2011年1月3日(月曜日)
今日から連載がスタートした朝日新聞・福井県版の特集は
もしも福井県が独立国となったら・・・という想定から
世界的にも顕著な福井の課題や可能性を探るという企画だ。
ふくい独立考~検証「ほやほや国」の第1回目は
「待たれる女性の進出」という表題のもと、政策決定の場に
女性が極端に少ない福井県についての考察である。
共働き率も女性の有業率もともに、日本一の福井県なのに
管理職に占める女性の割合は、ワースト1なのだ。
県議会に女性ゼロも福井県だけというこれまたワースト1というのが現状。
福井県の市町の女性議員の数は現在、27人。
そのうち嶺南に9人、人口比でいけば嶺北は嶺南の5倍だから
女性議員も45人いて当然だが、実情は2倍の18人なのだ。
県庁所在地で人口も一番多い福井市でさえ4人・・・
見方をかえれば、福井県で女性の進出を阻む要因の多くは
福井市を中心とした嶺北にある・・・とも言えるのではないだろうか。
教育に熱心で、子どもたちの学力も体力も日本一を誇る福井県である。
その土台を支えるため、ひたすら家のため家族のために働き続けてきたのは
女性なのに、女性が評価されない福井県・・・
それに甘んじてきた女性たちにも問題がある。
福井県の男女共同参画を推進してきた母体である女性ネットワーク自体が
いまだに婦人会の域を出ていないこともそのひとつだ。
地区の婦人会の会長にはなれても、地区の役員にはなれない現実を
変えられないでいるのだから・・・
保守王国福井県には、男女平等や夫婦別姓に強硬に異を唱える
国会議員ばかりだし・・・
しかもそれが山谷えりこや稲田朋美、高市早苗(夫が山本拓)といった
ジェンダーバッシングの急先鋒の女性議員なのだ。
「待たれる女性の社会進出」だけど、
はたして福井県にそんな日はやってくるのだろうか・・・
さて今回の特集記事には、
去年12月に取材を受けたわたしのコメントも載っていた。
WEBにはまだ掲載されていないので、ブログにアップできないのが
残念・・・
ただ、福井県が独立国になるよりはやく、
敦賀市が福井県から独立しちゃうほうの確率が高いんじゃない?
というのが、正直な気持ちでもある。