酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

冬季五輪閉幕

2010-03-02 06:01:12 | Weblog
 やっと! 冬季五輪が終わった。ついついライブで観戦する羽目になり、出勤が遅れる始末。楽しませてもらったことには感謝したい。

 最後に男子アイスホッケーでカナダが勝ったので、大会は大成功なのだろう。移民の国の移民の街、バンクーバーならではの盛り上がりとも見えた。自身の出自と「カナダ国民」としての自負が混ざり合って、興奮の度を高めたのではないか。

 競技では韓国と中国の躍進が目についた。国が戦略的に取り組めば、それなりの成果が出るということだ。でも、メダルの数に目の色を変えるなどというのは、国家主義の国か発展途上国のメンタリティーだ。

 いまや選手は最善の環境を求めて国境を軽々と越える。フィギュアペアの川口はその代表格だ。女子フィギュアで4位になった長洲にしても、日本のレベルがこれほど高くなければ日本から出ることを選んだかもしれない。

 コーチや技術スタッフはほとんど「多国籍軍」状態だ。キム・ヨナはカナダに練習拠点を置き、カナダ人コーチの指導を受けている。浅田は中京大に戻るまではアメリカでロシア人のタラソワに学んできた。「チーム・キム」などは多国籍企業と同じなのだ。

 ところが、まだ大国意識が抜けないロシアは、この結果が気に入らない。大統領と首相がそろって頭から湯気を吹き上げていりからおかしい。

 《ロシアのメドベージェフ大統領は1日、グリズロフ下院議長ら与党幹部と会談し、バンクーバー五輪でのロシア勢の不振について、「責任者は勇気ある決断をし、辞表を書かなければならない」と、担当省庁や競技団体幹部に辞任を求めた。さらに「できないというなら手助けする」と述べ、辞任を拒否する場合には「解任」の可能性も示唆した。国営テレビなどが報じた。
 
 今回の五輪でロシアはメダル獲得数が11位と「史上最低の結果」(グリズロフ議長)に終わり、プーチン首相も2月26日、次回2014年にロシアで開くソチ冬季五輪に向け「真剣な分析と対応策が必要だ」と危機感を表明していた》=毎日JP=。

 経済が好調なら、まだ許せるのだろうが、弱り目に祟り目である。

 それにしても当方の競技予測はおお外れ、あらためて冬の大会は難しいと実感させられた。ただ、当たり前だが強い選手は強い。ジャンプのアマン、スケボーのホワイト、女子滑降のボン、もちろんキム・ヨナも入る。

 クロスなど見世物的な競技が増えるのはテレビの金を考えれば仕方がないことなのだろうが、やはりハーフパイプやエアリアルはXゲームの方が似合う。そこなら「腰パンがどうの」などといちゃもんを付けられることもない。

 夏の大会にも言えることだが、スリム化を真剣に考えるべきときだ。
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