら」だが、一発勝負に全く影響がなかったとは言い切れない。メダルを取って見返したいという力みがどこかにあったような気がする。それもこれも、身から出た錆には違いないのだが…。

 
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