ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

あの子はいま・・・1

2012-07-12 | 4~5歳


 今回の九州旅で、1頭の犬に会った。朝、宿の散策路を歩いている時だ。案内板もないので現在地がよく分からず、この写真の門の向こうは個人宅だと思った。私達を見つけると彼はちょこちょこと近づいて、じいっとこちらを見つめた。正面から離れた距離で相対した私は、うかつにも「あーこんな広い家で自由に庭を動き回っているのね。いいねぇ」なんて話しかけたものだ。

 その散歩の続きで本館まで行き、朝食に案内されるのを待った。ロビーからふと外を見ると、さっきの犬が佇んでいる。びっくりして出てみると、彼はおずおずと後退した。よく見ればガリガリに痩せている。足も引きずっている。なにより、その臆病な瞳。君は捨てられたのか。おいでと言うと、やっぱりおずおずと近づいてくる。

 その時、宿のおじさんスタッフが出てきた。「あのう、迷子犬がいるので注意してあげないと・・・」「あー猟犬ですね。使えなくなると、捨てる人がよくいるんですよ」と、おじさんは踵を返した犬を追うように歩き出した。ちょっと!違う違う、この犬がじゃなくて、人間がこの犬に悪さをするかもしれないからどうしようかと言ったんだってば!!・・・おじさんは宿の人間であるから、当然彼を追い払おうとするだろう。ワタワタしながらおじさんを引き留めるうち、彼は姿を消した。後を追って探してみても、もう見つかることはなかった。

 この雨の中、どうしたのだったか。1週間やそこらであんなには痩せない。まだ続く雨の季節を、どう過ごすのだろう。去勢して、いいように使って、役に立たなくなってポイと捨て去る。許せん、どうしても許せん。同じ目に遭いやがれっ!!

 翻って、自分はあの時どうすればよかっただろう。保健所はだめだ。まずは処分になるだろう。犬を保護してくれる団体やNPO?そうだな、まずは彼を温めて、スープを飲ませて、休ませて、一時預かり先を探せばよかった。してあげたいことは、山ほどあった。

 帰宅してアリエスに会って、大事に大事にぎゅうとして、それからやっぱりあの子のことを思う。もはや祈るしかなく、それしかできない自分の罪をまた認識した。


自家製クールネック

2012-07-11 | 4~5歳
 いよいよ暑くなってまいりましたな。アリエスも散歩のあと、結構長い間ハカハカと早い息をしている。最近は犬用のクールネックもいろいろ販売されていて、冷たい新素材のも出ているようだ。

 だけどなんだかこう、もっとガチッと冷たいほうがよくない?と思っちゃう。アリエスはダブルコートだし、毛皮の上から「ヒンヤリ」程度では埒が明かないように見えてしまう。「つめたーーい」くらいで、皮膚に届くころようやく「ヒンヤリ」のような気が。

 まったくの思い込みから、ガーゼのタオルで自作することに。保冷剤のネックレス状態に、首回り6個入ります。水分がにじみ出てきても毛が濡れず、なかなかグーです。ゴムを縫い付けて、ちょっとシェフ風に縛ります。かーわーいーーーー!!ヤツもお気に入りのようで、嫌がらずに首に巻いております。



シェーーーーフ!・・・いや、おっさんか


アップ。赤ちゃん図柄だぁ