ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

地道ボーイズ

2009-01-10 | 1~2歳
 他のワンコ達の前でもくつろげます

 アリ男のパジャマを下敷きに

 いつもアリエスと歩き回るショッピングモールは、室内でも犬の入れるエリアが確保されている。そこではたくさんの老若男女と行きあうことができ、はしゃいで騒ぐ子供や車椅子の人なども多いので私達にとって何よりの経験の場だ。ショッピングに愛犬を連れてくる人も少なくない。このところアリエスの他犬への反応が急に改善し始めた。たくさんの犬に会いながら、この対面の仕方は良い、これはダメ、と地道に教え続けられてきた。恐れる必要はないし、吠えてみても避けてはもらえないのだと。彼なりにその情報の蓄積を整理してきたのだろう。高い声でワホワホ言っているうちにビビリがたかぶりワンと言ってしまう、というのはまだあるが、工夫も見て取れる。できるだけ対象を見ないように顔を反対に向けたりしているのだ。彼が自分で編み出した退避法ということで、吠えてはいけないと理解しているのだなと分かる。
 3頭のラブラドールと2頭のマルチーズという大所帯に出会った。しかも彼らは全員で吠えまくる。アリエスは情けない顔になりながらも、「ワホ」と一言で我慢して眼前を通過。やった!!よく頑張った!あーこれはものすごく嬉しかったなー。・・・もう1回やらせてもらおうと欲張ったら、アリエスはしっかりリベンジ吠えをしましたが。それでも2-3回だけで引っ張らないのがすごい変化だ。

 犬舎のサイトで見ていた頃は、出先でよく人に囲まれると書いてあったのが「ふーん」という感じだった。実際に人の多い場所を歩いていると、囲まれるなんてものではない。あっという間に人垣ができる。そんな中でっとしているというのもアリエスにとって良い経験だ。はじめの頃はヒンヒンと鼻で鳴いていたが、最近はなでてくれる人の懐に頭を突っ込んでいくようになった。

 庭でも言葉での理解が進んでいる。外の犬や不審に見える人影に向かって走り出すアリエスに、「ストォーーーップッ」と短く言えばキュキュッと止まる。偶然か??という疑問は最近になってやっと確信できるようになったのだった。

 いろいろな条件によって違うのだろうから、ふたりでずっとたゆまずやっていこう。何より、そんな今を充分に楽しみたい気持ちでいっぱいだ。アリエスが私の言葉を汲み取るように感じるのが嬉しい反面、自分ももっと彼の心の言葉を聴けるようになりたいと思う。私達が互いに通じあい、その先に彼が伸びやかに過ごす自由があるようにと願う。