おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

キヅルシに諸行無常をみる その1・変わる

2013年02月08日 00時00分00秒 | 農業

写真1 畦の変形キヅルシ。生立木に替り長い木棒、それに稲わらを吊るし重ねる


写真2 市民農園の変形キヅルシ


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1.諸行無常、栄枯盛衰世の習い
 なにごとも、なにものも変わる
 世につれ、人につれ、環境や条件により変わる
 不必要になると消える、無くなる
 そのプロセスについて、稲わらを生立木に吊るし重ねて保存するキヅルシにみる(弊ブログ2013年02月04日

2.変わるキヅルシ
 本日は変わる例、いわば変形キヅルシ
 作業場に近い屋敷内に吊るすのが好都合
 冬の農閑期、昼間や夜間の縄綯い、莚あみなどに稲わらを使うために
 さらに生立木に吊るすとカネ要らず、手間要らず

 現在、冬の農閑期仕事は無くなり、稲わらを田や畑に使うだけ
 屋敷から離れた田や畑に設える例がある
 畦に生立木はないので、長い木棒に稲わらを吊るし重ねる(写真1)
 
 家庭菜園を楽しむ非農家もキヅルシに倣う
 木棒や塩化ビニール管を菜園に立て、必要な稲わらを吊るし重ねる(写真2)

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:写真1;2008年12月27日、写真2;2006年11月12日
 撮影地:写真1;埼玉県久喜市(旧栗橋町)、写真2;久喜市(旧久喜市)
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