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写真1~写真3の順に濡れた翼を震わし乾かす。誇らしげに見える
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カワウは高度経済成長期に生息数を減らし、現在増加
河川・湖沼・池など内水面の水質向上で餌の魚が増えたため
営巣地・集団繁殖地は琵琶湖・竹生島、知多半島、東京・不忍池、下北半島など限られる
愛知県知多郡美浜町の「鵜の山」・「鵜の池」周囲約12ha
1934年(昭和09)、営巣地・集団繁殖地として国指定の天然記念物地域となる
リンを含む糞が田畑の肥料に重用され、保護されてきた
本種は、夜明けに採餌に飛び立つ
1分以上潜って魚を獲る
この採餌が嫌われる
すなわち、アユ、ニジマス、アマゴなどを餌とする
内水面漁業には被害甚大
営巣時には木枝を折り枯死させる
糞による水質・土壌の汚染、悪臭、景観悪化など問題は多い
それゆえ、2007年(平成19)06月01日から狩猟対象となる
埼玉県比企郡小川町下里は槻川左岸、山あいの里
有機農業の里でもある
当地の高齢者は次のように教える
小さい頃、槻川へ行き魚を獲り、食べていた
高度経済成長期になると、槻川の水質は悪化
魚は減り、食材にできなくなった
しかし、行政と住民の努力で水質は良くなる
再び魚を食べられると思った
あにはかんや、カワウ現れるとは
それまでいなかった鳥、カワウ飛来
住民より先に魚を獲る
槻川に魚はいなくなった
ここは埼玉県久喜市・沼井公園調整池
カワウが浮き玉に乗り、濡れた羽を乾かす
これはカワウの習性
なんとなく誇らしげ
学名:Phalacrocorax carbo ウ科
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2011年4月16日 撮影地:埼玉県久喜市・沼井公園