はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

もんじゅカードのツケは市民に・・・

2010-04-26 | 駅周辺・駅舎・新幹線問題

2010年4月26日(月曜日)
とうとう・・・
新幹線が県民の悲願って、言わないでほしい県民もいます。
悲願した覚えもないのに・・・

国や県のお偉い方々は安堵したかもしれないけれど、
市民は、安堵どころか不安が大きくなっただけ・・・

報奨金でもあり、危険手当でもある
地域振興策はまさにアメとムチ。
物言えぬ市民にしてしまったのだから・・・


もんじゅ 地元の要望、国が受け入れることで合意 再開へ
4月26日11時15分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100426-00000003-maip-soci

1995年12月のナトリウム漏れ事故で停止している
日本原子力研究開発機構(原子力機構)の
高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、
同県の西川一誠知事は26日、川端達夫文部科学相、
直嶋正行経済産業相と東京都内で協議し、
県が求める地域振興策を国が受け入れることで合意した。
これを受け、西川知事は運転再開を認める意向を会見で示し、
電力を生み出す国内唯一の高速増殖炉が
5月に本格稼働する条件が整った。

運転再開には、原子力機構との安全協定で
地元了解が必要と定められている。
県は了解の条件として、
国に安全対策や地域振興策などを求めていた。

協議で西川知事は、県が進める
エネルギー研究開発拠点化計画への支援や、
原発立地自治体に交付される電源3法交付金の拡充を要望。
昨年の政権交代で、北陸新幹線を含む
整備新幹線3区間の着工が「白紙」とされたが、
福井延伸について川端文科相は
「政府全体としてしっかり取り組んでいきたい」
と支援を明言した。
これを受け、西川知事はもんじゅ運転再開について
「遅滞なく前向きに判断したい」と話した。

再開に向け、残るは地元・敦賀市の了承だが、
河瀬一治市長は既に再開受け入れの意向を示している。
西川知事は河瀬市長と意見交換し、
28日にも福井入りする川端文科相に
運転再開の了承を正式に伝える。
経産省原子力安全・保安院の立ち入り検査を経て、
5月の大型連休明けにも運転が再開される見込み。

高速増殖炉はウランとプルトニウムが燃料で、
使った以上のプルトニウムが生産できるため
「夢の原子炉」と呼ばれているが、安全性への批判もある。
もんじゅは国の核燃料サイクル政策の中核を担う施設で、
94年に初臨界。しかし95年12月、
2次冷却系配管内の温度計が設計ミスで折れ、
ナトリウム漏れに伴う火災が発生、運転が停止している。
【酒造唯、安藤大介】

<もんじゅ>“関門”を乗り越えて安堵 地域振興策合意
4月26日11時55分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100426-00000053-mai-soci

ナトリウム漏れ事故から14年余り。
高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の運転再開をめぐり、
国と県が地域振興策で最終合意するまでの歳月は、
両者による駆け引きの歴史でもあった。
もんじゅを所管し早期再開を目指す文部科学省と、
運転再開を切り札に見返りを引き出したい県。
26日の合意を受け、国と県の担当者らは、
“関門”を乗り越えて安堵(あんど)の表情を浮かべた。
【酒造唯、安藤大介】

地域振興策の中で県が強く求めているのは、北陸新幹線の延伸。
福井から東京までの所要時間約3時間半を約50分短縮できる。
交流人口の増などで年間175億円の経済効果も期待され、
新幹線は県の悲願になっている。

事故によるもんじゅの改造工事には、
日本原子力研究開発機構(旧動力炉・核燃料開発事業団)との
安全協定に基づく地元の事前了解が前提だった。
04年5月、国は工事に入るため、西川一誠知事と文科、
経済産業両相による3者協議の場を設けた。
しかし、県が求めた北陸新幹線の県内延伸に色よい返事がなく、
西川知事は工事着手の是非を
「直ちに判断する状況にない」として態度を保留。
国を慌てさせた。

同年12月、政府・与党(自民)の整備新幹線検討委員会は
北陸新幹線金沢駅までの延伸と福井駅の05年度着工を決定した。
駅が線路より先に造られるのは整備新幹線史上例がなく、
「もんじゅカード」と揶揄(やゆ)された。
西川知事は05年2月、敦賀市とともに
もんじゅ改造工事を受け入れ、駅は09年2月に完成。
国にとって、3者協議の失敗は苦い経験となった。

運転再開を前に、旧自民党政権は金沢-福井の工事認可と、
新幹線敦賀駅の新規着工を約束していた。
しかし昨年の政権交代で状況が一変。
10年度予算案で、整備新幹線未着工3区間が白紙となった。
県議会はこれに猛反発し、今年の2月議会で
敦賀までの早期認可を求める
「『もんじゅ』の運転再開に関する意見書」を全会一致で可決した。
西川知事も、新幹線延伸が運転再開を認める前提条件と公言した。

今回の3者協議について、文科省幹部は
「過去の二の舞いは避けたかった。
知事にすべて(地域振興策を)納得してもらう
前提で話を進めた」と明かした。

民主党政権は整備新幹線未着工区間について
今夏までに明らかにするとしている。
3者協議を終えた西川知事は、
「(国には)今の段階で言えることを言ってもらった」と
満足そうな表情を浮かべた。

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5 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-04-26 19:30:30
新幹線の福井延伸もさることながら、
エネルギー研究開発拠点化計画への支援
は具体的にはどういう内容なのでしょうかねぇ?気になる・・・
電源3法交付金の拡充
→是非とも必要!

北陸新幹線福井延伸
については、福井駅まででしょうかねぇ?敦賀までになるのでしょうか?

情報が入ったら、このブログでご報告下さいm(_"_)m
返信する
Unknown (Unknown)
2010-04-26 20:34:21
なにはともあれ、もんじゅの研究・運転が全身するのは、日本にとって、敦賀にとって、世界にとって、地球にとって、とってもよいことです。
返信する
Unknown (Unknown)
2010-04-26 22:07:53
もんじゅ「仕分け」で知事 「事の本質わきまえて」 福井
2009.11.19 03:25
 福井県の西川一誠知事は18日の定例会見で、前日東京で行われた行政刷新会議の「仕分け」で高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)の運営費が議論されたことについて、「もんじゅの何を仕分けしたのかが理解できない。議論は大切だが事の本質をわきまえる必要がある」などと疑問を呈した。

 西川知事はもんじゅについて「短時間に論ずるべきではない」との認識を示し、「何十年も渡る事業で、地元も苦労し、大都市は電力会社の努力で供給を中断なく受けている。それを認識して議論して欲しい」とした。

 また仕分けについて「ものを分けるというのはランク付けだが、ランク付けにふさわしい対象を選ばなければならない。議論の時間、仕分けする人が判断するのにふさわしい対象を選ばなければ、(仕分けの)意図が実現せず、副作用が生じる」などと語った。

 もんじゅの運転再開に関しては異論がなかったことについては「当然と思う」とした。
返信する
なにはともあれ (アジジャン)
2010-04-26 22:55:47
とにかく
みんな 責任取ろうよ 半年後でも 10年、20年後でも。 どちらにしても
返信する
Unknown (Unknown)
2010-04-28 05:38:51
実験炉、原型炉では、小さなトラブルは多少あっても当然。その蓄積を実証炉の設計に活かし、実用炉を2050年には間に合わせなければ。。。
返信する

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