ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

自宅療養の便利グッズ

2019-05-21 | 11~12歳


私たちが実際に使って、よかったなーと思うものを書いてみます。ほかのサイトにはきっと、もっと妙案もあるのだとは思いますが。




手前のノズル付きのは、意識障害のある間、微妙に量を調整しながら口を湿らせるのによかったです。飲水できるようになってからは、傷の洗浄に使いました。

後ろはドレッシングボトル。汚れた毛皮をシャンプーする時など。水のいらないシャンプーを使ったのだけれど、どうしてもお湯ですすいでやりたくて。いい感じにドボドボ出るので、ちょうど使えました。




ドライシャンプーと、毛先に丸ピンのついたブラシ。普段使っていた動物毛のブラシは療養中には刺激が強い気がして、これでそっと梳いていました。




傷は「完全にドライではないがグチャグチャでもない」という程度の湿潤環境を維持しますが、こうしたドレッシング製材が通販で買えます。一部は医療機関で実際に使用されているものまで売っていました。しかし乾かし気味にするのか、上皮の増殖を促すのかなど微妙に用途が分かれているので、獣医師に確認するといいと思います。




除圧クッションもいろいろ使ってみました。・・・が、アリエスはどれも気に入らず。とうとう自分で作りましたけど、それも好きになってはもらませんでした。




こちらのいちばん上にある白い抱き枕、これにはあごを乗せて気持ちよさそうにしていました。アリエスが使った後、父ちゃんと取り合いになりましたよ・・・




ブルーのも除圧用。アリエスの細い足にも、体の下に敷くにも厚すぎた。右の花柄は繰り返し使える、小豆入りのホットアイマスクです。これをチンして足首にカバーで巻き、いわゆる「三首」を温める一貫として使っていました。ほんわかしてよかった(と思う)。




キャンプ用のダウン毛布。軽くて温かくて、これは最高。(持ち込みの許されている病状なら)入院中のヒトにもとてもいいです(病院の毛布って、弱っている人には重すぎるといつも思う)。多少手足が動かせれば、暑いと感じたらある程度は自分でどかすこともできます。アリエスには無用でしたが、ボタンと紐がついていて、肩掛けや腰巻にしてヒトの座位でも便利に使えます。写真にはないのですが、災害用のアルミ毛布もすごく役に立ちました。あれも重さがなく保温力抜群です。アリエスには夜にかけていて、身動きするとガサガサと大きな音がするので、隣で寝ても即覚醒できました。夜間の寝返りとおしっこの確認はアリエスのリズムを観察した結果60-90分ごとにおこなっていましたが、それ以外にはこのガサガサ音も、アリエスの発言だと思って対処しました。身動きした理由は何か?とそのつどチェックして考えることで、小さな変化を見逃しにくく次に役立てることができました。


ほかに、移乗シートというのがあります。医療機関でも使われていますが、これを体の下に敷きこんでそのまま引っ張ると、摩擦を解消してくれてスルスルと移動できます。体重の重い大型犬では使う場面も多いかもしれません。

定番のハニカムマットは、持ち手の付いているやつを2枚重ねて使いました。それと、病初期の動揺性歩行の時に通販でペット用滑らないカーペットを取り寄せて敷き詰めましたが効果は限定的で、足が真っ直ぐ着地しない場合にはよく滑りました。関節が危なくて、回復の兆しが出て立ち上がる練習をする頃にはヨガマットを5枚敷き詰めました。厚みが選べてまったく滑らず、水などをこぼしても洗って乾かせば大丈夫でした。

書いたのを見ると、字数から掛け布団に思い入れが強かったことが分かります。一度低体温に陥りそうになったので、特に注意を払ったからでしょうか。いろいろ考えて看病したつもりだけど、ほんの少しでもアリエスの苦痛がマシになったのならと、今でも祈るような気持ちです。この気持ちが、今頑張っているイヌとヒトに届いてほしいです。