酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

韓国もなかなか大変らしい

2011-06-04 06:35:32 | Weblog
 わが国政界のバカ騒ぎにはほとほとあきれる。民主党の面々は、はっきり言って子どもだ。とりわけ鳩山。「ペテン師」「うそつき」と繰り返すぶざまさに気が付かないのだろうか。何億もの子ども手当てを知らなかった? 御仁だから鈍いのは間違いないのだろうがそれにしても…。国会審議の場で辞任の「じ」も吐かない菅の神経も人間のものとは思えない。民主党も魑魅魍魎の巣窟だったか。

 で、隣の韓国である。こっちもいろいろ大変らしい。でもなんとなく政治をやっている雰囲気は伝わる。対北交渉といい、口パク禁止といい、稚拙で直情的に見える。これが韓国のいいところかもしれない。

 《北朝鮮の国防委員会報道官は1日、5月9日に北京で秘密接触した韓国側が来年3月までに計3回の南北首脳会談開催を提案したと明らかにした。朝鮮中央通信が伝えた。韓国側は軍哨戒艦沈没と延坪島(ヨンピョンド)砲撃の両事件の謝罪を玉虫色にしてもいいと表明したが、北朝鮮側は首脳会談を拒否したという。

 北朝鮮が南北秘密接触の内容を暴露するのは異例。韓国統一省報道官は1日「われわれの真意を歪曲(わいきょく)した一方的な主張で、対応する必要はない」と否定したが、韓国で波紋が広がるのは必至。北朝鮮政策をめぐる韓国内の対立をあおり、李明博(イミョンバク)政権をゆさぶる狙いとみられる。

 国防委報道官によると、韓国側は秘密接触で5月下旬ごろ、首脳会談準備のための南北閣僚級会談を開き、南北首脳会談初回を6月下旬に板門店で、2回目はその2カ月後に平壌で、3回目は来年3月にソウルで予定されている第2回核安全保障サミット期間中に開くよう提案したという。

 昨年起きた軍哨戒艦沈没などで韓国は北朝鮮の謝罪を求めてきたが、秘密接触では「北側からは謝罪に見えず、南側では謝罪と受け取れる折衷案をつくろう」と提起した。北朝鮮側が「謝罪を前提とした」首脳会談を論議する必要はないと拒否すると、韓国側は「せめて遺憾の意を表明してほしい」と迫り、金が入った封筒まで差し出したと国防委報道官は指摘した》=中日新聞=。

 韓国の当局者が暴露に憤慨していたとの報道があるから、秘密接触や金銭入り封筒の提示は事実なのだろう。こうしたやり方は今回が初めてではないと思われる。前例がないのに、「賄賂外交」に踏み切ったとなれば、青瓦台が直接指示したという筋が浮かぶ。いったいいくら入っていたのだろう。交渉者への金ではなく金正日宛てと考えれば、それなりの金額になるはずだ。

 かと思えばこんなユニークな法律案が、マジで提案されている。整形大国である韓国では「見た目文化」が爛熟期を迎えているということか。

《韓国国会で、歌手がコンサートなどで録音を流して実際には歌わない「口パク」を禁止し、違反者には罰金を科す法案が提出され、話題になっている。

 法案を提出したのは野党、自由先進党の李明洙議員。李議員は、最近の芸能界が「歌唱力よりビジュアル重視の歌手を養成している」とし、実際には公演で歌わないケースが横行していると批判。歌手が口パクをした場合には1年以下の懲役または1千万ウォン(約75万円)以下の罰金を科すとする公演法の改正案を、5月13日に提出した。

 韓国では、少女時代やKARAなど日本でも人気のガールズグループを中心に、激しいダンスを披露する歌手ユニットが次々とデビュー。一方で、口パクが頻繁に行われているとの指摘が数多く出されていた》=共同=。

 かつての日本も口パク天国だった。NHKの紅白歌合戦だけは口パクを許さず、紅白出場が決まってから歌の特訓をしたなどという笑い話もある。

 口パクの横行は韓国芸能界の進化を物語る現象だろう。こんな法案が通るとは思えないが、どんな議論をするのかについては興味がある。メディアのフォローを期待したい。

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