おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

ミツバチの巣分かれ・分封 手造り巣箱へ誘う  しかし・・・

2011年06月06日 03時59分30秒 | 昆虫
写真1 写真2

写真1 蜂球。旧女王蜂が止まり落ち着くと、周りをハタラキバチとオスバチがとり囲み、球のようになる。
写真2 住宅入口近くの旧巣から飛び立つ蜂、蜂、蜂

写真3 写真4

写真3 屋敷林の空を埋め尽くが如く飛び回り、一時の落着き先を探す蜂、蜂、蜂、蜂
写真4 手作りの巣箱。捕獲用網、蜂刺され防止用の黄色タオルも見える。


写真5 蜂球の蜂を一網打尽といかず、とにかく捕まえ、巣箱に入れる。蜂と捕獲網の柄ならびに網の一部が見える。

人気ブログランキングへ ←ブログランキングに登録しています。よろしければ、左のバナーをクリックしてください。お願いします。

 ミツバチの世界は春から初夏、巣分かれの時季。
 新女王蜂が誕生すると、旧女王蜂は巣を譲り出て行く。
 多くのハタラキバチやオスバチを連れて。
 これを分封・分蜂・巣分かれと呼ぶ。

 当座の食糧は胃に溜め込んだ蜜。
 ハタラキバチが最初に飛び立ち、その後オスバチと女王蜂が続く。
 空を埋め尽くすかと思うほどの蜂、蜂、蜂。
 まず、女王蜂が木の幹や枝などに止まり落ち着く。
 その周りをハタラキバチとオスバチがとり巻き、球のようになる。
 これを蜂球・分封球と呼ぶ。

 そこから、新しい巣を見つけに数匹のハタラキバチが飛び立つ。
 見つかるといっせいに移動する。
 ハタラキバチの蜜は蜜蝋(みつろう)にも変化して新しい巣造りに使われる。

 この分封・巣分かれが、2011年05月08日、なま暖かい日に見られた。
 所は栃木県宇都宮市。
 住宅入口の旧巣(写真2)から飛び立つ。
 屋敷林の空を埋め尽くが如く飛び回り(写真3)、木の幹に蜂球を造る(写真1)。
 この蜂球を、手塚修氏が網ですくい捕り、お手製の巣箱に移す(写真4・写真5)。
 しかし、蜂たちは落ち着かず、飛び去った。
 残念!!

 撮影者:手塚修;ミユキ産業株式会社代表取締役社長
 同社は、宇都宮市域を中心に、一般廃棄物・産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の収集運搬、ビル清掃業などを業務とする。
 執筆者:有馬洋太郎 撮影年月日:2011年05月08日 撮影地:栃木県宇都宮市
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする