はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

ヒラリー・スワンク「フリーダム・ライターズ」

2009-02-01 | 映画・音楽・演劇・絵画など芸術関連

2009年2月1日(日曜日)
前から観たいと思っていた映画がある。
「フリーダム・ライターズ」
ヒラリー・スワンク
が製作総指揮・主演している。

ヒラリー・スワンクはイーストウッドの
「ミリオンダラー・ベイビー」でマギーという
遅咲きの女性ボクサーを演じ、
アカデミー主演女優賞を受賞。

けっして美女ではないが、圧倒的な存在感と
演技力では、素晴らしい女優の一人だと思う。

やっと念願の映画をレンタルDVDで鑑賞・・・

ロスの公立高校の国語の新米教師になった
エリン・グルーウェル(ヒラリー)がヒロイン・・・
だけど、ほんとうの主人公は
いまもなお人種差別にあえぐアメリカの子どもたち。

この映画は、アメリカでベストセラーになった
実話をもとに描かれている。

M・Gとよばれた新人教師が
受け持つクラスの生徒たちに、日記をかくための
ノートを手渡すのだが、その費用を捻出するために
アルバイトにも精を出す。

最初は、彼女が教師になることを応援していた
夫・・・
彼女が家で話すことは、学校での出来事ばかり。
しかもアルバイトのせいでいつも帰りは遅い。

学校の仕事を適当にしてでも、僕と一緒の時間を
作ってほしいとせがむ夫・・・
おい! あんた!
教師の仕事は彼女に向いていると言って
応援してたじゃないか!
と、ついつい夫に殴りかかりたくなるわたし・・・

あんたにお金ださせてるわけじゃないし・・・
はっきりいって、あんたに甲斐性がないからでしょ!
とまで、いっちゃならない言葉がこぼれそうになる。

簡単な絵本さえまともに読めない子どもたちに
書籍を買う予算はつけられない・・・
ほうっておけば、いまに学校をやめてくれる・・・
という、差別丸出しのベテラン教師たち。

そんな逆境のなかで、M・Gは差別と闘い、
生徒たちに自立する心と、生きる意味を
問い続けるのだ・・・

おちこぼれといわれ、反目しあう人種のるつぼの
教室のなかで、何が起こったのか・・・

ぜひ、観てほしい映画です。

実話では、M・Gとこの教室の生徒たちが
NPO団体「フリーダム・ライターズ基金」を
設立したそうです。

あ~、ひさしぶりに映画を観て泣きました・・・
今日は、わたしのつぶらな瞳もまぶたがはれて
細いお目目が糸のよう・・・

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